セキュリティ関連の国家資格を紹介

更新日:2022.05.06スタッフブログ

セキュリティ対策のための人材

情報化社会である現代において、ネットセキュリティ対策は必須です。2017年から新たに加わった情報セキュリティの国家資格「情報処理安全確保支援士」。サイバーセキュリティに関する専門知識と実践的な技能を養成するための試験制度です。今回は、情報処理安全確保支援士についての基本情報をご紹介します。

サイバーセキュリティのスペシャリスト

情報処理安全確保支援士とは?

情報処理安全確保支援士は、2017年4月に誕生した新たな国家資格です。情報系資格初の登録制士業となったことで、注目を集めています。情報処理技術者試験の中で行われていた「情報セキュリティスペシャリスト試験」の代わりに、新制度として実施される様になりました。この試験は年2回行われ、受験料はレベル1から、最高難易度のレベル4まであり、すべて5400円です。だし、登録を行うと登録手数料・講習受講料が別途必要となります。

サイバー攻撃が急激に増加したことで、サイバーセキュリティの人材確保が急務といわれる中、セキュリティ業界は「約8万人の人材不足」という深刻な課題を抱えています。情報集約社会となった今、一度攻撃を受ければ、その被害は甚大なものになる可能性があり、これらの対策は重要さを増しています。
サイバーセキュリティに関する実践的な知識・技能を持つ専門人材の育成と確保が、資格制度導入の大きな目的です。

資格を取得する方法

情報処理安全確保支援士になるためには、情報処理安全確保支援士試験に合格して資格を取得することが基本条件です。しかし、以下の試験に合格していれば試験を免除できます。

  • テクニカルエンジニア(情報セキュリティ試験)
  • 情報セキュリティスペシャリスト試験

ただし、この免除適用は、「情報処理安全確保支援士試験制度開始から2年まで」という期間が設けられており、それ以降は登録資格を失う点に注意が必要です。

情報処理安全確保支援士を名乗るには、規定講習の受講が義務

情報処理安全確保支援士として活動するには、規定講習を受講しなければなりません。登録日から1年以内に1回6時間のオンライン学習、さらに3年に1回6時間の集合講習の受講が義務付けられています。講習科目は「知識」「技能」「倫理」の3つ。毎年講習内容は更新されるため、常に新しい情報セキュリティ関連の知識取得が可能です。

なお、所定の講習を期限までに受講しなかった場合、登録の取り消しまたは名称の使用停止扱いになることも。セキュリティ保全活動を続けるには、定期的に講習を受けてスキルをバージョンアップすることが必須となります。

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