クールビズ期間中の服装はどうすればいい?服装選びのポイントや注意点について紹介
更新日:2024.08.30ビジネス豆知識暑い季節になると、半袖のシャツで勤務するビジネスパーソンの姿を目にする機会が増えます。実際にクールビズを導入する場合は、涼しい恰好であればどのようなスタイルでもよいわけではなく、考慮すべきポイントがあります。クールビズに慣れていないと、毎日の服装に困ってしまったり望ましくない格好をしてしまったりすることもあるでしょう。本記事では、クールビズ期間に気を付けたいマナーや注意点についてご紹介します。
目次
クールビズの環境省が示すガイドラインとは
クールビズでは、暑い時期を涼しく過ごせる格好であればどのような服装でもよい、というわけではないので注意が必要です。あくまでも、ビジネスの場にふさわしいスタイルを心がけましょう。
環境省では、地球温暖化対策の一環として夏を快適に過ごすライフスタイルを提唱し、ガイドラインを設けています。適正な室温の目安を28度としており、室内温度や湿度、建物の状況などを管理しながら健康で環境に優しい生活ができるように推奨されています。
クールビズの服装に関しても、許容される服装の可否が示されているのでチェックしてみましょう。ノーネクタイ、ノージャケット、半袖シャツ、かりゆしシャツ、チノパンなどが、クールビズで可能な服装として挙げられています。
また、脱炭素社会の実現を目指して政府が推進する国民運動「COOL CHOICE(賢い選択)」の主要施策に含まれており、2021年度からは全国一律の実施期間を設定せずに柔軟に実施していく取り組みが行われています。
クールビズ期間は訪問先に合わせて服装を変えましょう
クールビズ期間は、訪問先に適した服装を選ぶのがおすすめです。ここでは、訪問先によってどのような服装が好ましいのかをご紹介します。
訪問先が新規顧客の場合
商談や営業などで、クールビズの時期に新規顧客を訪問することもあるでしょう。初対面の相手には、特に真摯な態度が伝わるように気を付ける必要があります。業界にもよりますが、顧客によってはクールビズの服装を見ただけで誠意が足りないと受け取られる可能性があります。ラフな服装は避け、涼しげな夏用のジャケットを着用するのが好ましいでしょう。ネクタイを着用するのが望ましい場合もあります。
訪問先が付き合いの長い取引先の場合
付き合いの長い取引先に出向く場合は、関係性や取引先の社風を考慮して服装を決めます。対等な間柄や軽い打ち合わせなどは、ジャケットなしやノーネクタイでも問題ない場合がありますが、カジュアルになり過ぎないようにシャツやパンツ選びには気を付けましょう。お互いを良く知っている関係でも、カジュアルでだらしなく見えてしまう格好は避けるべきです。相手がどのような服装でくるかわからない場合など、迷った際には軽いジャケットを羽織ったりネクタイを用意したりするのがおすすめです。
クールビズ期間の服装選びのポイント
クールビズの時期には、具体的にどのような服装をしていけばよいか迷ってしまうことも多いでしょう。服装選びを間違えてしまうと、周囲から浮いてしまったり相手にネガティブな印象を与えてしまったりすることがあります。ここでは、クールビズ期間の服装選びのポイントをご紹介します。
業界によってもクールビズ期間の服装を変える
クールビズの服装は、業界や社風によって決めると周囲から浮いて悪目立ちやマナー違反になってしまうのを防げます。また、各業界によって風潮もあるため、周囲の様子を観察して決めるとよいでしょう。例えば、IT業界などでは、普段から比較的カジュアルな服装でも受け入れられることがあります。また、ドレスコードの厳しいイメージのある金融業界でも、会社によっては率先してクールビズを推進している場合があるでしょう。
会社がクールビズに取り組んでいる旨を事前に伝える
自社がクールビズに取り組んでいることを取引先などに前もって伝えておくと、お互いに服装選びがラクです。お客様を受け入れる場合は、先に伝えておくことで相手に失礼な印象を与えてしまうのを防げるでしょう。また、訪問者にとっても、訪問先の会社がどのような服装のクールビズを推進しているのかがわかると服装を選びやすくなります。
