賃貸マンションを借りる時の初期費用は?

2020.03.02スタッフブログ
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賃貸マンションを借りる際は、必ず一定の初期費用を負担しなければなりません。しかし、引越しを経験したことがない人には、初期費用がどのくらいになるのか、内訳には何が含まれるのかなど、不明な点が多いでしょう。今回は、賃貸マンションを借りる際に必要となる初期費用の内訳や相場をご紹介した後、初期費用を安く抑えられることで有名な「UR賃貸住宅」についてもご紹介します。

賃貸マンション

 

初期費用の内訳・相場

まずは、賃貸マンションを借りる時に必要となる初期費用の内訳や相場についてご紹介します。具体的には、「敷金」「礼金」「不動産仲介手数料」が必要です。物件によっては、そのほかにも費用がかかる場合もあります。

 

敷金

初期費用としてもっとも一般的なのが「敷金」です。敷金とは、賃貸物件の入居前に支払う費用の中で、退去時に返還されるものを指します。その相場は、家賃1か月分です。

敷金は、入居前に支払います。それは、入居者による家賃の滞納や退去後の修繕費に敷金を利用するからです。たとえば、入居者が何かしらの理由で家賃を滞納した場合、大家さんはあらかじめ預かっていた敷金で滞納分を補填することができます。家を汚してしまった・壊してしまった場合は、退去時に修繕費として敷金の一部を利用します。事前に支払うことで、そのお金を担保として家を借りる、というイメージを持つと分かりやすいでしょう。

ただし、敷金の用途は法律上「家賃の滞納に利用する」と決められているわけではありません。つまり、入居者側から「敷金を2か月分支払っているから、2か月は家賃を滞納しても大丈夫なはずだ」と主張することはできません。敷金で家賃を補填するかどうかは、大家さん次第です。

また、敷金は退去時に返還されます。退去後の清掃費や修繕費、家賃の滞納分があれば補填に使われます。ただし、実際には修繕費などにすべて消費されるケースも少なくありません。

 

礼金

礼金も敷金と同様、家賃1か月程度が相場です。入居前に支払う点も敷金と同じですが、ひとつだけ異なる性質を持ちます。それは、「退去時に返還されない」という点です。礼金は、「家を貸してくれてありがとう」という気持ちをお金で表現したものなので、1度支払ったら返還されることはありません。ただし、近年は「礼金ゼロ」を謳った物件も増えています。

 

不動産仲介手数料

賃貸マンションを借りる際、大家さんと直接交渉するという人は少ないでしょう。多くの人が不動産業者に仲介してもらって契約します。その場合に必要となるのが、「不動産仲介手数料」です。いわば不動産業者の「成功報酬」の様なもので、大家さんに支払う敷金や礼金とは性質がまったく異なります。不動産仲介手数料の相場は、家賃0.5か月分~1ヵ月分+消費税です。

 

その他

契約内容によっては、上記以外にも初期費用が必要となるケースもあります。代表的なものは、以下の4つです。

□前家賃
□火災保険料
□鍵交換費用
□引越し費用

上記を含めた初期費用は、総額で30~50万円ほどかかるケースも珍しくありません。初期費用を抑えたい場合は、敷金や礼金のかからない物件を選ぶとよいでしょう。

 

更新料とは?

賃貸マンションを借りる際、初期費用の説明と一緒に「更新料」の説明も受けるでしょう。また、物件の契約期間が満了に近づくと、不動産管理会社などから更新に関する問い合わせがあります。更新料とは、賃貸借契約を更新する際に必要となる費用です。賃貸借契約は2年契約が一般的で、更新料は2年ごとに支払う必要があります。更新料の相場は、家賃1か月分です。

ただし、更新料は地域性が顕著で、関東では更新料を必要とする物件が多い一方、関西では更新料不要の物件も少なくありません。

 

敷金は取り戻せる?裁判になったケースも

上記で説明したとおり、敷金は退去時に返還されるという性質を持ちます。しかし、修繕費などがいくら必要となるのかは、借主には分かりづらく、過去には「敷金が返ってくるはずだ」と裁判になったケースもあります。

特に問題となるのが、敷金を使って部屋を修繕する際、どこまでが借主負担なのかという点です。基本的には、「故意・過失」によって部屋を汚損・破損させた場合、その部分の修繕は借主負担となります。一方、経年劣化による修繕費は貸主負担となります。しかし、この線引きが難しく、裁判で争われるケースも少なくありません。

 

借主負担で修繕しなければならない汚れとは?

退去時に修繕費や敷金の使い方でトラブルにならないためにも、どんな汚れが借主負担となるのか事前に理解しておかなければなりません。ここでは、その代表例をご紹介します。

 

水回りの汚れ

お風呂場やトイレ・キッチンなどの水回りは、手入れを怠ると水垢やカビなどが発生します。そういった手入れ不足によって発生する修繕費は、すべて借主負担です。気持ち良く生活するためにも、普段からこまめに掃除することを心がけましょう。

 

床やカーペットのシミ

食べ物や飲み物をこぼしたことで残ってしまった床やカーペットのシミも、借主の負担で修繕しなければなりません。特にフローリングの床を張り替える場合は、費用が高額になってしまいます。普段から飲食する際は気をつけましょう。

 

ペットのひっかき傷

ペットが壁や床に傷をつけた場合、その修繕費は借主負担です。ただし、ペット可物件では、もともと敷金を高めに設定しているケースが少なくありません。

 

UR賃貸住宅を利用すると初期費用は安くなる?

特徴的なCMで近年注目を集めているUR賃貸住宅。実は、初期費用を安く抑えられるという特徴も持ち合わせています。ここでは、UR賃貸住宅についてご紹介します。

 

UR賃貸住宅とは?

UR賃貸住宅とは、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)が所有している物件の総称です。UR賃貸住宅は、かつて「公団住宅」と呼ばれていました。そのイメージからか、「UR賃貸住宅=団地」と思われがちです。しかし、実際のUR賃貸住宅の中には、タワーマンションやリノベーションハウスなど、近年人気を集めている物件も多数あります。

また、UR賃貸住宅と間違えられやすいのが「公営住宅」です。公営住宅は、地方公共団体が提供している住宅で、主に低所得者向けの物件となっています。

 

UR賃貸住宅の初期費用

UR賃貸住宅最大のメリットは、初期費用を安く抑えられる点です。UR賃貸住宅を契約する際に必要となる初期費用は、敷金(家賃2か月)と共益費だけです。礼金や不動産仲介手数料などは必要ありません。さらに、契約は自動更新なので面倒な手続きは必要なく、更新料も不要なので安心して長く住むことができます。

また、契約時に保証人が必要ないというのもUR賃貸住宅が人気を集めている理由のひとつです。一般的な賃貸物件では、事前に保証人を用意するか、不動産業者と提携している保証会社と契約しなければなりません。保証会社と契約した場合は、保証料も必要となります。UR賃貸住宅では、これらが一切不要なので、誰かに保証人になってくれるようお願いする必要もありません。

ただし、UR賃貸住宅を契約する場合は、家賃ごとに収入条件などが定められているので、事前に自分が当てはまるか確認しておきましょう。

 

 

賃貸マンションを借りる時、引越し代なども含めるとその初期費用は高額になります。しかし、近年は敷金や礼金ゼロを謳う物件も増えており、UR賃貸住宅の様な自社物件を取り扱う不動産業者も少なくありません。また、不動産業者にお願いすれば、契約前に初期費用の概算を出してもらうことも可能です。自分が住みたいマンションの条件と初期費用とを天秤にかけ、無理のない範囲で選択して下さい。

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