転職初日の挨拶で好印象を与えるには?例文あり
更新日:2024.12.16ビジネス豆知識仕事を転職した際、中途入社の初日は、挨拶を求められる場合が多いといわれています。自己紹介が苦手との声は少なくありませんが、事前に準備しておくと、安心して転勤初日を迎えられるでしょう。一度、好印象につながる挨拶のコツなどを確認すれば、緊張を和らげるのに役立つと考えられます。そこで今回は、転職初日の挨拶が重要になる理由を解説し、最初の挨拶で好印象を与えるコツや参考材料になる例文などをご紹介します。
目次
なぜ転職初日の挨拶が重要なのか?
ビジネスの場で転職初日の挨拶が重視される理由は、挨拶の良し悪しが新しい職場の第一印象に影響を及ぼすためです。最初の印象がよくなれば、周りから一緒に働きたいと評価されるケースが多く、仕事に取り組みやすくなるといわれています。
転職初日に気をつけること
転職初日に周りから高評価を得るうえで、出社・挨拶する時の身だしなみや持ち物には注意が必要です。初日の身だしなみは、事前の面会や採用面接の時と同じく、清潔感のある服装が望ましいでしょう。もし私服OKの職場でも、ラフ過ぎる格好や不衛生な髪型より、節度の感じられるスタイルのほうが好印象につながると考えられます。
また、ビジネスの基本マナーとして、提出書類や筆記用具・メモ帳をはじめ忘れ物はNGです。あらかじめ当日の持参品が指定されている場合、前日までに準備を終えておくと、当日になってから慌てずに済みます。初出社の日は、余程の事情がない限り時間厳守です。出社時間に遅れると初日から遅れたイメージが強く残り、後々の仕事に差し支える可能性もあります。
転職初日の遅刻は厳禁であり、さまざまな事態に備えて早めに家を出るのが得策といえます。身だしなみや持ち物を念入りにチェックし、時間に余裕をもって出社すれば、転職初日でも落ち着いて挨拶できるでしょう。なお、企業や職場によっては、最初の挨拶が終わると早々に業務開始となるケースも見られます。そのため、転職初日は、すぐ仕事に取り組める準備を整えておくことも大切になります。
転職初日の挨拶:好印象を与えるコツ
転職初日の挨拶で好印象を与えるには、話す内容を簡潔にまとめることを強く意識しましょう。
新卒と中途の違い
転職者は、謙虚な姿勢を心がけて手短に話すことがおすすめです。中途入社の場合、新卒の新入社員と違い、すでに一定の業務経験を積み上げているケースが多く見られます。その際、転職初日の挨拶では、いろいろな過去の実績をアピールしたいと考える方もいるかもしれません。とはいえ、これまでの業績を長々と話し続ければ、貴重な業務時間を無駄に消費する可能性があります。
また、過度な自己アピールは自慢話に聞こえ、不快に思われるかもしれません。多くの仕事は1人で進めるものでなく、周りと協力するうえで、チームワークを意識する姿勢は重要です。そのため、必要最低限の項目のみを手短に話せば、好印象を与えやすくなるといわれています。
具体的に、転職初日の挨拶で伝えたい主な項目は、氏名・担当予定の業務・勤務スタイル・仕事への意気込みです。勤務スタイルについては、時差出勤や在宅勤務になる場合があれば、最初に話しておくとトラブル回避に役立ちます。
自己紹介に費やす時間は、基本的に1分間程度が目安です。事前に、何を伝えるか要点を整理しておけば、約1分で主要な4項目は話せると見られています。また、手早く自己紹介が終わった場合、時間の無駄遣いと思われる心配はないでしょう。業務経験が豊富でも自己アピールは控え、簡潔で謙虚な自己紹介を心がければ、新しい職場での好感度は上がり快適に働きやすくなると期待できます。
その他のポイント
転職初日の印象をよくするためには、自己紹介で笑顔と明るい声を意識することも大切なポイントです。笑顔は、その場の雰囲気を和ませる効果があります。転職した時も、初出社の日に柔らかい表情で自己紹介すれば、新しい職場の人々は穏やかな気持ちで話を聞けるようになると見込まれます。
また、明るい声は、一般的に好感度を上げやすいだけでなく、言葉を聞き散りやすくするのにも効果的です。明確な声で挨拶した場合、自己紹介の内容は、正しく聞き手に伝わるでしょう。簡潔な内容などに加えて笑顔と明るい声も意識すれば、転職初日の自己紹介で好印象を与えられる可能性は高まると考えられます。
転職初日の挨拶【口頭編】
転職初日に口頭で挨拶する場合、さまざまな状況に合わせて自己紹介の内容を調整する配慮は大切です。以下では、いくつかの場面で使える例文をご紹介します。
みんなの前で自己紹介する場合
