モチベーションマネジメントとは

更新日:2023.04.07ビジネス豆知識

モチベーションの高い社員

仕事をするうえで、目標などのやりがいを見つけることは大切です。そのためモチベーションを高く保つことは重要であると言えます。モチベーションマネジメントとは、動機づけをしてやる気や意欲を起こさせることです。マネジメントすることによって、社員の生産性を上げて目標達成につなげていくという手法です。今回はモチベーションをマネジメントするとはどういうことなのかについて紹介します

モチベーションとは

日本語の意味は動機づけです。動機づけと言われても、これではピンときません。厳密に言うとやる気や意欲とは少し違うのですが、日本でモチベーションという言葉はやる気や意欲という意味で使われていることが多いです。本来は何かをすることに対しての動機づけとなっているものがモチベーションであって、それによってやる気や意欲が湧いてくるのです。ただ、分かりやすくという意味で考えるとモチベーションはやる気や意欲ということになります。

モチベーションマネジメントとは

ここでのモチベーションは動機付けではなく、やる気や意欲という意味で考えると分かりやすいです。モチベーションマネジメントでは社員のやる気や意欲を高めていって目標達成や生産性を高めることを目的としています。モチベーションを上げなさいと言って上がるのなら楽ですが、なかなかそうもいかないのがモチベーションです。

自分のことならなんとかなるかもしれませんが、他人のことは簡単にはできません。モチベーションマネジメントでは社員がやる気や意欲を持って仕事に取り組めるようにしていきます。もちろん、みんながみんな同じではありませんので、マネジメントするのは容易ではありません。ただ、モチベーションマネジメントが上手く働けば、社員はやる気と意欲に溢れ、生産性向上、目標達成が見込めます。これにより会社も業績が向上します。

モチベーションを高めるには

内発的動機づけ

自分から出てくる気持ちを起こさせる方法です。しかし、内発的動機づけは難関ともいえます。内発的動機づけは本人のやりたいことが分からないとできません。ただ、内発的動機づけが上手くいくと長期的に効果が出やすいです。自分がやりたい、好きだと思うことですから長続きします。

会社として社員に内発的動機づけをするためには、個人個人とのコミュニケーションが大切です。社員が希望する職種などを把握して希望している部署に配属したりすることが内発的動機づけにつながることもあります。目標設定にしても社員の能力より少し高めに設定して、社員が目標を達成できるようにすることも内発的動機づけにつながることもあります。

そして社員に習得すると良い能力や資格などを明確に提示することも内発的動機付けにつながることがあるでしょう。内発的動機づけは個人個人によって違うので、細かな面談やコミュニケーションが欠かせない手法です。内発的動機づけをするにはこうすれば良いと決まった方法がないところが難関になっている要因です。

外発的動機づけ

こちらの場合は報酬を得るために気持ちを起こさせる方法です。外発的動機づけは外部からの刺激でモチベーションを高めることができます。例えば、昇給や昇進です。会社から「今よりも良い給料をもらうために頑張る」「評価されたいから頑張る」などで、すぐに効果がでますがモチベーションを維持するという面からみれば短期的なものになることが多いです。

また、社員の承認欲求を満たすために上司が声かけやコミュニケーションを取ることも外発的動機づけです。社員を叱責ばかりするのではなく軽めに注意で抑え、良いところは褒めて伸ばすことが大切です。外発的動機づけの場合は、その社員が仕事に対して情熱が無くても効果を発揮することが可能なため、やり方は明確で簡単です。また、外発的動機づけがきっかけとなって内発的動機づけにつながることもあります。

モチベーションが下がる原因

評価制度の変更

会社に長く在籍していれば給料や待遇が良くなるという時代ではなくなりました。それによって各個人で今まで以上の努力が必要となってきました。しかし頑張っても金銭的な報酬は上がりにくい、魅力のあるポストに昇進することもままならない。これではモチベーションが上がるどころか下がってしまうばかりです。現代は目標を作ることが難しく、見失ってしまうような評価制度になってしまったともいえるかもしれません。

業績が上がりにくい

業績が厳しい状況が続くと会社としても経費の削減や、人件費の削減をしなければいけません。そうなると社員のリストラや給与、賞与の削減にもつながります。業績が悪くなることで社員のモチベーションを確実に下げてしまいます。また、頑張って働いている社員がいても昇給をすることができないとなると「この会社で頑張って働いても何も良いことがない」となってしまいます。まさに悪循環となりモチベーションの低下につながります。その先は離職が待っているでしょう。

モチベーションマネジメントについて紹介しました。社員のモチベーションが高いことが良いのは当然ですが、モチベーションが下がらないようにすることも大切です。モチベーションの低下は様々な弊害をもたらします。社員のモチベーションをマネジメントすることは会社全体のモチベーションを上げることにもつながります。

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