人見知りを克服したい!コミュニケーションを円滑にする5つのコツ

更新日:2023.04.07ビジネス豆知識

人見知りを克服したい!コミュニケーションを円滑にする5つのコツ

「初対面の人だと、緊張してうまくしゃべることができない」「慣れた場所以外では、挙動不審になってしまう」など、人見知りに関する悩みを抱えている人は、珍しくありません。しかし、接客業やコールセンターなど、毎日不特定多数の人と接する仕事では、人見知りが仕事に支障を来す場合もあります。では、どうすれば人見知りを克服できるのでしょうか? この記事では人見知りを克服し、コミュニケーションを円滑にする方法を5つ紹介します

人見知りの5つの特徴

人見知りの5つの特徴

人見知りを克服する方法を解説する前に、「人見知りにはどのような特徴があるのかを解説します。人見知りにははっきりとした定義はありません。しかし、「人見知り」だという人の多くには共通する特徴があります。以下に、そのうちの5つを紹介します。

自分に自信がない

自分を「人見知りだ」と思っている人の多くが、自分に自信がありません。「こんなことを言ったら嫌われるだろうか」「自分などが仲間に入っていいのだろうか」といったネガティブな感情を抱きがちです。初対面の人と接するときや、知らない場で過ごすときは、さらにこの傾向が強くなります。

また、「嫌われたらどうしよう」「第一印象が悪かったら大変だ」といった拒絶への恐怖も強いため、イエスともノーともとれる曖昧な態度を取りがちです。その結果、かえってほかの人の目からは「奇妙な行動を取っている」と見えることもあるでしょう。

人間関係の構築の上手い方法がわからない

人と人との関係には、適度な「距離感」が必要です。例えば会社の同僚同士ではプライベートな話しは避け、友人同士ならば家族の悩みも打ち明け合う、というケースが挙げられます。

この距離感は、時間をかけて適切な場所を探すしかありません。しかし人見知りの人は、一度の対面で適切な距離を掴もうと肩に力が入ってしまいます。その結果、自分を過剰によく見せようとしたり、会話の内容に困ったりしがちです

他人に対する警戒心が強い

人見知りの人は、他人に対する警戒心が強い傾向があります。何気ない会話に「この人は心の中で何を考えているのか」と考えてしまいます。また相手がにこやかに接してくれても、それに応えることができないことも多いでしょう。その結果、何もしゃべらずに頷くだけだったり、よそよそしい態度を取ってしまったりして、時間が経ってから後悔しがちです。

時間をかけてお付き合いできる相手ならいいのですが、一度しか会わない相手や会う機会が少ない相手だと、挨拶しかしないまま終ってしまったということもあるでしょう。

完璧主義

人見知りの人は、心の中に「理想の自分を持っている傾向があります。そして「理想の自分」は、決して失敗しなかったり、人付き合いが完璧なイメージであることが多いです。実際にはどんな状況でも、誰とでも完璧に対応できるという人はいません。人見知りでない人でも、失敗することはあります。

しかし人見知りの人は、その失敗が許せないと考えるケースがあるのです。そのため「失敗するよりは」という思考が生まれ、初対面の人や初めての場所では黙ったままという状態が起こります。

他人と自分を比べている

人見知りの人は、他人と自分を比べがちな傾向があります。「常に自分が相手より上か下かと考えてしまう」という人もいるでしょう。そのため初対面の相手へ隙をみせないように最低限の話しかしない、と考えてしまいがちです。また完璧主義と一緒になると、「自分の弱い部分を見せたくない」「失敗したところを見られるのが嫌だ」という理由で、よけいに態度が頑なになることもあるでしょう。

人見知りであることの良い部分

人見知りであることの良い部分

人見知りであることは必ずしもデメリットだけではありません。人見知りの人は、場の空気を読むことに長けているため、不用意な発言が少ないケースがあります。また人の表情やちょっとした仕草から感情を読み取ることも得意です。そのため相手を怒らせたり困らせたりしないように、当たり障りのない話しをすることもできます。つまり、自身の人見知りの原因を認識していくことで、人見知りをメリットに変えることができるのです。

