会社の社内行事。断るのはあり?
更新日:2022.05.06スタッフブログビジネスパーソンであれば、一度や二度は誘いを受けたであろう社内イベント。これまで何となく「参加しなければならない」という気持ちで参加していた人たちも、心のどこかで「これって強制だろうか?」と疑問に感じたこともあるのではないでしょうか。お祭り気分で行われるさまざまな社内行事も、その特徴を見れば業務の一環であるケースもあります。今回は、会社で行われる社内行事の特徴や、断り方のポイントをご紹介します。「参加する必要あるの?」「断り方が分からない」という方は、ぜひ参考にして下さい。
社内イベント参加は任意?強制?
会社の社内イベントとは?
社員旅行やスポーツ大会、新年会や忘年会、業務色が強い社内研修や勉強会など、会社ではさまざまなイベントが行われます。全国展開をしている大企業の中には、年に一度、一堂に会して数万人もの規模で社内行事を行うところも少なくありません。社内行事を行うことで、社員同士の親睦を図るのが狙いです。
・会社にとってはメリットが多い
メール、チャット、便利な通話アプリなど、今は社員同士が直接顔を合わさなくても仕事ができるツールがそろっています。それにともない、顔を合わせたコミュニケーションが減ってきたという事実は見逃せません。そんなコミュニケーション不足を解消するための取り組みとして、社内行事が行われるという目的もあります。社内イベントを通して、普段話すことがない人と交流を深められたり、部署を越えた新しい関係性が生まれたり、あるいは上司との距離が近くなって信頼関係の構築につながるなど、メリットも多い点が特筆されます。
人間関係は、社員の悩みとして定番です。その問題が改善すれば、職場に活気が生まれ、社員の会社に対する愛着度も高まることが期待できます。長期勤務や定着率などにも好影響をもたらすでしょう。
休日なのに、参加する必要ある?
社内イベントが大切な行事とはいえ、休日の時間を犠牲にしてまで参加したい、と考える社員はそう多くないかもしれません。スポーツ大会や社員旅行などは、週末などの仕事休みを利用して行われるケースが多いため、プライベートタイムを大切にする社員にとっては悩ましい問題です。
社内イベントは強制参加でないものの、会社の風土や職場の雰囲気、社内でのポジションによっては断りにくいケースもあります。しかし、参加を強要できる権限は会社にないので、状況に照らして対応を考えることが大切です。
社内規定で社内行事の参加が義務化されている場合、業務の一環(労働時間)に位置づけられている可能性もあります。ただし、労働時間であるかどうかは、次の要件を備えているかどうかで判断します。
- 指示命令・参加義務の有無
- 不参加の場合、ペナルティーなどがある
- 社内イベントと業務との関連性
これらの要件が含まれる場合、それはイベントではなく純粋な業務として行われている可能性があります。内容だけでなく、指示命令の有無などの要素を細かくチェックしましょう。
また、強制ではなく自己判断で参加する類いのイベントは、基本的に業務と見なされません。参加する・しないも本人の自由です。ただし、参加イベントの中で、世話係や幹事などを任された場合は、一部労働として認められる可能性もあるでしょう。
断る時は上手に断ろう
任意参加の社内行事とはいえ、はっきりと「参加しません」と断りにくいものです。会社側や、誘ってくれる上司も、よかれと思って参加を促しています。その気持ちを無駄にしないためにも、断り方のポイントだけはしっかり押さえておく様にして下さい。
断る時は、以下の気持ちを持って丁寧に不参加を表明しましょう。
- 誘ってくれた人に対し、「ありがとう」という感謝の気持ち
- 事情を説明し、参加できないことをわびる
また、参加できないとしても、その場で返事をするのはおすすめできません。「ちょっとスケジュールを確認させて下さい」と後日返答することを約束し、改めてお断りするのが無難です。ただし、社内イベントがあるたびに毎回断っていると、「付き合いが悪い」と思われかねません。これも仕事のうちだと割り切って参加することもまた、ビジネスパーソンとして必要な資質かもしれません。
最近はやりの「朝活」「ランチ会」は?
近年、社員交流や情報共有、スキル向上を目的に、朝食やランチの時間を有効活用する「朝活」「ランチ会」などを主催する企業が増えています。多くの場合、任意参加で行われている様ですが、ここでも、「断りにくい」「参加しなければ人間関係に響く」など悩みを抱えるビジネスパーソンも少なくありません。
問題は、それが強制性のある業務の一部なのか、任意参加の自由イベントなのか、ということ。どちらともいえない雰囲気の朝活・ランチ会であれば、主催者側にどういう意図で行われるのか、業務なのかそうでないのか、事前に確認しておくことが大切です。そうすれば、中途半端な気持ちでモヤモヤするよりは、スッキリした気持ちで勉強会に参加できるでしょう。
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