すぐに実践できる!好感度を高める話法とは
更新日:2023.06.02スタッフブログビジネスシーンでは、多くの人が少なからずコミュニケーションの悩みを抱えているといいます。仕事相手とうまくコミュニケーションがとれないと、良好な人間関係を築けなかったり、情報の共有にズレが生じたりしてしまう可能性もあります。このような問題を解決するために、好感度を高める話法を知っておくと役立つでしょう。そこで今回は、コミュニケーションにまつわる数々の悩みを参考にしながら、会話の好感度を上げるテクニックや自分の印象をよくするコツをご紹介します。
目次
コミュニケーションにまつわる数々の悩み
ビジネスシーンにおいてコミュニケーションの問題は、多くの社会人が抱えている悩みの種です。アンケート調査の結果、コミュニケーションが苦手と感じる理由の数々が明らかになりました。
アンケートが示す実情
2014年、コミュニケーションに関するアンケートが、男女500名を対象として国内の情報サイトにより実施されました。「自分にはコミュニケーション能力があると思いますか?」という問いに対し、「いいえ」を選んだ回答者は72.5%に達しました。
コミュニケーションに関する悩みは、ビジネスシーンに限ったことではありません。しかし、ビジネスシーンでは上司や同僚、取引先などとコミュニケーションをとる機会が多く、仕事で成果をあげるために必要なスキルといえます。コミュニケーションスキルが高ければ、仕事でも様々な面で有利になることから、悩んでいる人が多いようです。
コミュニケーションが苦手な理由
上記のアンケートによれば、コミュニケーションを苦手に感じる理由は多種多様です。いくつか回答例を挙げると、「自分の気持ちを伝えるのが下手」「挨拶が苦手」「親しい相手にも緊張して声をかけられない」や「目が合わせられない」などの理由があります。
これらの回答から、コミュニケーションに苦手意識を感じている方の多くは、仕事やプライベートで会話する時に緊張してしまう傾向にあると考えられます。緊張して自分の気持ちを上手に伝えられないため、自分にはコミュニケーション能力がないと感じているのかもしれません。
仕事で見られるトラブル
コミュニケーションスキルは、ビジネスの場では業務をスムーズに進めたり信頼関係を深めたりするために不可欠です。会話をスムーズに進められないことで、トラブルになるケースも見られます。アンケート結果を見ても、「同僚と衝突する」「上司とうまくコミュニケーションをとれない」「取引先を困らせることがある」「行き違いが多い」などの事態が生じています。
コミュニケーションが円滑に進められないと、良好な人間関係を築くのは難しくなる可能性があります。良好な関係性を構築するためにも、好印象を与えられるコミュニケーションスキルスキルが必要といえるでしょう。コミュニケーションの悩みがある場合、会話の好感度を上げるテクニックや自分の印象をよくするコツを理解しておく価値はあると考えられます。
会話の好感度を上げるテクニック
会話の好感度を上げる代表的なテクニックは、「マイナスプラス話法」と「サンドイッチ話法」です。また、「ラベリング法」なども効果的な会話スキルとして知られています。以下に、それぞれのテクニックの使い方をご紹介します。
マイナスプラス話法
マイナスプラス話法は、会話をマイナス要素からプラス要素へと進めていくテクニックです。仕事上の話題は、必ずしも話しやすい用件だけに限られません。作業ミスに伴うトラブルや、クレームについて報告しなければならない場合もあるでしょう。マイナスプラス話法は、このようなシーンで使用すると効果的です。
会話では、最後に耳に入ってきた情報が印象に残りやすいといわれています。マイナスプラス話法とは、この特性を活かし、会話の後半にプラス要素を伝えることで明るい印象を強めるテクニックのことです。先にマイナス要素の報告を済ませておけば暗い印象は薄まるため、最終的にコミュニケーションの好感度は上がると期待できます。
サンドイッチ話法
