テレワークにあると便利なヘッドセットの選び方

更新日:2023.02.16ビジネス豆知識

テレワークにあると便利なヘッドセット

現在、全国各地でテレワークが推進されるなか、注目を集めているアイテムがヘッドセットです。パソコンに接続すると、オンラインでの会話に重宝します。ただ多くの種類があるため、どれを選べばよいか迷うかもしれません。そんな時には、基本的な種類の特徴を知っておくだけでも役立つでしょう。そこで今回は、主なヘッドセットの種類、それぞれのメリットや選び方などをご紹介します。

なぜヘッドセットの需要が増えた?

最近、ヘッドセットの需要が増えた主な要因は、新型コロナウイルスの感染拡大です。

テレワーク推進

ここ数カ月間は新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、全国的にテレワークが推進されています。国内では、1年ほど前から都市部を中心に新型コロナウイルスの感染が広がり続けています。なかなか即効性のある対策が見つからず、まだ事態は早期の収束を見込めていません。そんな状況のなか、多くの職場で導入された新たな勤務スタイルがテレワークです。テレワーク推進によりパソコンの画面越しで会話するスタイルが広まり、ヘッドセットの需要は高まっています。

オンライン会議の問題

パソコンを通じて会話する際、とくにヘッドセットが選ばれている理由は通信時の音質の安定感です。現在は、テレワーク推進に伴い、職場の会議がオンラインで開かれるケースが増えています。会議の際、パソコンにマイクやスピーカーが装備されていれば議論に参加できます。ただ問題は、オンライン会議は動画通信であることです。データ量が重いため通信環境が安定しにくいのが難点です。ヘッドセットがあれば通信中に良質な音声を保ちやすく、とくに職場の会議で選ばれる傾向にあります。

装着時の作業効率

ヘッドセットは装着時に両手がふさがらず、作業効率を考えても便利なアイテムとして注目されています。ヘッドセットは、基本的にヘッドホンとマイクが一体になったアイテムです。頭や耳にヘッドホンを装着してマイクの位置を調整すれば、両手は開放されます。オンライン会議で使えば、議論に参加しながらパソコンを普段通りに操作できます。会議資料をパソコン画面に表示する際もマイク片手にパソコン操作する必要はなく、作業効率は落ちません。テレワーク時の利便性を考慮した場合、ヘッドセットはおすすめといえます。

ヘッドセットの種類

ヘッドセットの種類は、形状で大きく分けるとヘッドホン型、カナル型、ネックバンド型、耳かけ型の4つです。

ヘッドホン型

ヘッドホン型は一般的なヘッドホンとほぼ同じ形状で、マイクが装備されたタイプです。このタイプは、通常のヘッドホンと変わらずヘッドバンドの両端にイヤーパッドが備わります。一方のイヤーパッドにマイクを備えているところが、通常のヘッドホンとの違いです。

イヤホン型

イヤホン型はイヤホンに似た形状であり、カナル型とインナーイヤー型の2つがあります。そのうちカナル型は、使用する時にイヤホン部分を耳の穴に挿入するタイプです。一方、インナーイヤー型は耳の穴のそばにイヤホンをかける仕組みになっています。

ネックバンド型

ネックバンド型は、カチューシャに似た形状のバンドです。バンドの両端には、イヤホンがケーブルでつながっています。使用時には、カチューシャ状のバンドを首あるいは首と後頭部との間にかけます。バンドの両端から伸びるイヤホン部分を耳の穴に挿入するところは、通常のイヤホンと変わりません。

耳かけ型

耳かけ型は、全体がフック状のタイプです。フックの一端にイヤホンが装備され、イヤフックとも呼ばれます。フック部分を耳にかけると全体が固定されます。イヤホン部分は耳の穴に挿入する仕組みです。このタイプは、左右の耳の一方だけにフックをかける片耳型が多く見られます。実際にヘッドセットを使う時には、パソコンやスマホへの接続が必要です。その用途に応じて、接続コードの種類は変わります。基本的にパソコンであればUSB、スマホや音楽プレーヤーにはミニプラグ、ビジネスフォンにはモジュラーです。ミニプラグはパソコンやビジネスフォンにつないでも問題なく、Bluetoothならワイヤレスで使えます。

