チームビルディングで会社を盛り上げよう

2021.04.22ビジネス豆知識
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チームビルディングは、従業員の異なる能力やスキルを最大限に活用しながら、多くの成果を上げるのに効果的な手法です。ただ、この手法にどんな特徴や目標があるか理解しながら上手に取り組まないと、十分な効果は得られないかもしれません。そこで今回は、チームビルディングについて押さえておきたい基礎知識、実施時に必要とされるプロセスや活用のポイントをご紹介します。

チームビルディングで会社を盛り上げよう

チームビルディングの基礎知識

チームビルディングは、会社に在籍するすべての従業員のパフォーマンス向上を目的として、チームをつくって仕事を進める手法です。

どんな取り組みか?

チームビルディング(team building)は、個々の能力やスキルが最大限に発揮できる状態を目指し、チームをつくる取り組みを指します。

直訳すると「チームをつくる(構築する)」と表されます。ただ優れた人材を集めても、それぞれの能力やスキルが十分に活かされなければチームとして有効に機能するとは限りません。

チームビルディングは、各メンバーの強みが最大限に発揮されることを重視します。この考え方にもとづきチームをつくった場合、各々の能力やスキルがうまく連動しながら成果を出せると考えられています。

単なる人材の寄せ集めでないチームをつくれば、大きな効果がもたらされるでしょう。

どんな目的で実施するか?

会社はチームビルディングで全従業員のパフォーマンス向上を目指しますが、各々の従業員に求められる目的はその立場によって変わります。

内定者や若手社員の場合、主な目的は主体性の習得です。周りとコミュニケーションを取りながら働くなかで、主体的に仕事と関わることが重要であると学んでもらいます。

中堅社員は職場の管理者と現場を調整する立場にあります。チームビルディングでの目的はリーダーとしての能力アップです。職場の管理者は、部下のまとめる役としてチームを牽引することが望まれます。

会社側は、個別の立場に応じた目的をふまえつつ、すべての能力やスキルが最大限に機能するチームでの目標達成を目指します。

チームワークとの違いは?

チームビルディングとチームワークは似通った言葉ですが、メンバーの能力や成長に目を向けているかどうかが大きな違いです。

チームワークは、メンバーと協力しながら同じ目標を目指すところがチームビルディングと共通しています。ただ、とくにメンバーの能力や成長は考慮されず、あくまでお互いを支え合うことが中心です。

一方、チームビルディングでは、個々のメンバーの能力やスキルをどれほど引き出せるかが重要な問題となります。さらに全メンバーの成長まで加味されるところは、チームワークと大きく異なります。

会社でチームビルディングを実施する際は、どんな取り組みか、何が目的か、またチームワークとの違いはどこか把握しておくとよいでしょう。

チームビルディングの5つのプロセス

チームビルディングの実施時に必要とされるプロセスは、1.形成期、2.混乱期、3.統一期、4.機能期、5.散会期です。これらは心理学者のタックマンにより提唱され、タックマンモデルの名で知られます。

プロセス1:形成期

形成期は、チームがつくられてから間もない時期です。この段階のメンバーは、まだお互いを十分に理解できていません。チーム目標は明確ではなく、メンバーの間には打ち解けていないことによる遠慮や緊張が見られます。それぞれが他のメンバーについて知ろうと模索している状況にあり、チーム内に一体感は生まれていません。これからチームとして目標を達成するには、まずメンバー同士の相互理解が不可欠です。

プロセス2:混乱期

混乱期は、チームが動き出したばかりで、個々のメンバーの価値観や仕事に対する考え方の違いがメンバー間の対立を引き起こす時期です。それぞれの関心はチームの目標よりお互いの言動に向きやすく、意見の衝突からチーム内は混乱する傾向にあります。ただ、お互いの理解を深めるにはメンバー同士の対立を恐れず、議論を通じてチームの課題に目を向ける姿勢が求められます。

プロセス3:統一期

統一期は、それぞれ議論のなかで自分の意見を出し尽くし、各メンバーが何を考えているか相互理解を進めていく時期です。お互いが価値観や仕事に対する考え方の違いについて納得できれば、チームはまとまっていくと考えられています。チーム内で全メンバーの能力やスキルについて情報が共有された時には、すべての強みを最大限に活かしたチーム運営が可能になると期待できます。

プロセス4:機能期

機能期は、チームが一体感を持って機能する時期です。メンバーはそれぞれの能力やスキルを発揮するとともに、お互いに協力する体制が整います。チーム全体はまとまり、個々の行動がかみ合いながら目標達成を目指せる段階です。メンバー同士の結束は最大限に強まり、ひとつのチームとして大きな成果を生み出せると見込めます。

プロセス5:散会期

散会期は、チームとしての活動が終わる時期です。プロジェクトの終了やメンバーの異動に伴い、この段階でチームは散会します。それぞれのメンバーがどんな反応を示すかは、チームビルディングが成功したかどうかの重要な判断基準です。お互いに称賛する姿が見られ解散を惜しむ声が聞かれれば、よいチームであったと評価できます。

気持ちよく散会期を迎えられれば、各メンバーは次の仕事にも精力的に臨めると見込めます。

チームビルディングの活用ポイント

チームビルディングを有効活用するため、とくに意識したいポイントは明確なチーム目標の設定、メンバーの役割分担の明確化、お互いの価値観を受け入れる姿勢の3つです。

明確なチーム目標の設定

それぞれのメンバーが高いモチベーションを保ちながら仕事を進めるには、チームとしての明確な目標設定が欠かせません。

勉強やスポーツで目標をクリアできると、多少なりとも達成感を得られ、次も頑張ろうと思えます。仕事も同様であり、目標を設定するとモチベーションを維持するのに有効です。

その際、明確に目標設定するほど大きな効果を見込めます。どこがゴールかはっきり示されると、それだけゴール地点を目指しやすくなるためです。

これらの効果をふまえると、チームビルディングでも明確な目標設定は不可欠といえます。

メンバーの役割分担の明確化

個々のメンバーの能力やスキルを最大限に引き出すうえで、それぞれの役割分担の明確化は重要です。

一般的に複数人が同じ役割を任された場合、各人は自分がより優れていることを周りに示そうと考える傾向にあります。その結果、ひとつのポジションをめぐり競争関係が生まれやすくなります。

通常ならポジション争いは各々のスキル向上に効果的ですが、チームビルディングで求めているのはメンバー同士の競争でなく個々の力を最大限に発揮することです。

その意味でチームビルディングの場合は、はっきり各メンバーの役割を分担したほうが望ましいと考えられています。

お互いの価値観を受け入れる

チームビルディングでチームが結束を強めるためには、お互いの価値観を受け入れる姿勢が大切です。

最初、メンバー同士の相互理解が十分でないうちは意見が対立しても不思議ではありません。ただ、いつまでも対立関係が続くとチームで仕事するのは難しくなります。

メンバー同士の結束は、チームとして機能するのに不可欠といえる要素です。お互いがそれぞれ異なる価値観を尊重すれば対立関係の解消につながり、チーム内の結束力は強まると考えられます。

会社でチームビルディングを実施する際は、これらのポイントを重視しながら取り組むことをおすすめします。

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