訪問理由によっても服装を変える
訪問理由によってもふさわしい服装が変わります。いくらクールビズ期間であっても、初めて訪問する場合や、お願いや謝罪のために訪問する場合、重要な商談などの場合は、誠意を見せるためにジャケットやネクタイを着用するのがおすすめです。大勢の聴衆の前でプレゼンテーションをする場合なども、なるべくカジュアルな服装は避け、涼しげな素材を使ったフォーマルな服装を選ぶのが無難でしょう。
クールビズ期間の注意点
クールビズ期間の服装では、どのような点に気を付けたらよいのでしょうか。ここでは、クールビズ期間に注意しておきたいポイントをまとめてご紹介します。
半そでシャツは基本的にOK
半袖のシャツを着てよいのか迷ってしまう人も多いでしょう。原則として半袖シャツの着用は多くの会社で受け入れられており、活用する人も増えています。半袖シャツはキレイめのパンツを合わせたり上からジャケットを羽織ったりする人も多いです。ただし、厳密にいうと、スーツのジャケットを着用する場合は長袖シャツを着るのがマナーです。重要な商談など、フォーマルな服装をしたい場合は恥ずかしい思いをしてしまうこともあるので気を付けましょう。
ポロシャツが許されるかは会社によって異なる
ポロシャツを着てよいかは、会社の規定や社風によって異なります。会社で許容されている場合は、ポロシャツは通気性や着心地が良くクールビズに便利なアイテムです。黒や白、ベージュなどベーシックな色やシンプルでエレガントなデザインを選ぶとカジュアルになり過ぎるのを防げます。ただし、本来スポーツで着用されるポロシャツはビジネスの場にふさわしくないとする会社もあります。ポロシャツを着てよいかわからない場合は、先輩や上司、総務などに聞いてみるのが安心です。
そでまくりは控えよう
クールビズでは涼しい恰好をすることが大切ですが、長袖を着て袖まくりをするのは控えたほうがよいでしょう。ビジネスの場では、衣服を着崩さずに本来のシルエットのままで着ることが大切です。袖まくりをすると、カジュアルに見えたりだらしなく見えたりしてしまう恐れがあります。また、他人に見えないところで袖まくりをしても、人前で元に戻した際にシャツにシワが残ってしまうので注意が必要です。シワだらけの衣服は清潔感が欠け、ネガティブな印象を与えてしまいます。
下着を覗かせない配慮が必要
下着をワイシャツの下に着ていると、汗を吸収し汗ジミなどを防いで快適に着ることができます。ただし、マナーとしてはワイシャツの下から下着が見えないように着るのが基本です。暑いからといってボタンを開けて下着を覗かせることがないように配慮しましょう。ワイシャツの下には、半袖タイプの下着を着るのがおすすめです。また、深いUネック型やVネック型だと、第一ボタンを外しても外から見えにくいです。
体毛にも注意
クールビズでは、普段の恰好よりも体の露出が増えます。体毛が気になる場合は、適切に処理をしておきましょう。半袖シャツを着ると、腋毛や胸毛などが見えてだらしない印象を与えてしまうこともあります。気にしすぎる必要はありませんが、外から見て目立つ部分はカミソリなどで処理しておくと安心です。クリームなどで保湿しながら安全に注意してムダ毛の処理を行い、清潔感のある身なりを心がけましょう。
服装に気をつけながら、健康に過ごすのが大切
今回は、クールビズ期間中の服装選びのポイントや注意点などをご紹介しました。クールビズ期間は、マナーや会社の規定に配慮しながら、臨機応変に服装を選ぶことが大切です。また、ビジネスシーンでは相手に敬意を払うことが重要です。訪問先との関係性やシチュエーションに合わせて、相手に失礼のない適切な服装を心がけましょう。また、吸収速乾や肌触りのよい素材などを選び、暑い時期に対応した服装で健康に過ごすことが大切なポイントです。
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