海外旅行保険とは?補償内容と選び方のポイント
更新日:2023.06.19スタッフブログ最近は、コロナ禍が沈静化した影響もあり、海外旅行の需要は増えるといわれています。ただし、海外は勝手が違うため、予想外のトラブルに遭遇するリスクは高まると考えられます。突然の事故や病気に伴う出費を抑えるには、海外旅行保険への加入が欠かせないでしょう。今回は、海外旅行保険の補償内容や選び方のポイントについて保険会社とカード会社を比較しながらご紹介します。安心して海外を楽しむために、ぜひお役立てください。
目次
海外旅行保険の補償内容
海外旅行保険は、旅行先でトラブルが発生した時に費用などを補償してくれるサービスです。補償内容は、どのサービスを選ぶかによって異なります。以下では、主な補償内容について、保険会社とカード会社を比較しながらご紹介します。
補償期間
補償期間は、海外旅行でトラブルが発生した時などに契約していた保険が適用される期間です。
保険会社で契約した場合、適用期間の日数は契約者の意向に沿って選択できます。海外旅行保険では、旅行の日程に合わせて補償期間を選ぶケースが一般的です。また、多くの保険会社は、契約できる日数を最長で3カ月までに設定しています。
カード会社の場合、クレジットカードに付帯される海外旅行保険の補償期間は、基本的に出国から60日間か90日間です。保険会社に比べると、契約日数は細かく設定されないケースが多く見られます。通常、海外旅行は長期滞在にならないため、補償期間に限れば保険会社とカード会社のいずれを選んでも差し支えないと考えられます。
補償対象
補償対象は、海外旅行でケガ・事故・病気などのトラブルに見舞われた時、保険が適用される範囲です。
保険会社の補償対象は広範囲に及び、一般的に疾病死亡保障まで含まれます。疾病死亡保障は、海外旅行中の病気感染や発病により後遺傷害が出た場合、また命を落とすケースで保険が適用される仕組みです。
カード会社は、補償範囲を必要最小限にとどめて疾病死亡保障に対応していないケースが多く見られます。主な理由は、体調が優れない時や病気に感染するリスクがある場合、海外旅行を控えると考えているためです。実際のところ、海外旅行中に発病する可能性はゼロではなく、補償対象の範囲が広いほど安心感は増すと考えられます。
受診料の精算方法
海外旅行中のケガ・病気による高額出費は好ましくないため、受診料を自己負担せずに済むかどうかは重要な問題です。
多くの保険会社は、海外旅行保険の契約者が受診料を自己負担する必要のないサービスを提供しています。通常、契約者が補償期間中に旅行先の医療機関で診察を受けると、受診料は保険会社が医療機関に直接支払う仕組みになっています。
カード会社の場合、契約者が受診料を立て替えておき帰国後に会社側へ請求するケースが少なくありません。受診料の自己負担が必要ないサービスは、一部に限られるといわれています。海外旅行保険は保険会社にとって主要なサービスですが、カード会社では付帯サービスと見なされるため、補償対象などに違いが生じていると考えられます。
海外旅行保険の選び方のポイント
海外旅行保険は、ニーズに合わせて選ぶことが大切です。自分のニーズをふまえて補償期間などを選択しておけば、旅行先でトラブルに見舞われた時に安心でしょう。以下では、さまざまなニーズに応じた保険選びのポイントをご紹介します。
補償期間の選び方
補償期間は、旅行先の滞在日数に合わせるか最長の契約日数で選択するかが、重要なポイントです。
保険会社で契約する場合、補償期間は滞在日数にしたがって決まります。3泊4日の旅行なら、契約期間は4日間です。滞在が延びると別途料金を求められますが、無理に最長期間を選ぶ必要はなく、出費は抑えやすくなります。
カード会社では、補償期間が一律で60日間か90日間であり、滞在日数に合わせて選択する余地はありません。ただし、滞在が延びても補償期間を過ぎるリスクは発生しにくいため、別途料金を気にせずに済むと考えられます。以上の違いをふまえた場合、お金を節約しやすいのは保険会社、安心感を優先するなら補償期間が滞在日数で決まらないカード会社を選ぶほうがよいかもしれません。
補償対象の選び方
補償対象を選択する時のポイントは、適用範囲を自分自身にとどめるか家族を含めるかどうかです。旅行先が治安の落ち着いている国・地域であれば、トラブルに巻き込まれるリスクは低いと考えられます。とはいえ、思わぬ事故や病気に備えるなら、家族全員を補償対象に選んでおくと安心です。
カード会社の場合、補償対象は基本的にクレジットカードの所有者に限られます。家族も適用範囲に含める時は、家族カードを作成するか家族特約を利用する方法があります。ただし、家族カードは18歳以上でないと作成できません。また、家族特約がつかないクレジットカードもあります。そのため、小さな子どもがいる時は保険会社のほうが家族全員を補償対象に含めやすいと考えられます。
補償額の決め方
保険会社から支払われる最低限の補償額は、ケガや病気のリスクだけでなく所持品も視野に入れて決めることが大切です。ケガや病気に見舞われた場合、海外では日本の医療保険が適用されず、高額の受診料を請求される可能性があります。自己負担を避けるには、旅行先の受診料を参考にして補償額を検討する必要があると考えられます。
また、旅行先で事故に遭った時は、ケガだけで済まず所持品も破損するかもしれません。スマホやパソコンは修理費が安くないため、これらに対する補償も含めて最低限の金額を決めるとよいでしょう。海外旅行保険は、保険会社とカード会社のいずれで契約する場合も、自分のニーズに合わせて選ぶとトラブルに伴う出費を抑えやすくなります。
海外旅行保険の加入方法
海外旅行保険の加入方法は、保険会社とカード会社で違います。旅行の直前に慌てないためには、早めに契約を済ませるのが得策です。以下では、保険会社とカード会社の加入方法をご紹介します。
保険会社の加入方法
保険会社で海外旅行保険を契約する場合、店舗の受付窓口やインターネットでの加入が可能です。店舗の受付窓口で加入する時は、最初に保険販売員へ自分の要望を伝えます。こちらの希望内容を伝えると、保険販売員よりニーズに合うタイプを案内してもらえるでしょう。細かい要望に応えているとは限らないため、補償内容のチェックは不可欠です。
インターネットで加入する場合、希望に合う補償内容を選択します。ネット経由で契約するメリットは、保険料が窓口より安いところです。ネットサイトは運営費を抑えやすいため、実店舗より安く料金設定するケースが増えています。また、自宅で作業できるため、店舗を訪れる時間や手間はかかりません。
ただし、自分で手続きを進める必要があり、保険販売員の話を聞くのは難しくなります。いろいろ相談しながら契約するなら、実店舗のほうが適していると考えられます。
カード会社の加入方法
カード会社の場合は、すでに海外旅行保険が利用できる状態でクレジットカードを所持していれば、再度の加入手続きは不要です。クレジットカードに自動付帯で海外旅行保険がついていれば、補償内容は自動的に適用されます。それに対して利用付帯の場合、保険のついたクレジットカードで旅費を支払うと適用条件が満たされます。
保険会社に比べると、クレジットカードの補償対象や補償額は少ないケースが目立つため、事前確認は必須です。補償内容が不足している時は、保険会社と契約して補う方法があります。カード会社は滞在延長による別途料金が発生しにくいものの、補償対象などには難点があるため、サービスが手厚い保険会社も上手に活用することをおすすめします。
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