同じ職場の全従業員を前に挨拶する場合、余計な時間をかけず、手短に自己紹介する意識は不可欠です。
(例文)
初めまして。本日からお世話になります、〇〇〇〇です。こちらでは、前職の経験をふまえ、主に・・・の業務を担当させていただくことになりました。しばらくは、家庭の事情で週4日の勤務になる予定です。いろいろと不慣れな点もありますが、1日も早く即戦力になれるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
これくらいの長さであれば、ゆっくり落ち着いて挨拶しても1分間を超える心配はないため、職場全体に向けた自己紹介には適していると考えられます。また、業務経験がない部門を担当する場合、その旨を正直に伝えておけば、周りのフォローを得やすくなり安心です。
個別に挨拶する場合
個別に挨拶する場合、趣味に触れると、お互いの距離を縮めるのに有効です。
(例文)
おはようございます。本日から、こちらで一緒に働かせていただく〇〇〇〇と申します。☐☐県出身で、ご縁があり入社させていただく運びとなりました。△△が趣味であり、その点が活かせる・・・の開発業務を担当いたします。少しでも早く職場環境に慣れたいので、趣味の話でも声をかけていただけると嬉しいです。最初はご迷惑をかけると思いますが、一生懸命頑張ります。どうぞ、よろしくお願いいたします。
やや長めの挨拶ですが、ゆっくり自己紹介しても1分間くらいあれば話し終わるでしょう。また、この挨拶は共通の話題づくりが目的のひとつであり、とくに趣味がなければ何に興味があるか伝える方法もあります。
上司への挨拶
上司への挨拶は、丁寧な言葉遣いを心がけると好印象につながります。
(例文)
初めまして。本日付で入社いたしました、〇〇〇〇です。以前に◇◇の分野で働いていた経験があり、こちらでは改めて・・・の業務を担当させていただくこととなりました。まだまだ未熟者ですが、1日も早く会社に貢献できるよう頑張っていく所存ですので、どうぞよろしくお願いいたします。
上司に対する挨拶では、お互いの立場を考慮し、節度をわきまえて少し堅めの表現を選ぶとよいでしょう。ただし、長く話すと迷惑に思われる可能性があるため、短めの自己紹介で問題ありません。以上の例文を参考に、挨拶する相手や状況に応じて話の内容を工夫すれば、口頭での自己紹介は印象がよくなると見込まれます。
転職初日の挨拶【メール編】
メールで転職初日の挨拶文を送る時も、口頭の場合と同じく、簡潔に表現する書き方が基本です。以下では、一般的に使える数パターンの例文をご紹介します。
社内の人に向けたメール
社内向けの挨拶メールも、記載内容の基本構成は、口頭での挨拶と同じです。
例文1
タイトル:入社のご挨拶
本文:
初めまして。本日付で入社いたしました、〇〇〇〇と申します。
前職で△△分野の業務経験がある関係から、こちらでは・・・部門を中心に担当させていただくこととなりました。
いまのところ、誠に勝手ながら、週に1回ほど在宅勤務になる予定です。
何かと至らない点も多いかと存じますが、皆様のお役に立つため一生懸命に頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
最後に、本来は直接ご挨拶すべきところ、メールでのご報告となりましたことお詫び申し上げます。
(著名:所属部署・氏名)
メールのタイトルは、「入社のご挨拶」など分かりやすい名称が適しています。
例文2
タイトル:入社初日のご挨拶を申し上げます
本文:
初めまして。本日より、☐☐部に配属となりました〇〇〇〇です。
本来であれば直接お伺いしてご挨拶すべきところ、メールでのご挨拶にて失礼いたします。
前職は別の業種でしたが、ご縁もあり、こちらでは・・・の業務を担当することとなりました。
まだ経験のない分野でご迷惑をおかけすると思いますが、いち早く仕事に慣れるため力を尽くしますので、何卒よろしくお願いいたします。
(署名)
転勤初日に取り急ぎメールで挨拶する時は、その点を謝罪する気持ちも示すと、印象のよい挨拶文になると考えられます。また、未経験の業界へ転職する場合、その旨も明記しておくと安心でしょう。以上の点に配慮しつつ、手短なメールで挨拶すれば、社内の人々に好感を抱いてもらいやすくなると期待できます。あくまで例文に過ぎませんが、何を書くか迷った時などは、参考材料としてご利用ください。
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