「LINE電話」「楽天でんわ」-多様化するビジネス電話
更新日:2022.05.06スタッフブログみなさんは、どんな方法で家族や友人、取引先や会社関係者と電話をされているでしょうか? プライベートであればスマートフォン、ビジネスシーンではビジネスフォンでしょうか?最近では、「LINE電話」や「楽天でんわ」など、アプリを利用した電話サービスのユーザーも増えているみたいです。そこで今回は、「LINE電話」「楽天でんわ」のサービス内容とメリットなどをご紹介するとともに、ビジネスシーンにおける理想の電話スタイルとは何かについて考えてみたいと思います。
ビジネスシーンで固定電話が主流である理由
LINE電話とは?
LINEの無料通話サービスは良く知られています。LINEユーザー同士が電話回線でなく、ネット回線を利用することで無料通話が可能となるサービスです(パケット使い放題のサービス以外はパケット通信料がかかります)。ネット回線を使っている以上、環境によっては上手くつながらなかったり、通話状態が良くなかったり、デメリットも抱えます。プライベート利用なら問題ないかもしれませんが、ビジネスシーンにおいて「電話がつながらない」「通話状態が良くない」事態はできるだけ避けたいところです。
その無料通話サービスに対し、電話回線を使って有料で通話できるのがLINE電話です。通話料金が発生するものの、途中で電話が切れたりすることもなく、安定した通信環境の中、通話ができます。ビジネスシーンにおいては、こちらのサービス利用が無難でしょう。
楽天でんわとは?
楽天でんわとは、通話料金が半額になる電話アプリです。電話番号を変える必要もなく、アプリをダウンロードするだけでサービス利用が可能です。楽天でんわを利用して相手に電話をかける時は、番号の頭に「0037-68-」をつけます。これだけで通話料が半額になる仕組みです。
LINE電話と同じく、電話回線のため、途中で通話が途切れることはありません。大事な取引先とも安心して通話ができます。そのうえ、通常料金より半額ですので、経費削減効果も期待できます。
通話料金はどっちがお得?
安定した電話回線で通話ができるLINE電話と楽天でんわ。大切な取引先や顧客との通話を損なわない意味でも安心して使えるサービスですが、やはり気になるのはコスト。このふたつのサービスでは、どちらがお得なのでしょうか?
LINE電話の場合、30日プランに加入して1分あたり2円かかります。一方、楽天でんわは30秒あたり10円(税別)の料金が発生。通話単価もLINE電話のほうが安いですし、通話時間が長ければ長いほど、料金の差も開いてしまいます。単純に料金だけを比較すれば、コストパフォーマンスにすぐれるのは圧倒的にLINE電話みたいです。
ちなみに、一般的なキャリアを使用した通話代金は、30秒あたり21円。これと比較すると、楽天でんわは半額、LINE電話では20倍以上割安な料金で通話が可能です。
ただし、楽天でんわは国際通話でも国内通話と同じ30秒あたり10円の料金で通話できます。海外展開していて、頻繁に海外のビジネスマンと通話する機会があれば、楽天でんわの利用を検討したほうが良いかもしれません。
LINE電話と楽天でんわの利用ポイントをまとめます。
■LINE電話・・・通話品質が良好ながら、コストパフォーマンスが高い。
■楽天でんわ・・・コスト面ではLINE電話に劣るものの、国際通話料金も格安で利用できるなど、付加価値のサービスが魅力。
LINE電話も楽天でんわも、市場ブランドが確立していて使いやすいサービスです。アプリをダウンロードするだけで利用がはじめられますので、わずらわしい手続きも必要なく導入しやすい点も売りです。ビジネスマンとしては、利用目的に合わせてメリットの高いほうを選ぶと良いでしょう。
ビジネス電話として理想のスタイルは?
インターネット回線で通話できるIP電話も登場し、携帯電話がさらに進化してスマホが普及するなど、電話サービスを巡る環境はここ数年で劇的に変化しました。LINE電話や楽天でんわなど、アプリを利用した便利なサービスも生まれています。使いやすく、そのうえコストパフォーマンスも良ければ、ビジネスマンとしてはぜひとも有効活用したいもの。今後もこれらのサービス同様に、常識を覆す電話サービスが誕生するかもしれません。
ただ、便利なサービスが生まれる中で、固定電話サービスがビジネスの世界では主流を占めています。会社の代表電話は固定電話の番号がスタンダードですし、携帯電話で営業活動を展開する個人事業主の方も、信頼性を確保する目的で固定電話番号を設置するケースも目立ちます。
ちなみに、個人事業主の方が弊社サービスを利用して、固定電話番号をレンタルする理由には、次の様なものがあります。
□携帯電話番号より、固定電話番号を名刺に掲載するほうが、クライアントの印象も良くなる。
□携帯電話番号しか連絡先がないと、どうしても小さなオフィスだと思われてしまう。
□プライベート用の番号と、ビジネス用の番号の切り分けをきちんと図りたい。
これらの理由を見ると、ビジネスシーンにおける固定電話の利用価値が見えてくると思います。すなわち、「信頼」「安心」「印象」など、データ化しにくい評価ポイントです。
クライアントやお客さまとの信頼関係、相手に与える安心感や印象などは、どんなビジネスにおいても欠かせない要素です。これらを担保する機能として、固定電話の価値が見直されているのではないでしょうか。
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