【秋の衣替え】取引先・面接で春夏物はOK?ルールと暑さ対策

更新日:2024.09.09ビジネス豆知識

【秋の衣替え】取引先・面接で春夏物はOK?ルールと暑さ対策

ビジネスシーンでも秋の衣替えは、10月頃に行うのが通例です。とはいえ、残暑が厳しい日はあるため、春夏物も用意しておくと役立ちます。ただし、状況によっては、夏用スーツの着用がためらわれることもあるでしょう。その場合、適切に暑さ対策をすることで、秋冬物を身につけても涼しく過ごすことが可能です。そこで今回は、10月の衣替えについて解説し、衣替えシーズンのスーツマナー・スーツの選び方や暑さ対策に使える各種グッズをご紹介します

10月は衣替えのシーズン

10月の衣替えは、気候の涼しくなり始める時期が、秋・冬服を用意するのに適したタイミングです。

目安となる気温

秋・冬服へ衣替えする際、目安とされる気温は、15~20℃です。一般的に、秋服は、最高気温が20℃を下回り始めたら用意しておきたいといわれています。日中でも気温が20℃を超えず朝晩を中心に冷え込んでくると、夏服では肌寒く感じられ、秋物の上着が欠かせなくなるためです。

また、冬服を用意したいタイミングは、最高気温が15℃以下になる時期です。日中も寒くなり始めると、秋物では暖かさを感じられず、冬用の衣類が手放せなくなってきます。そのため、春・夏服から秋・冬服への衣替えは、最高気温が15~20℃前後になる10月が適しているといわれています。

おすすめの天候・湿度

10月の衣替えにおすすめの天候は、よく晴れた日です。晴天時は、天日干しできる衣類を陽射しに当てると、日光の紫外線による殺菌効果を得られます。天日干しに適した時間帯は、10時~14時頃です。風通しがよい場所に衣類を吊るすと、除菌しやすくなります。

また、カビ予防の点からは、湿度が低い日の衣替えがおすすめです。雨天時や朝夕の湿度が高い時間帯は衣類にカビや傷みが発生しやすいため、衣類の入れ替えは控えたほうがよいといわれています。以上のような理由から、10月の衣替えは、晴天が続いて空気の乾いている日に行われるケースが多く見られます。

衣替えシーズンの取引先でのスーツマナー

衣替えシーズンの取引先でのスーツマナー

スーツは、基本的にフォーマルな場で着用する衣類であり、着用時のマナーには注意が必要です。

衣替え後の夏用スーツはマナー違反?

衣替えの後、ビジネスの場で夏用スーツを着用しても、マナー違反とは見なされないでしょう。本来、衣替えは、気候の変化に合わせて行う作業です。ビジネスマナーとして、10月からは秋・冬用のスーツを着用するように決められているわけではありません。そのため、暑い日に夏用スーツを着ても、問題はないと考えられます。

ただし、クールビズの意識でスーツでなくジャケットを選ぶと、あまり印象はよくないでしょう。ジャケットはカジュアルな雰囲気が強いため、クールビズの時期が過ぎても仕事で着ていると、ビジネスマナーに反する可能性があります。スーツとジャケットの違いをふまえた場合、衣替え後のジャケット着用は不適切といえますが、夏用スーツなら許容範囲内と考えられます。

NGな着こなしと正しい着こなし

衣替えでスーツを着用した際、着こなしの基本マナーとして、内側に半袖のワイシャツを身につけるのはNGです。スーツは本来的にフォーマルな服であり、上下セットで着用する着こなしがマナーといわれています。また、スーツの袖口から肌を見せずシャツを出すスタイルが、正しい着こなしです。衣替えの後も、暑さ対策としてスーツの下に半袖シャツを着ると、スーツの袖口から肌が露出するため望ましくありません。

さらに、TPOを考慮せず無闇にスーツの上着を脱ぐと、マナー違反になる可能性があります。着こなしのマナーをふまえるなら、衣替え後の暑さに備える場合、夏用と秋・服用のスーツを上手に使い分ける方法が得策と考えられます。

面接時に気をつけるポイント

面接時におけるスーツの着こなしで気をつけたいポイントは、見た目の清潔感です。スーツの着用は、様々なマナーが知られています。男性の場合、ネクタイのデザインは無地や小さなドット柄、ベルトはシンプルなもの、靴・靴下はスーツに合わせた黒やブラウン・グレー系が基本です。

女性が面接でスーツを着用する時も、基本スタイルは変わりません。ネクタイは締めないケースも見られますが、その時はワイシャツのボタンを首元まで閉じると、肌が露出せず清潔に感じられます。これらのポイントを意識してスーツを着用すれば、ラフな雰囲気にならず、面接時の印象もよくなるでしょう。

