聞き上手=コミュニケーション能力が高い!今すぐ聞き上手になれる5つの手法

更新日:2022.06.08スタッフブログ

聞き上手=コミュニケーション能力が高い!今すぐ聞き上手になれる5つの手法

「話し上手は聞き上手である」と言われます。スピーチがうまい人ほど目立ちませんが、聞き上手の人の周りには自然と人が集まりやすいです。「聞き上手になりたい」「聞き上手の人に憧れる」という人も多いでしょう。ビジネスの場でも、聞き上手な人は印象が良く重要な仕事を任される機会も増えます。この記事では、聞き上手になる方法を5つ紹介します。聞き上手になりたい方はもちろんのこと、「いつも自分の話ばかりしてしまう」と悩んでいる人も、ぜひ参考にしてください

聞き上手になると何が良いのか?

聞き上手になると何が良いのか?

聞き上手は、コミュニケーション能力が高い証拠と言われます。話を聞くスキルとは、ただ単に聞くということではなく、話を聞き理解するという能力です。多くの分野でこのコミュニケーション能力は欠かせません。さらに聞き上手は話を聞き内容を理解するだけでなく、相手に「話したい」という気持ちにさせる力も持っています。

そのため聞き上手の人は信頼感も沸きやすく、いろいろなことを任せられる機会も増えます。このほか、聞き上手はリーダーとしても適しています。「この人ならば話を聞いてくれる」と部下に思わせることができれば、仕事も円滑に進むことでしょう。

聞き上手な人の特徴

聞き上手な人には、以下のような特徴があります。

  • 相手の話す内容を正しく理解する
  • 相手を肯定する力がある
  • 相手に共感できる
  • 相手の心を開く
  • 相手の信頼感を高める

つまり、「聞き上手」とは単に相手に勝手にしゃべらせている人ではなく、「この人にもっと話を聞いてほしいと思わせる人です。これはコミュニケーション能力にも当てはまります。コミュニケーション能力が高い人は、相手の心を開く術に長けているため、どんな立場の人とでも良好な関係が築けます。どんな職場でも重宝される理由はこのためです。

聞き上手な人が持っている能力「傾聴力」とは?

聞き上手な人が持っている能力「傾聴力」とは?

聞き上手の人は「傾聴力」という能力を持っていると言われています。傾聴力とは、相手の話に耳を傾け、熱心に聴けるスキルのことです。もともと心理学分野で、カウンセリングなどに活用されてきました。傾聴力で大切なのは、相手に心を開いてもらい、話したいという気持ちにさせることです。

そのため傾聴力では表情や声のトーン、相づちの打ち方まで神経を配ることがポイントになります。例えば高圧的に「何か話したいことがあるならいってみろ」と言われた場合と、「何か話があるなら聞くよ」という場合では、後者の方が話をしたい方が多いでしょう。このように傾聴は「この人ならば話をしてもいい」と相手に思わせる能力でもあるのです。

聞き上手になるための心構え

では聞き上手になるにはどのような心構えで相手の話を聞けばいいのでしょうか?ここでは心構えを3つ紹介するので、実践できそうなものからチャレンジしてみましょう。

相手への共感を示すことを意識する

まずは相手の話を聞いて共感する姿勢を作ります。相手の方へ体を向け、視線は相手の口元からほほのあたりを見るようにしましょう。そして、相手が話し始めたら小さくうなずいて共感を示します相手の話が一段落ついたり話し終わったりするまで口を挟んではいけません

相手を尊重する

相手の話しを聞く姿勢を見せ、さらに「分かります」「なるほど」「そうですよね」と相手を肯定する相づちを打ち、相手を尊重する姿勢を見せましょう。相手を尊重する時は、否定的な態度や言葉を使うのは避けます。そうすることで、相手は「自分は尊重されている」「自分の話をしっかり聞いてくれる」と感じ、心を開いていきます。

