カタカナ英語の多用は失礼?ビジネス上の注意点

2019.12.04 更新日:2021.09.29ビジネス豆知識

カタカナ英語はWeb系やIT系、外資系企業などを中心に使われています。カタカナ英語は便利なものの、すべてのビジネスパーソンに単語の意味が浸透しているとはいえません。急に会話に出されて困惑した経験がある方も多いのではないでしょうか。相手のことを考えずに使いたがる方が増えた結果、カタカナ英語を敬遠する声も増えてしまいました。ビジネスシーンでカタカナ英語を使用することは、相手に対して失礼にあたるのでしょうか。今回は、カタカナ英語の効果的な利用方法やデメリット、知っておきたいカタカナ英語をいくつかご紹介します

カタカナ英語

カタカナ英語の効果的な利用方法とは?

カタカナ英語は、お互いが意味を分かっていれば会話効率が格段にアップします。たとえば、「アジェンダ」という言葉には、議事日程・協議事項などをまとめた計画やスケジュール、予定表などたくさんの意味が含まれています。そのため、「例の会議のアジェンダみんなにシェアしておいて」のように、多数の単語を並べることなく言いたいことが表現できるのです。
独特なニュアンスを日本語で言い表せない時や、日本語で話すと堅苦しくなり過ぎてしまう際にも、カタカナ英語のほうが違和感なく話すことができます。日本語は意味が限定されやすいという特徴があるため、柔らかくニュアンスで伝えたい場面ではカタカナ英語が効果的といえるでしょう。

また、文章にも適度にカタカナ英語を挟むことで、メリハリがついて読みやすくなります。広告や営業の世界では、文章を立派に見せたり魅力をアピールしたりするために英語の響きを利用することもあります。
最近はインターネットやSNSの普及により、アメリカや中国などの海外企業と仕事をする会社も増えています。どんな国の企業を相手にする場合でも、基本的には英語が使用されます。カタカナ英語はそのままの意味で通じるものも多いため、学んでおいて損はありません。会話の中で分からない言葉が出てきたらその場で聞く、自分で意味を調べるなどして学習し、これからの時代に備えておく姿勢も大切です。

カタカナ英語多用のデメリット

使い方によっては非常に効率的で便利なカタカナ英語ですが、話し手と聞き手が言葉の意味を理解していない場合は意思疎通ができません。しかし、日本のビジネスパーソンの中には「仕事ができる人だと思われたい」「使っているとかっこいいから」などの理由でカタカナ英語を繰り返し使う方もいます。カタカナ英語の多用には次のようなデメリットが考えられます。

発音

英語には、日本語にはない発音も多いため、恥ずかしがってネイティブの発音を避け、カタカナで英語を覚えてしまう方も多く見られます。その結果、イントネーションや発音がネイティブスピーカーのものとかけ離れてしまい、せっかく覚えた英語が通じないという現象が起こってしまいます。本格的に英会話を習得しようとしている方にとっては、カタカナ英語の発音が弊害になる場合もあるかもしれません。

意味が伝わりづらい

会話は、言葉の意味をお互いが共通して認識しているからこそ成立します。複数の意味を持つカタカナ英語の場合、話し手と聞き手が同じ意味で単語を使っているか、判断しにくくなります。場合によっては、話したい内容がうまく伝わらないこともあるでしょう。
また、会社や業界によって別の意味で使われている単語もあるため、自社の常識が他社にも通用すると過信しないことが大切です。さらに、日本でよく使われている英語の中には英語圏ではまったく別の意味で使用されている単語もあります。和製英語は外国人相手には通じないこともあるため注意しましょう。

人によっては煩わしく感じることもある

英語やカタカナ英語を使う機会のない方と会話する場合は、使用頻度に注意する必要があります。人によっては理解が追いつかず、煩わしく感じてしまうことも。カタカナ英語に対して「日本人相手使う必要性を感じない」「会話の主導権を握られた気分になる」と感じてしまう方も少なくありません。相手も知っていて当然という態度でカタカナ英語ばかり使っていると、向こうの気分を害してしまう可能性もあるため注意しましょう。

外資系企業では有利?

外資系企業に勤めるビジネスパーソンは、むやみにカタカナ英語を使っているわけではないようです。外資系企業の様に会社の公式システムやメール、書類などがすべて英語で記されている職場では、普段の会話でもカタカナ英語を使っているほうが効率的なためです。
また、英語の中には的確な日本語訳が見当たらない言葉もあるため、日本語に言い換えてしまうとかえって意味が伝わりづらくなることがあります。このような場合、適した日本語を考えるよりも英語をそのまま使用したほうがすばやく正確に意味が伝わります。

押さえておきたいカタカナ用語

ビジネスシーンでよく使われる代表的なカタカナ用語と、使用例をいくつかご紹介します。この機会にぜひ覚えてみてください。

アサイン

割り当てる、任命するという意味です。「あの案件に何人かアサインしておいて」「プロジェクトリーダーにアサインされた」という使い方をします。

エビデンス

証拠を意味します。取引を行う際に「エビデンスを取っておいて」と指示を受けたら、メールや契約書などで証拠を残しておきましょう。「言った、言わない」の言質のことを意味する場合もあるため、状況に応じた対応が必要です。

コミット

約束する、責任を持って仕事を引き受ける、という意味です。「結果にコミットする」とは、結果を約束する、結果を出すために責任を持って取り組むという意味になります。

コンセンサス

複数の方、あるいは企業や部署など組織的な合意・同意を意味します。「正式な取引の前にしっかりコンセンサスを取っておきなさい」という使い方をします。

コンプライアンス

法令遵守という意味です。企業は、法律や社会的規則をしっかり守って業務を遂行しなくてはいけません。「コンプライアンス違反」「コンプライアンスを徹底しよう」という使い方をします。

スキーム

計画する際の枠組み、または枠組みのある計画を意味します。「この案件はそれぞれきちんとスキームを立てて進めて下さい」という使い方をします。企業の事業計画は事業スキームと呼ばれることも多く、よく使われるカタカナ英語のひとつです。

フィックス

英語の“Fix”にはさまざまな意味がありますが、ビジネスシーンでは主に最終的な決定を意味します。スケジュールや資料など、何度も変更や修正が繰り返されたものが確定する時に「フィックスする」という使い方をします。完成した文書を「フィックス版」と呼ぶこともあるようです。

上記のとおり、シチュエーションや相手によっては、カタカナ英語を使用したほうが会話の効率がアップします。ただし、カタカナ英語の使用そのものが目的となってしまうと、相手によっては言葉の意味がうまく伝わらないこともあります。「言葉の真意を伝える」という本来の意図を見失わないためにも、カタカナ英語を正確に使いましょう。

最近では海外の企業と取引を行う会社も増えており、いつ英語力が求められてもおかしくない時代になっています。外資系企業以外でも浸透してきているカタカナ英語もあるため、苦手意識を持たずに会話に取り入れてみてください。分からない単語があればすぐに調べ、知識を身につけましょう。

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