読書の秋!ビジネスパーソンに読んで欲しい本5選
更新日:2023.04.07スタッフブログ“情報の宝庫”と例えられるように、本からはさまざまな知識が得られます。とりわけビジネスパーソンにおいては、「新書」などが有名な「ビジネス本」を好む方も多いでしょう。そこで今回は、有意義な読書のコツに併せて、ビジネスパーソンにぜひ読んで欲しい本を5冊ほどピックアップしてご紹介します。
目次
毎日の読書を有意義にするコツ
日々忙しく働くビジネスパーソンにとって、読書の時間を確保するのは難しいかもしれません。そこで、短時間で効率良く本を楽しめる方法をご紹介しましょう。有意義な読書方法を模索中の方は、ぜひご参考下さい。
目的に合わせた本を選ぶ
書店や図書館、また電子書籍のストアには多種多様な本が並んでいます。ビジネス本と一括りにしても、どれを選べばいいのか分からず悩んでしまう方も多いでしょう。暇潰しであれば、単に好きな作家やジャンルを選べば失敗しません。しかし、ビジネスに活かす本をお探しであれば、話は別です。
まずは、自分の課題や何を求めているのかを考えてみましょう。具体的にいうと、読書の目的を定めることです。例えば「資産を増やしたい」という目的があるならば、投資で攻めるのか、サイドビジネスを検討するのか、転職するのかを明確にします。予め目的を設定することで、自分が求める本の方向性が定まるでしょう。
気になる部分をメモして読み返す
本を読んでいると、気になったり感銘を受けたりする箇所が出てくるものです。もしそのような箇所を見つけたら、すぐさまメモをしてみましょう。手元に紙やペンがない場合は、当該ページに付箋を貼っておきます。
本の内容を効率良く吸収するコツは、得られた情報をアウトピットすることです。自分の手で書き留めることによって、その内容を頭の中で整理しやすくなります。また、記憶として残りやすいというメリットもあります。
丸ごと書き写すのが手間であれば、自分なりに要約してまとめても問題ありません。もちろん手書きではなく、スマートフォンやパソコンへ入力しても良いでしょう。最近は読書用のメモ帳やスマートフォンアプリも登場していますので、うまく活用してください。
また、読了後にメモを読み返すことも大切です。すぐさま読み返すのみではなく、時間を置くのがコツです。忘れかけた頃に読み返すことで、情報をうまく整理し、記憶に定着させやすくなります。その本から得たものを最大限に活かせるでしょう。
スキマ時間を活かした読書を
ゆっくりと読書がしたくても、なかなかまとまった時間を確保できないケースがあります。
そこで、スキマ時間をうまく活かしましょう。毎日びっしりと詰め込まれているように感じられるスケジュールですが、スキマ時間が発生しているものです。
例えば、待ち合わせの時間や電車・バスでの通勤時間、眠る前にベッドで過ごす時間などが挙げられます。それぞれ10分程度であっても、1日分を積み重ねると1~2時間になるでしょう。ただ時間が過ぎるのを待つのではなく、このスキマを読書に充てることで、忙しいビジネスパーソンでも読書時間を確保できます。
またスマートフォンやタブレットで読める電子書籍もおすすめです。本を持ち歩く必要がなく、スマートに読書を楽しめるでしょう。仕事用のスマートフォンやタブレットに、読書アプリをインストールしておくのがおすすめです。
もっとも狙い目なのは、就寝前のスキマ時間です。人間の脳は眠っている間、新たに得た知識や情報を整理します。よって就寝前に短時間の読書を楽しむだけで、そこで得た情報が記憶に定着しやすくなるのです。
さらに「サセックス大学(イギリス・イングランド)」で2009年に行われた研究では、眠る前のわずか6分の読書によって、68%のストレス軽減効果を得られることが分かっています。就寝前にスマートフォンを操作するのではなく、本の世界に浸ってみましょう。
ビジネスパーソンに読んで欲しい本5選
ビジネス本のジャンルは多種多様です。その中から一冊を選ぶのは難しいものの、“名著”と呼ばれる本ならハズレは少ないでしょう。ここでは、現代社会を生きるビジネスパーソンに読んでもらいたい5冊の名著をご紹介します。
「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」盛岡毅/KADOKAWA
ビジネス本ときくと、マーケティング系の一冊をイメージする方が多いかもしれません。こちらはマーケティング本ではなく、「限られた条件下における問題解決方法」について語られた1冊です。問題や課題の発見・解決は、仕事における基本中の基本。仕事に活かせるヒントがたくさん詰まっていますので、多くのビジネスパーソンにおすすめしたい1冊です。
「センスは知識からはじまる」水野学/朝日新聞出版
「仕事ができる人はセンスが良い」といわれることがあります。事実、センスは仕事の成果を左右するファクターのひとつですが、そもそも「センス」とは一体何なのか。「先天的な才能」と考えるのが一般的ですが、この書籍では異なる視点で「センス」を解説しています。
本によると、「センスとは知識の集合体であり、正しい判断へと導くもの」とあります。そして、知識を増やすことでセンスは磨けるとも語っています。自分にはセンスがない、センスをもっと磨きたい、そう考えている方はぜひ手に取ってみてください。
「amazon 世界最先端の戦略が分かる」成毛眞/ダイヤモンド社
大手ネット通販サイトである「amazon」の経営戦略を紐解いた1冊です。今やCIAやNASAなど、政府機関までも顧客に持つ同社の戦略が分かりやすく解説されています。赤字でも株価が下がらない仕組み、採算度外視のサービス提供など、マーケティング分野で働くビジネスパーソンは参考になることでしょう。最先端のビジネスモデルが学べる、ビジネスパーソンの教科書的な名著です。
「知的戦闘力を高める独学の技法」山口周/ダイヤモンド社
独学で資格勉強に打ち込んでいる方も多いのではないでしょうか。こちらはMBA(経営学修士)を取ることなく、独学のみで外資系コンサルタントとなった著者による「知識を使いこなすための独学システム」を解説した1冊です。ただ知識をインプットするだけでは意味がない、ということを思い知らされるでしょう。本やWEBサイトから得た情報・知識を“武器として使う方法”が良く分かります。
「メモの魔力 The Magic of Memos」前田裕二/幻冬舎
ビジネスシーンにおいて、メモを取る機会は必ず訪れます。連絡事項をはじめ、日々の気になったことや先輩の格言など、ちょっとしたことをメモする人も多いのではないでしょうか。とはいえ、アウトプットしたメモを活かせなければ、意味がありません。「メモの魔力 The Magic of Memos」では、メモを取ることの重要性のみでなく、画期的な活用法まで分かりやすく解説しています。「メモは仕事だけでなく、人生そのものを豊かにする」とまで謳うほどです。いわゆる「メモ魔」を卒業したい方にもおすすめします。
読書は日々の生活、そして仕事をもっと豊かにしてくれます。「たかが読書」と思われるかもしれませんが、有意義な読書がもたらす恩恵は計り知れません。目の前の1冊が、人生そのものを大きく変えるきっかけになるかもしれないのです。今回ご紹介した読書のコツや、ビジネスパーソンに読んでもらいたい本をぜひ参考にしてください。読書の習慣がない方は、比較的読みやすい「新書」がおすすめです。文章量もそう多くないため、手始めの1冊として最適といえるでしょう。
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