コインパーキングの料金の見方は?計算方法を解説!

更新日:2024.06.07スタッフブログ

コインパーキングの料金の見方は?計算方法を解説!

コインパーキングは、自動車で移動した時、駐車違反を心配せず車を停められる便利な施設です。ただし昨今は、利用後に高額請求されてトラブルになるケースも多いといわれています。そんな事態を避けるには、コインパーキングの料金について理解を深めると役立つでしょう。また、トラブルに備えて有効な対処法を確認することも大切です。そこで今回は、コインパーキングの基本料金体系を解説し、料金表示の見方・料金の計算方法や注意点・高額請求トラブルへの対処法・景品表示法(景表法)の役割などをご紹介します

コインパーキングの基本料金体系

コインパーキングの基本料金体系

コインパーキングの基本的な料金体系は、時間制最大料金制の2つです。また、駐車場によっては、割引制が併用されるケースも見られます。

時間制

時間制は、多くの有料駐車場で導入されている通常タイプの料金設定です。このタイプは、所定の設定条件にもとづき、駐車場の利用料金が時間単位で加算される仕組みになっています。コインパーキングに「30分〇〇円」と料金表示があれば、30分ごとに利用料金が増えていきます。このように、時間制のコインパーキングは、駐車時間が長くなると利用料金も増額されるところが特徴的です。

最大料金制

最大料金制は、コインパーキングの利用料金に限度額が設定されているタイプです。このタイプも、基本的に時間単位で料金が加算される仕組みは、通常の時間制のパーキングと変わりません。そのうえで、利用料金が限度額に達した後は、追加料金が加算されなくなるところに大きな特徴があります。ただし、多くの最大料金制は適用時間が無制限というわけではなく、「〇時~〇時まで最大料金は~円」といった具合に条件を設けているケースが一般的です。

その他

コインパーキングが用いる割引制としては、夜間割引土日祝割引が挙げられます。時間制や最大料金制のパーキングは、多くの利用者が見込まれる繁華街の周辺で運営される傾向があります。ただし、夜間・週末に利用者を確保しにくい場合、料金が割引になるケースは珍しくありません。

また、週末の人出が多いエリアは、少しでも利用者を獲得したいと考えて土日祝割引を取り入れることもあります。以上の通り、コインパーキングの料金体系は一律でなく、上手に活用すると駐車代を抑えやすくなります。

コインパーキングの料金表示の見方

コインパーキングの料金表示の見方

仕事や私用でコインパーキングを利用する際、料金表示の見方を理解しておくと、余計な出費を避けるのに役立つでしょう。

時間制の見方

時間制のコインパーキングを使う場合、料金の見方としては、基本となる時間の単位や単位時間ごとの料金設定を確認することが大切です。基本となる時間の単位は、コインパーキングによって異なる場合があります。実際には、30分や1時間を基本単位とするケースが見られます。具体例を示すと、「30分につき~円」「1時間あたり~円」といった具合です。単位時間ごとの料金設定も、一律とは限りません。隣接地域にあるコインパーキングでも、同じ設定でないケースは少なからず見られます。

駐車場に高額の機材が設置されていると、採算を取る必要から、利用料金も高くなりがちです。一見すると料金が安くても基本の単位時間は短い場合もあるため、時間制の駐車場を利用する時は、いずれもチェックする見方が不可欠といえます。

最大料金制の見方

最大料金制の駐車場は、基本的な料金表示だけでなく、最大料金が適用される条件も把握することが重要です。基本的な料金表示については、時間制と同様、単位時間ごとの金額を理解する姿勢が求められます。料金が限度額に達するまでは時間単位で追加料金が生じるため、いずれのチェックも怠れないでしょう。

一方、最大料金は、具体的な限度額と適用条件の確認が不可欠といえます。通常、これらの項目は、「〇時~〇時(24時間以内)最大~円」のように記されます。そのため、限度額とともに、適用範囲となる時間(日数)も把握しておきたいところです。また、平日の夜遅くや週末に利用する場合、夜間・土日祝割引があるかチェックすると出費を抑えるのに役立ちます。

