ビジネスパーソン必見!判断力を養う方法
更新日:2023.03.06ビジネス豆知識ビジネスにおいて、時間は何よりも貴重です。仕事中に長々と判断を迷っていると、時間や労力の無駄遣いにつながります。日頃から判断が遅いと感じている場合は、物事を即決する練習に取り組んでみてもよいかもしれません。そこで今回は、判断に迷うことで生じるコストや判断が優れた方の特徴、ビジネスパーソンとして知っておきたい判断力を養う方法などをご紹介します。
目次
判断に迷うことで生じるコスト
判断に迷うことが多ければ、それだけ時間と労力のロスが生じます。ビジネス上ではできる限りのコストを減らすことで、生産性を高める意識が大切です。
時間的なコスト
いつまでも判断を迷っていると、時間ばかりが過ぎていきます。迷っただけの成果があっても、その間に多くの時間が消費されることは確実です。買い物を例に挙げると、判断が早ければ短時間のうちに商品選びからレジ清算まで済ませられます。すぐに帰宅したら多くの時間を他の作業に使えるので、とても効率的です。判断が遅い場合、レジ清算を終えるまでに長い時間がかかると考えられます。多少は安い商品を買えたとしても、時間的なコストが大きければ意味がないかもしれません。
労力的なコスト
判断に迷えば、それだけ労力的なコストも大きくなります。買い物であれば、いろいろな場面で多くの労力を消費すると考えられます。商品の値段や性能の良し悪しで迷い始めると、いろいろな商品を見比べるため店内を歩き回ることになるでしょう。場合によっては、いくつも店舗を行き来するかもしれません。店員さんに話を聞こうと思えば、手が空くまで待たされる可能性もあります。さまざまなケースを考えると、時間だけでなく労力も相当に費やさなければなりません。
それでも買い物なら、納得の商品を手に入れられれば満足でしょう。ただビジネスでは、生産性の問題を避けられません。多くの時間と労力を費やしたなら、それに見合った成果が求められます。採算が取れなければ時間や労力の無駄遣いと見なされることもあるので、ビジネスシーンでは少しでも早く判断できることが望まれます。
判断力に優れた方の特徴
判断力に優れた方の主な特徴は、長期的な目線、周りに左右されない意志、迷わず行動するスピード感です。
長期的な目線
判断力に優れた方は、たいてい長期的な目線を持っています。常に先々まで予測する傾向があり、その習慣が正しい判断をもたらすといわれます。普段、判断する時には目先のことに惑わされがちです。その時の気分で物事を決めてしまうケースも珍しくありません。判断力が優れていると目の前の損得勘定やその場の感情に振り回されないため、迅速かつ的確に判断できると考えられています。
周りに左右されない意志
判断力が優れている場合、周りに左右されない意志の強さも特徴的です。自分の判断に自信があると、いろいろ周りからの雑音が耳に入っても簡単には動じません。確固たる自信を支えるのは、物事の本質を見通す洞察力です。何が正しいか見極めたうえで判断するため、周りの目は大して気になりません。ただ自分だけで判断すると一人よがりになる恐れがあり、他の方の意見にもきちんと耳を傾けます。
迷わず行動
判断力に優れていると、行動にも迷いがありません。自分の考えが決まったら、すぐ行動に移します。タイミングを逃さず動き始めるので、基本的に時間を無駄にしません。物事をスムーズに進め、より多くの成果を生み出します。仕事であればビジネスチャンスを逃さず効率的に作業できるため、会社の業績向上をもたらすわけです。これら以外の特徴としては、シンプルかつ客観的に考える能力や、他者の気持ちを自分に置き換える姿勢などが挙げられます。いずれの特徴も、いきなり習得するのは困難でしょう。何から始めればよいか迷った時には、以下に紹介する方法を参考にして下さい。
判断力を養う方法1 心がまえ編
判断力を養うには、まず心がまえとして目標の設定、失敗を恐れない姿勢、広い視野をもつことが大切です。
目標を設定
判断力を養うには、最初に目標を設定したほうが効果は高まるといわれています。なぜ判断力を養いたいのか、結果として何を望むのか、理由やゴール地点を明確にしておきます。ただ漠然と取り組んでも、モチベーションを維持するのは簡単ではありません。はっきり目標をもてば、ゴールを目指してトレーニングを進めやすくなります。歴史上の人物、あるいは身近に判断力の優れた方がいれば目標にするとよいでしょう。
最終目標を設定したら、そこに到達するまで何段階かステップをふむ必要があると考えられます。目標を達成するには、トレーニング内容の優先順位を決めてから取り組む方法がおすすめです。
失敗を恐れない
何かを判断する場合、必ず成功する保証はありません。失敗を恐れていると、迷いや不安が生じてきます。判断力を鍛えるなら、失敗のリスクがあっても決断しなければなりません。どんな失敗が起こるか事前に考えておくと、いざ問題が発生した時に慌てなくて済みます。失敗の経験はマイナス面ばかりでなく今後の糧にもなるので、判断を迷った場合にはためらわずに挑戦してみましょう。
視野は広く
視野が広がると、柔軟な判断力の向上につながります。何か決める時にいろいろな選択肢を考えられれば、より適切な判断を下しやすくなります。多くの方との会話や読書は、視野を広げるのに効果的な方法です。外部からの情報は、さまざまな刺激を与えてくれます。習い事やサークルへの積極的な参加も、多種多様な価値観に触れるよい機会になると期待できます。判断力の鍛錬では常に自分が目指す姿をイメージし、失敗を恐れず多くの経験を積み重ねて下さい。
判断力を養う方法2 実践編
実際に判断を求められた場合には、リスクの小さい問題から対処するとともに、間違いに気づいたらすぐに修正することが重要です。判断に迷わないためには、根拠となる情報のこまめな収集も怠れません。
リスクの小さい問題から対処
日常生活を送っていると、いろいろな場面で判断を迫られます。いきなりリスクの大きな問題に挑めば、失敗した時に大きなトラブルに発展するかもしれません。まずはリスクの小さい問題から対処し、判断力の向上に努めましょう。ただ、就職先や住まいの決定には時間をかける必要があるため、即断即決の練習には適しません。日用品の買い物やランチメニューの決定なら大したリスクがないため、短時間で判断するトレーニングに向いています。日頃の生活で意識してチャレンジしてみましょう。
間違いに気づいたら即修正
判断を急ぐと、それだけ失敗のリスクは高まると考えられます。間違いに気づいたら、すぐに修正するのが賢明です。普段、判断に時間がかかっている場合、間違いが見つかっても修正が遅れがちです。どんな対処がよいかいつまでも迷っていると、その間に傷口を広げる恐れがあります。間違いが判明した時にも即断する練習と考え、早めの修正を心がけて下さい。
こまめに情報収集
何か判断する場合、根拠を示せたほうが自信を持てます。いろいろな根拠にもとづいて判断するには、日頃からこまめな情報収集が不可欠です。どんな情報が判断力を養うのに役立つかは、とくに決まっていません。情報収集では、すぐに使えるかどうかを問わず多彩な分野に興味を向けるのがよいと考えられています。ジャンルに関係なく情報を集めれば、さまざまな問題に直面しても数多くのデータを根拠に自信をもって迅速に判断を下せるでしょう。
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