社会人なら基本!「爪のお手入れ」

更新日:2023.02.24ビジネス豆知識

社会人なら基本!「爪のお手入れ」

社会人にとって、爪の手入れは髪型や服装とともに身だしなみの一部です。ビジネスシーンでは、就職面接に限らずいろいろな機会を通してチェックされています。目立たないと思って手入れを怠ると、思いもかけず不利益を招くかもしれません。不潔にするデメリットを考えれば、爪もビジネスマナーとして清潔に手入れする必要があるでしょう。そこで今回は、ビジネスパーソンとしてふさわしい爪の長さや、女性がネイルする時の注意点などをご紹介します。

適切な爪の長さ

ビジネスシーンで適切とされる爪の長さは、爪先の白い部分が少し見えるくらいです。

男性の場合

ネイルの習慣がない男性の場合、マナーとして爪先は適切な長さに切ることが求められます。爪が1日に伸びる長さは0.1mm程度といわれ、10日間で1mmに達するペースです。これくらい長くなると、先端の白い部分は指先からはみ出して目立ち始めます。爪の形も崩れてくるので、常に適度な状態を保つためにも週に1度のペースで切るのが妥当です。爪を切るタイミングは、お風呂上りがよいといわれています。入浴後は爪が比較的に柔らかくなり、切りやすくなるためです。同時に形を整えて甘皮も処理すると、見た目がきれいに仕上がります。

女性の場合

女性の場合も、職場での目安は男性と同じく先端の白い部分が指先からはみ出さない長さです。ネイルをしないのであれば、短く切っておくことが望まれます。おしゃれや業務の都合上でネイルをするとしても伸ばし過ぎはマナー違反であり、あまり目につかない長さにとどめておくのが礼儀です。ネイルの色は、クリアなマニキュアや薄いピンク系が無難と考えられています。爪の長さに問題がなくても、派手な色のネイル、つけ爪やジェルネイルはNGといわれているため避けましょう。

形を整えることも大事

ビジネスシーンにふさわしく爪を手入れするなら、長さを適切に保つとともに形を整えることも大事です。

甘皮の処理

甘皮とは、爪の根元につくられる薄い皮です。爪上皮(そうじょうひ)とも呼ばれ、爪の根元を守るキューティクル部分と角質に相当するルースキューティクルに分かれます。余分な角質の除去は、爪を乾燥から守るのに効果的です。まず指先をお湯につけ、甘皮がふやけたら綿棒や甘皮プッシャーで軽めに押し上げます。甘皮が浮いてきたら、優しい力で取れるものだけ除去します。無理すると爪や甘皮を傷めるので、強い力での処理は禁物です。

爪の表面を研磨

普通、爪の表面には多少の凹凸や縦線が見られます。これらが気になるレベルであれば、表面を磨いて処理します。爪磨きに使用するアイテムは、ネイルバッファーです。砂粒の単位を示すグリッド数が大きいほど目は細かく、よく220がおすすめといわれています。爪の丸味に沿って優しく磨くと、表面全体が滑らかになります。

保湿ケア

爪の甘皮処理や表面の研磨を済ませたら、最後は保湿ケアが欠かせません。爪は、甘皮を取り除いて表面を磨くと乾燥しやすくなります。水分の減った爪は弱くなり割れる恐れがあるため、トラブル防止には一連の処理後には保湿ケアが必須です。保湿ケアには、ネイルオイルやハンドクリームが適しています。爪に潤いがあると、乾燥を防げるだけでなく見た目もきれいに仕上がります。

清潔感ある爪を目指そう

爪を適切に処理したうえでさらに清潔感のある爪を目指す場合、爪先を裏側から見た時の長さや全体的なバランスが重要です。

爪先は裏側から長さをチェック

爪の清潔感を高める場合、爪を切る前に爪先の長さを裏側からチェックします。爪は、根本から先端までのトータルの長さで清潔感があるか判断される傾向にあります。先端の白い部分をマナーにしたがい適度な長さに切ったと思っても、好印象を与えられるとは限りません。清潔感があり使い勝手もよいといわれる長さは、爪先が指から少し見えるくらいのレベルです。最初に基準とする爪を決めたら、その爪の長さを整えます。たいてい、基準に選ばれる爪は中指のものです。

全体的にバランスを調整

判断基準に選んだ爪を適度な長さに切ったら、それを目安に全体のバランスを取ります。中指が基準の場合、人差し指と薬指は甘皮のある部分から爪先までの長さを均一にそろえます。小指は、少し長めに残しておくのがバランスよく整える時の大切なポイントです。親指は、中指の爪とほぼ同じ長さに切ります。

この方法であれば、マナー通りに先端の白い部分を切らなくても全体的には清潔な印象を与えられます。爪が必要以上に短くなり、いろいろ作業する時に使い勝手が悪くなる心配もありません。爪を裏側からチェックしてから切ると、ネイルした際にも美しく見せやすくなるといわれています。

女性のネイルで注意したいこと

女性が職場でネイルする場合、とくに注意したいことは色とデザインです。どんなネイルがふさわしいかは、職種によって異なります

新入社員の場合

新入社員のうちは、どの職種でもシンプルなネイルが基本です。ビジネスシーンにおいて、ネイルは女性の身だしなみの一環として見なされる傾向にあります。プライベートの場面と違い、おしゃれを優先すると問題です。入社したばかりであれば、透明ベースに爪先だけホワイトをのせるフレンチネイルが無難といわれています。

デスクワーク中心の場合

デスクワークが中心の場合も、新入社員と同じく控えめのネイルが基本です。事務職や経理は比較的に固いイメージがあり、メイクやネイルも派手に飾らないほうが適切と考えられています。シンプルなフレンチネイルなら、とくに問題ありません。職場に慣れて少しおしゃれを楽しむとしたら、薄めのピンクやベージュが妥当といわれています。

ファッション重視の場合

ファッション性を重視する職場の場合、ネイルを自由に楽しめる傾向があります。美容師やアパレル系の店員は、いつでも流行の最先端を追求する職種です。時代遅れのスタイルでは、お店のおしゃれな雰囲気を損なう恐れがあります。ネイルも流行の色やデザインを取り入れたほうがセンスのよさを示せるため、職場によっては歓迎されます。

不潔な爪のデメリットとは?

不潔な爪は、職場で周りに不快感を与えて自分のイメージを悪くするところが大きなデメリットです。

不潔な爪でイメージ悪化

不潔な爪は、たいてい周りから不快に思われます。爪は、指先にある小さなパーツです。一見した限りでは、髪型や服装ほど目立ちません。そのため、人によっては日頃から手入れを心がけなくても大して問題ないと思われる可能性があります。実際には、爪も髪型や服装と同じくらい身だしなみの一部として注視される要素です。

職場での業務中や取引先との面会中に、しっかり周りから見られています。爪が汚れていなくても、長く伸びているだけで不快に思われる場合があります。爪も身だしなみに含まれるため、不潔であれば「だらしない」と思われイメージが悪化しても仕方ありません。

イメージ悪化の影響

ビジネスでは、イメージの悪化がさらにマイナスに作用する場合が見られます。よくあるケースは、仕事のスキルに対する評価も下がるパターンです。爪がきれいに手入れできていないと、仕事もきちんと仕上げられるか疑われることがあります。仕事のスキルで信用を得られなければ、通常、重要な業務は任せてもらえません。お客様や取引先から契約を断られたら、ダメージは職場や会社にも広がります。これらのデメリットを避けるには、小さな爪とはいえ軽視せず日頃の手入れを怠らないことが大切です。

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