コインパーキングの料金の計算方法

コインパーキングの料金の計算方法

コインパーキングの料金は、計算方法を理解しておくと、思わぬ出費や高額請求などのトラブルを防ぐのに便利です。

時間制の計算方法

コインパーキングが時間制の場合、単位時間あたりの料金をもとに、実際の利用料金を計算します。まず、「30分500円」なら、30分以内の利用料金は500円です。その後は、30分単位で500円ずつ加算されます。利用時間が1時間であれば「500+500=1,000円」、2時間にわたり利用した時は、「1時間1,000円×2=2,000円」になります。時間制の駐車場は、以上の計算方法で足し算・掛け算していけば、駐車時間に応じた利用料金を算出可能です。

最大料金制の計算方法

最大料金制の計算方法は、通常の時間制に比べると少し複雑です。料金設定が「30分500円、9時~19時まで最大5,000円」の場合、限度額までは、時間制と同じ方法で利用料金を計算していきます。1時間1,000円のため、利用時間が3時間に及んだ時の金額は「1,000円×3=3,000円」です。

また、駐車時間が適用範囲内であれば、最大料金を超えた料金は加算されません。9時から17時まで利用した場合、本来は「1,000円×8=8,000円」ですが、超過分は除外され実際の料金は5,000円になります。ただし、適用時間を過ぎると最大料金はリセットされ、計算方法も変わります。9時~21時に駐車した場合、19時までは5,000円ですが、追加で19時~21時の代金も必要です。そのため、合計で「5,000円+1,000円×2=7,000円」の料金がかかります。

なお、最大料金制は、1回だけ適用されるパターンが主流です。「24時間以内なら最大5,000円」とあっても、最初の24時間のみ適用であれば、適用時間を超えた分は対象外になります。一般的に最大料金は何度も適用されないため、長時間にわたりコインパーキングを利用する時は、しっかり適用条件をふまえて計算しましょう。

注意点と高額請求トラブルへの対処法

注意点と高額請求トラブルへの対処法

実際にコインパーキングを利用する場合、金銭トラブルを避けるうえで、料金設定や最大料金の適用条件に注意することが大切です

料金設定に関する注意点

料金設定については、利用時間もふまえてチェックするのが得策と考えられます。通常、「30分600円」と「1時間1,000円」を比べた場合、後者のほうが安く感じられるでしょう。同じ1時間で計算すると、前者は1,200円になり、後者は200円を節約できるためです。ただし、利用時間によっては、前者のほうが出費を抑えられる可能性もあります。

たとえば、90分だけ利用した時の料金は、前者が「600×3=1,800円」となるのに対して後者は「1,000×2=2,000円」です。また、料金設定が時間帯で変わるケースもあるため、料金を比べる時は利用時間にも注意を向ける必要があります。

高額請求トラブルの対処法

高額請求トラブルを避けるには、最大料金の適用条件を細かくチェックするとよいでしょう。最大料金制のコインパーキングは、適用範囲内における利用料金の限度額を大きくアピールする傾向があります。それに対し、具体的な適用条件については、小さめに記載されがちです。このような現状から、最大料金の適用条件は、細かい事前チェックが不可欠といわれています。

ただし、記載内容が確認しにくい場合、適用条件を見落として高額請求されるトラブルも生じています。その際、高額請求トラブルの対処法としては、表示状況の不備を指摘する方法が有効です。表示が意図的に見えにくくされていたり文字が過度に小さく記載されていたり、景品表示法(景表法)の不当表示に該当する場合があります。2024年現在、コインパーキングの看板は、景品表示法(正式名は不当景品類及び不当表示防止法)の規制対象です。

最大料金などの記載に問題がある場合、景品表示法に抵触する可能性があり、高額請求された時は消費者庁に相談できます。そのため、コインパーキングの料金をめぐりトラブルに見舞われた際は、消費者庁に問い合わせることをおすすめします。なお、景品表示法や有料駐車場の問題点について詳しく知りたい場合、消費者庁の公式サイトや公表資料をご確認ください。

消費者庁 景品表示法 (参照 2024-05)
消費者庁 時間貸し駐車場の料金表示について (参照 2024-05)

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