ヘッドセットのメリット

ヘッドセットには、それぞれのタイプに他とは異なるメリットがあります。

ヘッドホン型

ヘッドホン型の主なメリットは、装着時の安定感です。このタイプは、装着するとヘッドバンドが頭の広い範囲にかぶさり、大きなイヤーパッドが耳を覆うため、高い安定感があります。使用中に外れるリスクが小さく、イヤホンやマイクの位置を気にせず落ち着いて通話できるところもヘッドホン型の利点です。全体にサイズは大きめですが、折りたたみ式を選べば持ち運びにあまり不便しません。

イヤホン型

イヤホン型には、装着時の耳との密着度の高さ、持ち運びやすさや圧迫感の少なさにメリットがあります。このタイプのうちカナル型は耳の穴に奥深く挿入するため、よく密着して音漏れ防止に効果的です。軽量でサイズがコンパクトであり、持ち運びやすい特徴もあります。インナーイヤー型は装着時の圧迫感や違和感が小さく、開放的な感覚で使えます。

ネックバンド型

ネックバンド型は、圧迫感が小さく髪型が大きく乱れる心配のないタイプです。装着時には後頭部から首の辺りにかけるため、頭全体はほとんど圧迫を受けずに済みます。頭頂部を押さえつけないタイプであり、使用中に髪型の崩れが気になることもありません。イヤホン部分は首周りに固定されるバンドとつながっているため、どこかに落として紛失するリスクも少ないといわれています。

耳かけ型

耳かけ型は、耳への負担の少なさが大きなメリットです。このタイプはフック部分を耳にかけるだけで済むため、大きな負担になりません。使用中に耳があまり疲れないので、会議や仕事の打ち合わせで長時間にわたり通話する時に適しています。装着時に耳が密閉されない特徴もあり、周りの音が聞こえなくなるリスクも避けられます。

ヘッドセットの選び方

ヘッドセット選びで役立つ判断基準をいくつか挙げると、装着方法、接続方法、マイク部分の機能です。

装着方法

ヘッドセットの装着方法を基準に選ぶと、フィット感や使い心地が変わります。ヘッドホン型は安定感があり、よく頭にフィットします。イヤホン型は耳への密着性に優れ、装着時に大きな圧迫感がありません。ネックバンド型は頭を押さえつけないため、髪型が崩れるのを防げます。耳かけ型には、長く使っても耳があまり疲れない特徴があります。選択時には、どのメリットを優先するか考えるとよいでしょう。

接続方法

どの接続方法を選ぶか決める時は、ヘッドセットの使い方をふまえて検討します。基本的にパソコンで使うことを想定している場合、接続コードの種類はUSBが適しています。パソコンに加えてスマホや音楽プレーヤーにもつなぎたいと考えるなら、ミニプラグを選びましょう。家庭の電話やビジネスフォンにはモジュラー、ワイヤレスで使うならBluetoothです。ヘッドセットのコードがわずらわしく感じられる時は、Bluetoothがよいと考えられます。

マイク部分の機能

会話中の雑音を減らすには、マイク部分にノイズキャンセリングの機能があると便利です。通常、マイクは周りのいろいろな雑音を拾います。ノイズキャンセリングは一定角度の音だけ拾う機能であり、マイクが拾う雑音の範囲を狭められます。この機能があると声が聞こえやすくなるので、雑音を気にせず会話に集中したい時にはおすすめです。いま、ヘッドセットには多くの種類があります。どれを選ぶか迷った時は、使い心地がよく自分のニーズにも合ったアイテムを探してみてください。

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