サンドイッチ話法は、会話のマイナス要素を前向きな言葉で挟むテクニックです。話題がマイナス要素に限られる場合、そのまま伝えると悪い印象だけが残ると考えられます。サンドイッチ話法は、会話の前後に前向きなクッション言葉を置いてマイナス要素を挟むことで、そのダメージを和らげる効果が期待できます。
よく使われるクッション言葉として、「今回は本当に頑張った」や「次は期待している」などが挙げられます。たとえば、部下の考えた企画が通らなかったことを報告する時などは、これらの言葉で挟むとダメージ軽減に効果的です。会話にプラス要素の話題が含まれない場合も、この話法を用いると好感度を上げやすくなります。
そのほかの好感度アップに効果的な会話スキル
「ラベリング法」や「ペーシング」、「ネームコーリング」などのテクニックも、好感度アップに効果的です。ラベリング法は、聞き手の行動改善を促したい時に効果があります。ただ問題行動を非難するのではなく、「本当はできる人」や「普段はできている」の言葉を加えて前向きに表現します。
ペーシングは、聞き手と波長を合わせ、身近に感じてもらう手法です。声のトーンや大きさを聞き手に合わせることで、距離を縮める効果が期待できます。ネームコーリングは、聞き手の名前を呼んで親近感を抱いてもらうテクニックです。これらのスキルも有効に機能すると、会話を進めるなかで好感度を上げるのに役立ちます。
自分の印象をよくするコツ
会話で自分の印象をよくする大切なコツは、「笑顔」と「相手の話をよく聞く」ことです。また、これらの効果を高めるために、話題の選び方にも配慮しましょう。
基本は笑顔
仕事だけでなくプライベートの場でも、自分の印象をよくしたい時は笑顔が大切です。笑顔は、自分が好意を抱いていると周りに示すサインになります。会話中に笑顔を浮かべると、話し相手には自分の好意が伝わります。こちらの好意が受け入れられたなら、話し相手の印象もよくなるでしょう。
コミュニケーションで緊張しやすい場合は、微笑む程度でも十分です。無理に大きな笑顔をつくる必要はありません。微笑みであれば、少し表情筋を動かす程度で浮かべられます。それでも笑顔づくりに慣れないうちは、不自然に表情が硬くなるかもしれません。そんな時は、自分の部屋で鏡を見ながら練習する方法もあります。
聞き上手を心がける
会話中、笑顔とともに意識したいのが聞き上手を心がけることです。周りから話しやすいと感じてもらえれば、好印象につながるでしょう。上記のアンケート結果から、コミュニケーションに苦手意識がある人の多くは「うまく話せない」と悩んでいます。うまく話せなくても、聞き上手になれば自分の印象をよくする効果は期待できます。
職場や私生活で会話する際、話し相手の多くは、自分の意見を理解してほしいと望んでいます。そのため、こちらが話し上手であるより、聞き上手でいるほうが歓迎される可能性が高いといえます。話を聞いている時にタイミングよく相槌やアイコンタクトを入れられれば、周りから話しやすいとの評価が高まり、印象アップに効果的です。
話題選びにも配慮する
できるだけ会話での印象をよくするには、話題の選び方にも配慮が欠かせません。明るい話題を提供したほうが、印象はよくなります。会話の内容が明るければ、話し手と聞き手のいずれも明るい気持ちになるでしょう。一方で暗い話題の時は、会話の参加者は気分が下がってしまう傾向にあります。
職場の打ち合わせや取引先との商談では自由に話題を決められませんが、会話の導入はできるだけ明るく始めるのがよいでしょう。
まとめ
ビジネスシーンにおいて、コミュニケーションを通して印象をよくするためには、冗舌になる必要はありません。コミュニケーションが苦手な方は、話を盛り上げることよりも、聞き上手になることが好感度アップの近道といえます。ビジネスシーンで顔を合わせる人に好印象を与えるなら、ご紹介した各種テクニックやコツを活用してみてください。
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