新幹線のマナーを知ろう!電話はOK?上座はどこ?

更新日:2025.06.13スタッフブログ , ビジネス豆知識 , 電話代行

新幹線のマナーを知ろう!電話はOK?上座はどこ?

ビジネスパーソンにとって、新幹線は重要な移動手段の一つです。新幹線を利用する際は、業務に関わる通話や上司との同行もあるため、マナーや座席位置などに気を配る必要があります。この機会に、新幹線のマナーやルールを確認しておけば、さまざまな車内トラブルを回避するのに役立つでしょう。そこで今回は、新幹線の基本マナーや慣例的なルールをご紹介します。あわせて、出張が多く電話対応に不安がある方に向けて、電話代行サービスの活用もご提案します

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新幹線での携帯電話・スマートフォンの利用マナー

新幹線での携帯電話・スマートフォンの利用マナー

新幹線の車内では、ルールに反しない限り、携帯電話やスマートフォンを利用しても問題ありません。ただし、利用時のマナーは、守る必要があります。

座席での利用

新幹線の座席は、携帯電話やスマートフォンを利用することが可能です。さまざまな交通機関のうち飛行機では、安全面の問題から、携帯・スマホやパソコンの利用方法が制限されています。飛行機内ではルール上、これらの通信端末は電波を発する状態で利用できません。

一方、新幹線の場合は安全運航の妨げとなる心配がないため、いずれの端末も電波を発する状態での利用が認められています。乗車中、自分の座席でインターネットに接続しても問題ありません。仕事が忙しい時などは、移動中の車内で資料作成や情報検索といった作業を進められます。

客室内での通話

新幹線の客室において、携帯電話やスマートフォンによる通話は、原則的にマナー違反です。公共交通機関では、原則として車内や客室内での通話が全面的に禁止されています。車内アナウンスは明確に通知しない場合もありますが、新幹線の案内サイトには通話禁止の旨が記され、デッキへ移動するように求められています。

客室内での通話に関する考え方は一律でなく、さまざまな意見がある状況です。人によっては、乗客同士の会話が許されるのに電話だけ禁止されるのはおかしいと疑問視する声も聞かれます。とはいえ、新幹線での電話はトラブルにつながる可能性もあるため、通話時はマナーに沿ってデッキへ移動することが望ましいでしょう。

使用時の注意点

新幹線の客室内で携帯やスマホを使用する際、音漏れには注意したいところです。携帯やスマホで音楽やゲームを楽しむ時は、ボリュームを抑えないと、イヤホンをつけていても音が漏れやすくなります。また、機器の設定によっては、作業中の操作音が周りに漏れる場合もあります。通信端末からの音漏れは、周りの乗客から不快に思われる可能性があり、車内トラブルを避けるうえで注意は欠かせません。

基本的にはマナーモードに設定し、音楽や動画を視聴する時も、音量を下げる配慮が大切になります。新幹線には車内で静かに過ごしたい人も乗車しているため、通話以外でも、携帯やスマホの発する音には気をつける必要があります。

TRAIN DESK

新幹線のTRAIN DESKは、電話をはじめ、さまざまな作業が認められている優先車両です。この車両は、乗車中に仕事や勉強を進めたい乗客向けに、JR東日本により優先的な普通車指定席として設置されています。具体的には、座席でのパソコン作業・勉強・読書・Web会議・動画視聴・通話などが可能です

ただし、Web会議や動画視聴する時は、イヤホンの着用が必要になります。また、休憩や食事での利用も可能ですが、仕事や勉強が行いやすいように車内環境維持への配慮が求められています。このように、一部の新幹線はTRAIN DESKが設置され、所定の客室内であれば周囲に配慮しながら通話できる状況になりました。なお、TRAIN DESKの対象列車や利用方法の詳細は、公式サイトや問い合わせ窓口でご確認ください。

JR東日本 ワーク&スタディ優先車両“TRAIN DESK” (参照 2025-05)

