取引先や応募先から非通知で電話があった時の対処
更新日:2024.05.31スタッフブログ非通知設定の電話は怪しいものが多く、一般的に印象がよくありません。それでも、仕事の取引先や就職活動の応募先からは少なからず非通知で電話がかかってきます。なぜ通知してくれないのか、疑問に感じている方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回は、企業が非通知で電話する代表的なパターンや電話を取るべきか迷った時の対処法をご紹介します。
目次
企業が非通知で電話をかける理由とは?
企業が非通知で電話をかける理由としては、昔からの慣例、システム的な問題、外部に業務委託している場合などが挙げられます。
企業の慣例
古くからある企業では、非通知での電話が慣例になっているケースが見られます。もともと企業の電話は非通知に設定される傾向にあり、伝統を重んじるところは昔ながらのスタイルをそのまま受け継いでいる場合が少なくありません。
実際には「伝統を守るのは大切」と考えている企業ばかりでなく、きちんと必要性を認識している場合や初期設定の変更を忘れている場合もあります。ただ、いずれも根底に「非通知は伝統的なルール」という意識があり、設定を変えずに使い続けているのです。
システムの問題
企業によっては、システム的な問題から電話が非通知になっています。とくに多いのは、セキュリティー面に配慮しているパターンです。非通知設定であれば、電話をかけ間違えても通話先に企業の電話番号を知られずに済みます。
電話番号を知らせ、後から折り返されると対応が難しくなる時にも、非通知で発信することがあります。とくに就活時期には学生から連絡が殺到すると通常業務に差し支える恐れがあるため、企業は非通知で連絡するケースが少なくありません。
外部委託の場合
企業が電話対応業務を外部委託している場合、着信が非通知になる可能性は高いといわれています。主な理由は、セキュリティー対策です。代行業者の多くは、クライアント企業の機密情報が外部流出するのを防ぐ手段のひとつとして非通知設定を選択しています。
企業が採用活動で電話対応を外部委託する際には、代行業者の電話番号が就活生に伝わると心当たりのない会社からの着信と誤解されるかもしれません。そんな事態を避ける意味でも、非通知で電話するところが多く見られます。
電話を取るべきか迷ったら(就活生の場合)
企業はさまざまな理由から非通知で連絡してくるので、就活生はできるだけ電話に出るのが無難です。
非通知の電話には折り返せない
非通知の電話を取らないと、どこから連絡があったか気になっても折り返せません。もし就職を希望する企業からの着信であれば、対応が遅れてしまいます。貴重な時間を少しでも無駄にしないためには、非通知でも電話に出るのが望ましいと考えられます。
自宅の固定電話やスマートフォンは、設定状況を確認するのが賢明です。初期設定で「非通知電話を拒否する」が選択されていると、せっかく企業が連絡してくれても電話がつながりません。着信拒否の設定になっていたら、早めに解除しておきましょう。
電話に出られなかったら
就活中は忙しく動き回るため、いつでも電話を取れるとは限りません。電話に出られなかった時には、うまく事後対応すれば大丈夫です。
まずはメールやメッセージ等に、企業からの連絡が来ていないか確認しましょう。企業側は非通知には折り返せないと理解しているため、連絡手段を切り替える可能性があります。また、念のために留守番電話機能も設定しておくと安心です。
企業に問い合わせるなら
非通知の電話を取れず、メールやメッセージも残されていなければ、心当たりのある企業に問い合わせるのも選択肢のひとつです。その際、言葉遣いだけでなく電話する時間帯などにも十分に配慮しましょう。
電話がつながったら大学名・氏名を名乗り、非通知電話に出られなかったことを謝罪したうえで連絡を頂戴したか確認します。最初に「お忙しいところ申し訳ありません」と一言添えるのも忘れず、ビジネスマナーにしたがい話を進めましょう。
電話を取るべきか迷ったら(会社員の場合)
非通知電話は、取引先や応募先企業からの連絡ばかりではありません。会社員の場合、悪質な電話である危険性も考慮した対応が求められます。
さまざまな非通知電話
非通知電話は、企業からの連絡以外に悪意のあるものが数多く含まれます。代表例を挙げると、無言電話、詐欺の電話、ストーカーによる電話などです。場合によっては、発信者から脅迫される恐れもあります。
いずれも迷惑な行為であり、電話対応すれば不愉快に感じるばかりです。とはいえ、仕事関連の重要な連絡が非通知でかかってくる可能性も否定できません。会社員は、電話を取るか取らないか状況に応じて判断する必要があるでしょう。
電話を取るなら要注意
重要な商談を進めている時であれば、ビジネスチャンスを逃さないために非通知電話でも取ったほうがよいかもしれません。ただし迷惑電話と判明したら、十分に警戒しなければいけません。無言電話やいたずら電話もストレスになりますが、特に気をつけたいのは詐欺の電話です。巧みな話術で企業の機密情報を聞き出そうするため、注意は怠れません。ストーカーの電話も、事件に発展するリスクがあるため要注意です。
電話を取らない時の対処法
非通知設定の電話は、発信者の特定がとても困難です。電話会社は通話記録を所持していますが、利用者の個人情報を保護する立場にあり簡単にはデータを開示しません。悪質な電話を避けるには、非通知をすべて着信拒否するのも有効な対策のひとつです。取引先との商談が進行中なら、非通知電話は取らない旨を伝えるとともに別の連絡方法も用意しておくとよいでしょう。メールを活用する場合、あらかじめ送信する日時まで決めておけば見過ごされる心配がなく安心です。
こちらから非通知でかけるのはアリ?
こちらから電話を非通知でかけると、誰が発信したか分からず怪しまれるリスクがあります。できれば通知したほうが、業務をスムーズに進められると考えられます。
基本は勤務先の方針
仕事場で電話する時、番号を表示するかどうかは勤務先の方針にしたがえば基本的に問題ありません。伝統的に非通知設定を守り続けている職場であれば、それを受け継いでいくのが適切な姿勢といえます。
どちらも選べる場合には、電話番号を表示すると通話先に安心感を与えやすくなります。電話機によっては初期設定から非通知になっている場合もあるため、必要なら設定変更しておきましょう。
外部委託での注意点
電話対応を外部委託する際には、事前に代行業者の方針を把握することが大切です。業者ごとに業務スタイルは異なり、番号表示に関しても自分の勤務先と方針が一致している保証はありません。
何も知らずに契約すると、トラブルを招く恐れがあります。番号通知を望んでいても、代行業者次第では非通知で対応されるかもしれません。トラブルを回避するには、契約前の確認が不可欠です。
電話代行サービスのメリット
電話代行サービスは非通知設定ではなく、貴社でご使用中の電話番号をそのままご利用いただけます。営業活動や採用業務において普段通りの発信番号が通知されるため、不信感を抱かれる心配はありません。
弊社の電話番号は表示されないため、お客様が外部委託に好印象をもっていない場合でも安心です。あくまで貴社の受付窓口として対応いたしますので、企業の信頼性向上にも貢献できます。外部委託に不安がある時には、遠慮なく弊社にご相談ください。
この記事を読まれている方へのオススメ
>>相手を不快にさせない電話での聞き返し術
>>こんな時どうする?困った時の電話対応のコツ
>>やってしまいがちな電話応対の失敗事例を紹介
最新記事 by 電話代行サービス株式会社広報部 (全て見る)
- 電話の取り次ぎが業務効率に与える影響と改善策 - 2024年11月20日
- 【例文付き】信頼度UP!取引先への電話の折り返しマナー - 2024年11月18日
- 格安電話代行に乗り換えたい方へ!電話代行サービスがおススメな理由 - 2024年11月15日