面接官が気になる10月面接の服装・スーツ

面接官が気になる10月面接の服装・スーツ

10月に面接をする際は、服装にも注意が必要です。スーツの身につけ方や暑い時の対処方法など、面接官がチェックするとされている項目についてご紹介します。

スーツの身につけ方

スーツは、上下セットで身につけないと、周りは気になるものです。通常スーツは、上着とパンツがセットになっています。衣替えの時、秋・冬用の上着に汚れや傷みが見つかっても、パンツだけ別のスーツと合わせれば違和感が生じてきます。面接で違和感を与えることはマイナスに作用するため、スーツは上下セットで身につけるスタイルが基本です。

暑い日の対処方法

暑い日の面接では、服装の対処方法が気になるとの声も聞かれます。衣替えシーズンとなる10月以降も、急速に気温が下がるわけでなく、暑くなる日もあります。その際、秋冬用のスーツが暑苦しく感じられても、無闇に上着を脱ぐ行為は一般的にNGです。ビジネスの場において、スーツの上着は常時着用が基本マナーであり、上司や取引先が着ていない時のみ脱いでもよいといわれています。

面接も同様であり、勝手に上着を脱ぐと、印象はよくないと考えられます。また、暑いからとネクタイを緩めて袖をまくったりボタンを外したりすれば、失礼に思われるかもしれません。そのため、これらの行為も、面接時には控えるのが無難です。

男女別の注意点

10月面接の場合も、カジュアルな格好や露出の多い服装はマナー違反です。男性は、面接日に気温が高いと、暑さを避けるため薄手のジャケットとスラックスを着用する可能性があります。このような格好は、スーツに比べるとカジュアルな印象が強いため、面接に適したスタイルとはいえないでしょう。

女性の場合、露出度の高い服装は、面接官の印象がよくないとされています。シャツの首回りが広く開いている、スカートの丈が短いといったデザインは、面接には相応しくありません。10月面接も、見た目の印象は採用結果に影響する可能性があるため、スーツの身につけ方や暑い日の服選びに注意しましょう。

衣替えシーズンのスーツの選び方

衣替えシーズンのスーツの選び方

衣替えシーズンのスーツ選びでは、TPOに応じて衣類を選択することが大切なポイントです。

相手や状況によって適切な判断が必要

10月頃にビジネスで着用するスーツを選ぶ場合、相手や状況によって適切に判断する必要が出てきます。衣替えのシーズンは暑くなる日もあり、秋冬用のスーツでは辛く感じるケースが見られます。とはいえ、面接や会社の会議・取引先との商談など重要な席では、スーツの上着を気軽に脱げないでしょう。これらの状況に備える場合、男性は夏用と秋冬用のスーツを両方とも用意しておくと安心です。気温が高ければ夏用、寒く感じる時は秋冬用といった具合で、気候や状況に合った衣類を選びやすくなります。

女性も、しばらくは夏服を完全に片付けず、少し用意して暑い日に備える方法はおすすめです。スーツも夏用と秋冬用があれば、相手や状況に合うものを選ぶ時、悩まずに済むと考えられます。

公的な場などでの服装

公的な場をはじめ、重要性が高いシーンでは、夏用スーツより秋服用を選ぶほうが無難でしょう。夏用スーツは、通気性や吸汗性・吸湿性を重視しているため、軽量で風通しのよい素材を用いる傾向があります。この特徴から。場合によっては秋冬用よりラフな格好と見なされ、スーツが夏用とバレると不快に思われるかもしれません。

一方、秋冬用のスーツは、着用時の温かさや風の通りにくさを重視しているところが大きな特徴です。生地には保温性や保湿性に優れた素材が使われ、温かさを保つ目的で細かく織られるため、夏用に比べると重厚に感じられます。
秋冬用スーツは夏用より重厚感があり、ラフな格好と見られる心配はないため、公的なシーンなど重要性の高い場面で着用するのに適していると考えられます。

10月も油断できない?!暑さ対策グッズ・冷感グッズの紹介

10月も油断できない?!暑さ対策グッズ・冷感グッズの紹介

10月も暑さには油断できませんが、対策グッズを活用すると、快適な涼しさを得るのに効果的です。衣替えに伴い秋冬用のスーツを身につけると、日中に気温が上がった時、暑さに悩まされる場合があります。また、汗による服の染みや体の匂いは、周囲に不快感を与えるかもしれません。

10月以降も、暑さや汗によるトラブルを防ぐには、様々なグッズで対策することが大切です。近年は熱中症の予防グッズが数多くあり、衣替え後の暑さ対策にも活用できます。具体的には、着用型の冷感シート・冷感シャツ・冷感スプレー・冷感洗剤・シャツ用冷感ミストなどが挙げられます。

これらを上手に使えば、厚手の秋冬用スーツを身につけても、日中の暑さや汗に対処できるでしょう。衣替えで厚着になった時も、暑さはトラブルや体調不良を招く恐れがあり油断できないため、各種のグッズを活用しながら適切に対策することをおすすめします

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