新幹線でのビジネスマナー

新幹線でのビジネスマナー

仕事関係で新幹線を利用する場合、通話の可否だけでなく、基本的なビジネスマナーを把握しておくことも大切です

上座と下座

新幹線の上座下座

新幹線の場合、原則として上座は窓際の席、下座は中央か通路側の席です。ビジネスの場において、座席に関する考え方は基本的に共通しています。飲食店では入口から遠い奥側の席が上座、新幹線も同様、通路から最も奥にある窓際が最上位と見なされます。

それに対し、下座は二人席なら通路側、三人席であれば出入りしにくく感じる中央が末席です。また、座席を向かい合わせた時は進行方向が上座であり、背中を向けた側の座席は下位になります。ただし、上司に上座を強いる必要はなく、奥の席を勧めつつ本人の意向に任せれば問題ないといわれています。

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パソコン利用時

車内でパソコンを利用する時は、キーボードの音に注意するのが基本マナーです。新幹線で移動する際、多くの仕事を抱えていると、乗車中もパソコン作業を進める必要が出てくるでしょう。時間に余裕がない場合、作業に専念するあまり、キーボードを叩く音は大きくなる可能性があります。

仕事に追われていても、客室内で騒音を出せば、周りから迷惑に思われるかもしれません。新幹線の静かな社内では、キーボードのタイピング音が意外と目立ち、周囲の乗客の迷惑になってしまうこともあります。座席でのパソコン利用は許容されていますが、周りへの配慮として、キー操作の音には気をつけたいところです。

緊急時のマナー

仕事関係で緊急連絡が入った場合も、客室内での通話は原則禁止です。新幹線に乗車中、急ぎの用件で職場や取引先から連絡があった時は、すぐに着信対応したいと感じるでしょう。また、パソコン上でデータを確認する必要があり、機材を抱えてデッキに移動するとなれば手間がかかります。

それでも、TRAIN DESKなどの優先車両を除くと、客室内にとどまり通話する行為はマナー違反です。緊急性のある電話でも、一部の車両やデッキ以外では、通話を控える必要があります。新幹線はプライベートな空間ではないため、常に周りへの配慮を忘れず、マナーをふまえ適切に行動することが望ましいといえます。

新幹線の座席と食事マナー

 新幹線の座席と食事マナー

新幹線で快適な時間を過ごすには、座席の使い方や食事のマナーも理解しておくとよいでしょう。

リクライニングの倒し方

客席のリクライニングは、一段階だけ下げる倒し方が主流です。JRの場合、乗客がリクライニングを完全に倒しても問題ないとの認識が共通の見解といわれています。正規のルール上は、どれだけリクライニングを傾けても、非難されないでしょう。

ただし、暗黙の了解事項としては、後ろの席に配慮して一段階か二段階まで倒す方法が許容範囲と見なされています。また、少し座席に角度がつけば、かなり座りやすくなるとの声も聞かれます。いずれにしてもトラブルを避けるうえでは、リクライニングを倒す時に後ろの席の人にひと声かける気遣いは必要です。

座席の動かし方

座席を向かい合わせに動かす時は、同席者への配慮が不可欠です。新幹線の座席は、ルール上は乗客が任意に回転させても問題ありません。ただし、指定席は身内だけが同席になるとは限らず、見ず知らずの乗客同士が相席になるケースも見られます。身内以外も相席になった時、自分のグループが多いからと座席を動かすと、身内でない同席者は肩身が狭くなるでしょう。

また、最初は空席でも、途中から別グループの同席者が乗車してくる可能性もあります。新幹線の指定席は、自由席に比べて乗客同士で融通しにくいため、空席がある時などは座席を回転させないことが基本マナーとなっています。

食事のタイミング

客室内で食事するタイミングは、周りに合わせるのが無難です。新幹線に乗車する場合、食事のタイミングについて明確なルールはありません。長い時間をかけて移動する際、普段と同じく、空腹になったタイミングで食事を取ることは可能です。とはいえ、人によっては、周りの乗客が食事していると食事の音や匂いが気になるとの声も聞かれます。

その点に配慮する場合、多くの乗客とタイミングを合わせて食事すれば、周りに迷惑をかけていないか気にせずに済むでしょう。新幹線はプライベート空間でなく、些細な行為が大きなトラブルに発展する可能性もあるため、乗車中は座席の使い方や食事のタイミングにも配慮したいところです

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