電気通信事業者とは?
更新日:2022.10.31スタッフブログ現代社会を生きる我々にとって、もはや、携帯電話・スマートフォンは欠かせないと言っていいものではないでしょうか。これらのサービスは、電気通信事業者によって提供されています。今回は、普段あまり知る機会がない「電気通信事業者」についてご紹介します。
電気通信事業者(キャリア)の概要
電気通信事業者とは?
電気通信事業者とは、通信サービスを提供する事業者の総称です。「通信キャリア」「キャリア」と呼ばれることもあります。「キャリア」とは、音声やデータを“運ぶ”という意味。日本では、電気通信事業法に定められた届け出を済ませ、電気通信役務(電気通信事業)を行う者を指します。
かつて、日本の通信事業は、「日本電信電話公社(電電公社)」と「国際電信電話(KDDI)」による独占状態でした。1985(昭和60)年、政府は国有事業だった通信事業を民営化することで、競争原理による通信料金の引き下げを狙います。電電公社は、民営化によって、「日本電信電話株式会社(NTT)」となりました。同年には、「電気通信事業法」が整備・施行されました。その後、さらなる通信事業の自由化を推進するための法改正「事業区分の撤廃」「各種許可制の規制緩和」などがあり、現在に至っています。
電気通信事業者の種類
電気通信事業者には、「自社で通信設備を保有している事業者」と「通信設備を保有せずに他の事業者から設備を借りている事業者」の二種類が存在します。電気通信事業法の改正前は、前者を「第一種通信事業者」、後者を「第二種通信事業者」と区別していましたが、現在は第一種と第二種の事業区分が廃止されています。
旧第一種通信事業者と旧第二種通信事業者には、どの様な団体があるのか、その一部をご紹介します。
伝送路設備を保有する電気通信事業者(旧第一種通信事業者)
固定電話・携帯電話・PHS・無線呼び出しなどを手掛ける業者が数多くみられます。一方で、鉄道会社や電力会社は、他の電気通信事業者へ伝送設備などの貸し出しのみを行っています。
- NTTグループ(NTTコミュニケーションズ/NTT東日本/NTT西日本/NTTドコモ)
- KDDIグループ(沖縄セルラー電話/UQコミュニケーションズ)
- ソフトバンクグループ(ソフトバンク/ウィルコム沖縄)
- 鉄道事業者(近畿日本鉄道/東京急行電鉄)
伝送路設備を保有しない電気通信事業者(旧第二種通信事業者)
プロバイダ・付加価値通信網(VAN)提供会社・情報サービス会社・機械設備・警備会社といった事業者がみられます。こちらは、「届出電気通信業者」と呼ばれることもあります。
- 付加価値通信網提供会社(NTTデータ/NTTデータウェーブ/インテック/日本テレネット)
- 情報サービス会社(ロイター・ジャパン/日本経済新聞/野村総合研究所/フジテレビジョン/TBSテレビ)
- 警備会社(ALSOK/セコム)
代表的なキャリアをご紹介
こちらでは、日本の代表的なキャリアを携帯電話とPHSに分けてご紹介します。かっこ内はサービス名称となります。
携帯電話のキャリア
- NTTドコモ(NTT docomo)
- KDDIグループ(KDDI(au)/沖縄セルラー電話(au))
- ソフトバンクグループ(ソフトバンク(SoftBank、Y!mobile)/ウィルコム沖縄(Y!モバイル))
PHSのキャリア
ソフトバンク・ウィルコム沖縄(Y!mobile)
これらの代表的なキャリアが手掛ける、携帯電話やスマートフォンのほかに「ノンキャリア」が少しずつ市場に参入してきました。ノンキャリアスマホは、「SIMフリー」「SIMフリースマホ」「格安SIM」などと呼ばれ、上記でお伝えしたキャリアに縛られない端末を指します。ノンキャリアの端末を入手すれば、どの通信業者とも契約を結ぶことができるのです。
通信機能があるモバイル機器本体には、通信に関する情報が記録された「SIMカード」を挿して使うことがほとんどです。国内の各キャリアが販売するモバイル機器は、「SIMのロック」がかかった状態で販売されています。「SIMの解除」が必要な場合は、それぞれのキャリアの窓口に依頼します。SIMロックが解除された状態が「SIMフリー」と呼ばれる端末です。
2015年5月、総務省は大手通信各社にSIMロック解除の義務付けを行いました。SIMフリー端末を持っていれば、大手キャリアだけでなく、好きな回線を選べるのが特徴。消費者にとっては、大きなメリットが生まれます。
さまざまな通信サービスについて
電気通信サービスとは、電気を使って映像・音声・文字を伝える通信サービスを指します。パソコンや携帯電話、あるいはスマートフォンに通信を提供するサービスも電気通信サービスのひとつです。次に代表的な電気通信サービスを挙げてみましょう。
- 固定電話
- 携帯電話/PHS
- IP電話
- DSL
- CATVインターネット
- FTTH(Fiber To The Home)
- FWA(Fixed Wireless Access)
- BWA(Broadband Wireless Access)
これらのうち、「FTTH」「FWA」「BWA」は耳慣れない方も多いと思います。「FTTH」は、電話局から家庭までを光ファイバーケーブルで結ぶネットワークのことです。次いで、「FWA」とは、無線通信機器を用いてインターネットへのアクセスを可能にするシステム。最後の「BWA」は、2.5GHz帯を使用する広域移動無線アクセスシステムです。ネットワークに接続するサービスで、代表的なものに「WiMAX」があります。わたしたちの生活は、この様なさまざまな通信サービスによって日々支えられているのです。
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