人見知りを克服する3つの方法

では人見知りを克服するにはどうしたらいいのでしょうか?ここでは誰でも実践しやすい3つの方法を紹介します。ぜひ、参考にしてください。

積極的なあいさつ

挨拶がハキハキとしている人は、接していて気持ちがいいです。また、挨拶は「おはようございます」「お疲れ様です」など、一言で済む一番簡単なコミュニケーションです。挨拶をされて嫌な気分になる人もいないでしょう。立場に関係なく使えるのも気が楽です。挨拶が自然にできるようになれば、自然と雑談もできるようになります

自己肯定感を上げる

自己肯定感を上げれば、小さな失敗でくよくよしなくなります。しかし、すぐに「自分なんて」と思ってしまう人にとってはそう簡単なことではありません。そこで、小さな目標を立ててそれを達成していくトレーニングをしてみましょう。例えば「休日に家をピカピカにする」でもいいですし、「元気よく挨拶する」でもかまいません。

目標を達成できれば、自己肯定感も少しずつ上がっていきます。また、目標のレベルを少しずつ上げていくのも効果的です。

話し上手な人のまねをしてみる

初対面でも人を引き込んでしまう話し上手な人が身近にいる場合、どんな話しをしているのか分析してみましょう。初対面の人と盛り上がれる話題は限られています。どんな話題を選んでいるのか、どんなやり取りをしているのか、などを参考にしていきます。余裕があれば、その人と会話をしてみるのもいいでしょう。話し上手な人の話し方をまねて実践していくことで、徐々に自分の言葉で話せるようになっていきます。

人見知りでも大丈夫!コミュニケーションの5コツ

最後に、人見知りの人でもコミュニケーションを円滑に進められるコツを5つ紹介します。

会話の目的を明確にする

相手と自分はなんのために会話をするのか、明確にしておきましょう。まず会話によって「何を達成したいのか」「相手にどうしてもらいたいのか」「自分はどうしたいのか」の3つを考えます。例えば自己紹介ならば「会話をすることにより、相手に自分のことを知ってもらいたい」「それにより、自分と相手との距離を縮めたい」というのが目的です。

そう考えれば「何を話せばいいのか」と悩むことはありません。相手に自分を知ってもらうことが目的であれば、自己紹介をすればいいのです。逆に相手のことを知りたい場合は、「お仕事は何をされていますか?」など当たり障りのない質問をしましょう。話す目的がハッキリすれば、会話の内容も選びやすくなります。

話すことを事前に決めておく

先述した目的を決めておく方法と同じように、「事前に相手に何を伝えるか」「何を質問するか」などを想定しておきましょう。そうすれば、話すこともある程度決まってきます。また、落ち着いて伝えたいことを伝えることができるでしょう

会話を始める前にシミュレーションなどをしておけば、実践でもスムーズに行き、過度な緊張をせずにコミュニケーションがとれます。また、いくつか会話の候補をストックしておくことも大切です。

聞き上手になる

無理に話をせず、相手の話を聞くだけでも印象はよくなります。「話すことや伝えること」ばかりに意識を向けすぎると、会話のキャッチボールが行えていない状態になりがちです。

相手の話を聞いている時に自分の考えが思い浮かんだとしても、相手の話は最後まで聞くようにします。相手の話に耳を傾け、話をさらに深く掘り下げることで、会話がつながる場合もあります。聞き上手になることで、相手からの信頼を得やすくなり、コミュニケーションが円滑になるでしょう。

ビジネスの場においても、相手は「話を聞いてもらった」という満足感を得られるため、有効です。

相手のことを事前にできる限り調べておく

話す相手が少ないなら、相手のことを事前に調べておきましょう。好きなスポーツや趣味などが分かれば、会話選びも楽になります。パーティーなど、自由に会話を楽しむ場で重宝する方法です。

ネガティブな言葉は言い換える

ネガティブな言葉ばかりで会話をしてしまうと自分も相手も疲れてしまいます。例えば「落ち着きがない」というネガティブな表現は「行動的」と言い換えたり、「がさつ」という表現を「小さいことは気にしない」と言い換えるなどポジティブな会話になるよう心掛けましょう。そうすれば、話をしているうちに気分が上がっていきます。

コツを掴んでコミュニケーションしていけば人見知りも克服可能

今回は、人見知りの人がスムーズに会話を進めていくコツを紹介しました。初めての人とスムーズに会話を始め、盛り上げて行くには一定の技術が必要です。はじめから完璧にいくことはありません。無理をせず、少しずつコツを掴んでいくことで、自己肯定感もあがり、初めての人と話すのも苦ではなくなります。

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