相手をいい気持ちにさせることを意識する

人の話を聞いていると、つい意見を言いたくなることもあるでしょう。「自分だったらこうする」「それは違うんじゃない?」と言いたい場面に合うこともあり得ます。しかし、相手の話を途中で遮ってしまう言葉は、相手の「話したい」という気持ちを失わせてしまいます。

相手が話しやすい状態にさせるには、相手を否定せず共感することです。共感できなければ、相手の言葉を繰り返すのも一つの方法です。相手がつらかったといえば、「つらかったんですね」。腹が立ったといえば「腹が立ったんですね」と繰り返せば、相手は「この人は自分に共感してくれる」と思います。

聞き上手になるための5つの方法

ここからは実際に聞き上手になるための手法を5つ紹介します。すぐに実践できる方法もあるので、参考にしてください。

バックトラッキング

バックトラッキングとは、前述したような相手の言葉を繰り返す手法です。例えば「つらかった」と相手が言ったら「つらかったんですね」と返します。ポイントは、相手が使った言葉をそのまま使うということです。同じ言葉を繰り返すことで、相手は繰り返された言葉に対して「理解された」「うん、そうだよ」といった「YES」と同じような気持ちを無意識に持ちます。

バックトラッキングは相手の「YES」を増やしていくことで、「理解してくれている」「わかってくれている」という状態を作るのです。ただし、何も考えていないまま同じ言葉を繰り返しているだけでは、本当に話を聞いているのか、という疑心を生んでしまい逆効果になってしまうこともあるため注意しましょう。

ラポール

ラポールとはフランス語で「橋を架ける」という意味があります。これが転じて「相手との共感関係を作る」「心を通じ合わせる」といった心理学用語になりました。相手と話しをするテンポ、聞く姿勢、表情、視線などを合わせることで「話を聞いてますよ」という意思を示します

深刻な話しを聞いている時は自分も深刻な表情に、悲しい話しを聞いている時は悲しげな表情を作るだけで、相手はラポールを覚えます。

5W1Hを意識した質問

5W1Hとは「いつ、どこで、だれが、なにを、どんなふうに」という意味を持ちます。理路整然と筋立てをして話しをするための基本の手法です。話の流れがあちこちに飛んでしまう人との会話の中で「それはいつ起こりましたか?」「その時、あなたに嫌なことを言ったのは誰ですか?」といった質問を挟むことで、相手も頭の中で情報を整理できます。

ただし、あまり質問攻めにすると相手は戸惑ってしまいます。相手の話しが一息ついた時に、「なるほど、ちょっとお聞きしたいのですが」と質問をしましょう。

肯定的な反応を返す

前述したように、否定的な相づちを打てば相手は話したいという気持ちを失ってしまいます。たとえ相手の話が納得できなくても、まずは「分かります」「そうなんですね」と肯定的な相づちを打ちましょう。肯定的な反応を返していくことで、相手が話せる環境を整えていくことができます。

おしゃべりは相手7:自分3を意識

聞き上手と言っても、ずっと黙ったまま相手の話を聞いていてはいけません。適度に相づちや質問を挟みましょう。割合は7:3が目安です。相手が7割自分が3割です。例えば相手がまず一気に20分間話すのであれば、自分は5分程度、相づちや質問をするという程度が目安です。

そうすることにより相手は「話を聞いてもらった」という気持ちになれます。ただし、相手が求めている会話のテンポに応じて、臨機応援に対応できることが望ましいです。8:2が適当なケースや5:5が最適なこともあります。相手の反応をみつつ、自分と相手との話の割合を決めましょう。

聞き上手=コミュニケーション上手になろう

聞き上手は相手の話を黙って聞く人ではなく、相手の話の内容を正しく理解し、そして相手の「話したい」という気持ちを引き出す事です。聞き上手になりたいという場合は、まず今回紹介したテクニックを実践してみてください。聞き上手になることで、さまざまな場面でのコミュニケーションが円滑に行えるようになるでしょう。

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