遅刻・忘れ物・ドタキャン。絶対NGの社会人行動

更新日:2023.03.30ビジネス豆知識

遅刻する男性

社会人としては絶対NGとされる「遅刻」「忘れ物」「ドタキャン」。これらの行動をすることはなぜいけないのか、もしやってしまった場合どうなるのかを踏まえて、その対処法を考えてみましょう。社会人でこれらの失敗をした挙げ句、対処まで間違えれば会社に迷惑がかかってしまいます。さらに、職場の人間関係が悪くなる可能性も。失敗はつきものだと悟ったうえで、いざという時の対策も頭に入れておきましょう。

遅刻NGの理由とその対策

ビジネスシーンに限らず、学生のころから遅刻してはいけないという規則はありました。時間を守らないことは、時間通りに来ると信じて待っている方の気持ちを裏切る行為になるからです。社会人の場合、評価が下がってしまったり、仕事に対する姿勢を疑われてしまったりする可能性があるため注意が必要です。遅刻してしまった場合、どのような悪影響が出てしまうのでしょうか。

社のイメージダウンになる

学生のころの遅刻は自分の責任でしたが、ビジネスシーンにおいての遅刻は自分だけの責任では済まされないこともあります。他社との商談には自社の代表として臨むでしょうが、先方もそのつもりで迎えてくれています。つまり、商談の約束に遅刻してしまった場合は、遅刻した本人の評価はもとより、会社全体の評価まで悪くなってしまうのです。会社の印象が悪くなれば、せっかくの仕事のチャンスが無駄になってしまうかもしれません。

商談などで不利な状況に

商談の約束時間に遅刻した場合、相手側に対して圧倒的に不利な状況に立たされます。待たされたことで相手も不愉快な気持ちになるでしょうし、こちらも負い目を感じるでしょう。相手が遅刻を許してくれたとしても、その時点ですでにひとつ借りができてしまいますから、こちらから要求しにくい心理も働きます。つまり、遅刻によってスタートから圧倒的に不利な状況のまま、商談に臨まなくてはいけないのです。結果にも影響すれば、会社へのダメージも小さくないでしょう。

貴重な時間リソースが削減される

タイムスケジュールがあらかじめ決まっている状況で約束時間に遅れた場合、貴重なリソースが削減されてしまう可能性もあります。スケジュールが狂って余計な手間がかかったり、遅れた分プレゼンの持ち時間が減ったりすることも。本来プレゼンできるはずだった時間が無駄になってしまうのは、会社にとっても大きな損失といえるでしょう。

遅刻後の対応が大切!

ビジネスシーンにおいて遅刻はご法度ですが、交通機関の乱れや急な体調不良など思いもよらないトラブルで遅刻することもあるでしょう。もし、大事な商談に遅刻した場合は、遅刻後の対応によってその後の明暗が分かれるといっても過言ではありません。

約束の時間になっても連絡を入れず、遅刻に対して謝罪しないのは明らかにマナー違反です。そんな対応をした場合は、計画を白紙に戻されてしまったり、契約を打ち切られたりするかもしれません。約束の時間に遅れそうな時は、前もって遅れる理由と到着予定時間を電話で伝えておきましょう。到着した後は改めて遅れたことをお詫びし、真摯な気持ちでの対応を心がけてください。

約束の時間に遅刻しないためには、スケジュール管理の徹底が大切です。予定が重なる時は、前後に余裕を持たせた無理のない時間設定で約束するようにしましょう。

忘れ物をしてしまうことによる悪影響

忘れ物をすると、「仕事に対する意識が足りない」「だらしない」などの印象を持たれてしまうかもしれません。忘れ物をしてしまうのは、物への意識が薄くなっているからだと考えられます。たまにしか持ち歩かない傘を電車に忘れてしまうのは、普段持ち歩かない分、傘に対する意識が薄いからです。

忘れ物を防止するためには、その物に対する意識があるうちに手に取ったり身につけたりしておくことが効果的です。また、片付ける場所や入れておく場所を決めておくことでも忘れ物防止に役立ちます。

名刺

「名刺入れをどうしても忘れてしまう」そんな方もいます。毎日使う方より、週に1~2回しか使わない方が忘れてしまうケースが少なくありません。もし忘れてしまった場合は、「すみません、只今名刺を切らしていて・・・」と説明し、後日わたすとよいでしょう。

資料

資料を忘れてしまった場合は、その内容や置き忘れた場所によっては注意が必要です。会議用の資料を自宅に忘れてしまった場合、パソコンやクラウドにデータを保存してあれば会社やコンビニでプリントし直すことができます。しかし、仕事の機密情報や顧客の個人情報などが含まれている資料を電車の中などに忘れた場合は、大問題になるため絶対に忘れない心がけが重要です。機密情報や顧客の個人情報の管理は、法律および社内ガイドラインに準じなければならないことはいうまでもありません。

会社携帯

今の時代、携帯電話を忘れてしまうことはプライベート上の影響はもちろん、仕事上も差し支える可能性があります。たとえば営業の仕事をしていた場合、顧客や会社と連絡が取れないことは致命的といえるでしょう。タブレットやノートPCが手元にある場合はWi-Fiスポットを見つけて、会社や訪問先に電話に出られない旨を伝えておくと安心です。

ドタキャン

プライベートでもドタキャンの連絡は心苦しいものがありますが、仕事上でのドタキャンはそれ以上です。それでもドタキャンをしなければいけない状況になった場合、どの様な点に注意すべきでしょうか。

ビジネス絡みのドタキャンでは、「説明とお詫び」をしっかりと

ビジネス絡みのドタキャンは、会社同士の関係性に影響が出る可能性もあるため、最悪の場合契約を打ち切られるなど会社の損失となるケースもあります。ビジネス絡みのドタキャンは絶対にするべきではありませんが、どうしても約束をキャンセルしなければいけない場合は、はっきりとした理由とお詫びの言葉を真摯に伝えることが大切です。理由の説明とお詫びの言葉で相手が納得してくれたら、「次回の日取りはまたこちらからご相談させてください」ともう一度約束を取り付けられるように願い出ましょう。

上司や先輩の約束をドタキャン!理由は丁寧に説明

仕事をしていれば、上司や先輩に仕事を頼まれたり飲み会に誘われたりすることも多いでしょう。職場内の約束だとしても、やむを得ない理由がある場合はドタキャンも仕方ありません。この場合、会社の利益に直接的に影響することはないかもしれませんが、断り方によっては職場の人間関係に影響がおよぶ可能性があるため注意が必要です。

上司や先輩の誘いを断る場合、「自分の力不足のため、同席できない」というニュアンスで断るのがベストです。「仕事相手の誘いを断れなかった」「どうしても今日中に終わらせたい仕事がある」など、自分の努力不足でどうしても行けないと説明すれば、仕事上のことなら仕方ないと割り切ってくれるでしょう。ただし、あまりにも毎回ドタキャンが続くと、信頼関係にひびが入る恐れもあります。

「遅刻」「忘れ物」「ドタキャン」社会人としては絶対NGとされる3つの行動について解説しました。対処法を間違えれば会社に迷惑がかかってしまったり、人間関係にひびが入ったりしてしまうため、社会人としての誠意ある対応が必要です。誰でも犯してしまう可能性があるものの、「よくあることで、大したことはない」と開き直らず、真摯な反省と対応を心がけましょう。

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