人見知りも立派な個性!ビジネスシーンで活用するには?

2019.10.04ビジネス豆知識
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人見知りな性格がコンプレックス——そんなビジネスパーソンもいるのではないでしょうか。「人見知りは損でしかない」といいますが、それは間違いです。リーダー的素質を兼ね備え、誰とでも良好な関係を築けることが、人見知りの強みといえるでしょう。ここでは、人見知りを対人スキルと捉え、ビジネスシーンに活かす方法をご紹介します。

ビジョン型リーダー

人見知りが武器になる?

ビジネスシーンにおいて、人見知りの特性は武器となります。無理に克服せず対人スキルの一種と考えてみましょう。ここでは今一度、人見知りの特徴をおさらいしましょう。

◇人の顔色をうかがいすぎて疲れる
◇他者との対立は極力避ける
◇自分の意見を主張できない


これらの特徴は、裏を返すと「人間観察が得意で気遣いができる」、「不必要な対立は避けて物事を穏便に進められる」ともいえます。一見して、これらが武器になるとは思えないかもしれません。しかし現代社会が求めるのは、上記スキルを身につけたビジョン型のリーダーです。詳しくは後述しますが、多くのメンバーを率いるプロジェクトリーダーになることも可能でしょう。

リーダーシップの種類とは?

アメリカの科学ジャーナリストである「ダニエル・ゴールマン」氏は、リーダーシップを6種類に分類しました。それぞれの特徴とメリット、デメリットを見ていきます。

1.ビジョン型

一定のビジョン(目標)を掲げ、表立ってメンバーを導くタイプです。ビジョン達成までの動きや手順はメンバーに一任し、自身はマネジメントや意思決定に尽力します。大半の動きを任せるため、帰属意識の高まりや自立心の向上が期待できます。

一方、運営方針にブレが生じたり、リーダーに対する不信感が高まったりすると、組織が崩壊する恐れもあります。

2.コーチ型

マンツーマンのアドバイスにより、メンバー個々の目標達成を目指すタイプです。1対1の関係性を重視するため、モチベーションの高いメンバーに効果的とされます。一人ひとりの強みを把握できる反面、元よりモチベーションの低いメンバーには効果がありません。

3.民主型

メンバーの意見や提案を組織活動に取り入れるタイプです。基本方針として、結果よりもプロセスを重視します。多くのアイデアが集まる反面、結論が出にくく、緊急時の意思決定も遅れがちです。チームリーダーとしての立場は、あまり強くありません。

4.関係性重視型

メンバーとの信頼関係に重きを置き、目標達成を目指すタイプです。人間関係が良好になりやすく、メンバーにとっては居心地の良い環境となるでしょう。一方で、コミュニケーションを重視するあまり、チーム全体のパフォーマンスが低下しやすくなります。またトラブルが発生した際、責任の所在が曖昧になりがちです。

5.ペースセッター型

リーダー自身がペースセッターとなるタイプです。難易度の高い目標を掲げ、自らパフォーマンスを発揮します。お手本となる成功イメージをメンバーに伝え、彼らのモチベーションを高めるのが役割です。ペースセッター型に関しては、リーダー自身に高いスキル・パフォーマンスが求められます。ただし、それをメンバー全員が実現できるとは限りません。メンバーのスキル次第では、尻拭いに回る可能性があります。

6.強制型

権力などの強制力で目的達成を目指すタイプです。すべての決定権がリーダーにあり、短期間で一定の成果を求めます。災害をはじめ、危機的状況から脱する際に活躍します。このタイプは長期間にわたって主導権を握ると、メンバーから反発が挙がりやすくなるのが特徴です。

なぜ人見知りがビジョン型リーダーになれるの?

これまでの理想的なリーダー像は、カリスマ的存在となるペースセッター型でした。自身が先導し、チーム全体を引っ張るタイプです。しかし理想的なリーダー像は、時代とともに変化します。周りから嫌われない方がリーダーに相応しい時代となったのです。

周りから嫌われやすい方は、掲げたビジョンがチームに浸透しません。どれだけ優秀なリーダーであっても、周りが動いてくれないのです。人見知りは「嫌われたくない」という感情が行動に表れる性格ですが、それはメンバーからすると、魅力に感じられるでしょう。

人見知りに必要な意識改革

人見知りのビジネスパーソンに必要なのは、意識改革です。多くの人見知りは、「人の顔色をうかがいすぎて疲れる」と考えます。また「疲れるから考えたくない」という方も多く、他者と正面から向き合えないことが問題視されます。リーダーとしてのポテンシャルはあるものの、このままでは力を発揮できません。

意識改革の一環として、PDCAサイクルを取り入れた人間観察が役立ちます。PDCAサイクルとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)といった4つのプロセスからなるフレームワークです。これに人間観察を当てはめると、以下の流れになります。

P(計画):対象の行動パターンと傾向を分析する
D(実行):分析結果をもとに対象との接し方を工夫する
C(評価):対象のリアクションを分析する
A(改善):リアクションに応じて接し方を再調整する

P(計画)では、対象を徹底的に観察します。相手の行動パターンをはじめ、性格や好み、得意分野なども分析して下さい。続くD(実行)では、P(計画)の分析結果に基づいて

仮説を立てます。「相手を不快にさせないであろう接し方」を実践してみましょう。

C(評価)とA(改善)で相手からのリアクションを分析し、接し方を再調整します。PDCAサイクルによる人間観察を繰り返すことで、一人ひとりに合った適切な接し方が身につくでしょう。「この人は怒りっぽいが真面目だ」、「この人には本音を話せる」など、これまで見えなかった他者の本質に気づくはずです。人間関係はもちろん、チームマネジメントにおいても有利に働くでしょう。

飲み会やパーティーを有意義に過ごすテクニック

人見知りは、初対面の方とのコミュニケーションを苦手とします。ビジネスシーンにおいては、会社の飲み会やパーティーなどが苦痛に感じられるでしょう。そこで、以下のテクニックを実践してみて下さい。

◇名刺から会話ネタを拾う
◇話すのではなく「聞く」に徹する
◇会話が弾んだらSNS申請

名刺にはたくさんの会話ネタが詰まっています。企業名から所属部署など、気になった点を質問してみましょう。重要なのは、聞く側に回って会話を楽しむことです。相手から質問されない限り、こちらから話題を広げなくても済みます。初対面の方には、名刺交換から始めるのが鉄則です。

もし会話が弾んだら、Facebookでフレンド申請をしてみましょう。初対面では印象が薄くても、Facebook上でやりとりを続けるうちに関係性が変化します。それがビジネスにつながる可能性もあります。

逆に避けたいのが、終始スマートフォンを見続けることです。暇つぶしとはいえ、周囲の方は話しかけづらくなります。スマートフォンに現実逃避しても、状況は何も変わりません。勇気を出して、たくさんの方と交流を深めましょう。

人見知りに足りないのは、ほんの少しの勇気

人見知りは個性であり、強力な対人スキルでもあります。ただし、すべての方が活躍できるとは限りません。人見知りの性質を活かすには、意識改革が必要です。とりわけリーダー的ポジションを狙う方は、他者との接し方を分析、工夫してみましょう。チームリーダーとして活躍できるポテンシャルは、十分秘めています。足りないのは、ほんの少しの勇気だけかもしれません。

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