職場に届いた年賀状の返礼マナーとは?

2020.02.04ビジネス豆知識
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社会人になると、さまざまな取引先やお客様から年賀状が届きます。自分が年賀状を出していない場合、相手によっては返礼する必要があるでしょう。返礼にはマナーがあり、文面の書き方を覚えておくと失礼になる心配がありません。そこで今回は、ビジネス年賀状の返礼マナー、実際に文面作成する時のポイント、さまざまなケースに応じた文例などをご紹介します。

年賀状

ビジネス年賀状の返礼マナーとは

年賀状の返事が遅れて松の内を過ぎる時には、寒中見舞いを出すのがマナーです。ビジネス年賀状に返礼する際も、日付には十分に気をつけて下さい。

仕事始めに受け取ったら

仕事関係の相手から送られる年賀状は、自宅でなく職場に届くことがよくあります。元旦に配達されていても、手に取るのは仕事始めの日です。

時々、自分が年賀状を出していない相手からの年賀状も含まれています。時期が遅くなっても、返事を出すのは丁寧な対応であり間違っていません。とはいえ、すでに年は明けており松の内(1月7日まで)に挨拶を済ませるのは難しくなるでしょう。

この場合、返礼として寒中見舞いを出すのがマナーです。年賀状をもらったからと、自宅に残っている年賀はがきを使わないようにしましょう。通常の官製はがきを用意し、季節の挨拶として「寒中お見舞い申し上げます」や「寒中お伺い申し上げます」と書き出します。

寒中見舞いの期間は、松の内明け(1月8日)から立春(2月4日)頃までです。立春を過ぎると余寒見舞いに変わるので、「余寒お見舞い申し上げます」と挨拶します。

すべて返礼しないと失礼?

仕事関係の年賀状は、プライベートのものと異なり必ずしも親しい間柄とは限りません。相手によっては、返礼しなくても大丈夫です。

お客様からであれば、顔なじみかどうかに関係なく返礼は欠かせません。取引先の場合、つき合いが長いあるいは重要な案件でとてもお世話になった企業には忘れずに挨拶しておくことが望まれます。

とくに深い関りがなく主に会社の宣伝を目的とした年賀状、また自分がお客様の立場になる時には返礼は不要です。

さまざまなケースは考えられますが、基本的には差出人との関係性をふまえると返礼したほうがよいか判断しやすくなります。

メールでの挨拶は問題ない?

ビジネスでは、スピード感が大切です。官製はがきの用意や文面の作成に手間取り、いつまでも返礼を先送りするのは好ましくありません。

手早く挨拶を済ませられる意味で、メールは有効です。年賀状をもらったのにメールで返すのは気が進まないかもしれませんが、適切な書き方になっていれば問題ありません。書き出しに「いつもお世話になっております」と業務的な定番フレーズを使うのは、避けたほうがよいでしょう。年賀状を頂戴したお礼を述べ、新年の挨拶を続けるのが一般的です。

すぐに挨拶しておくと、いつ差出人と顔を合わせても気まずくなりません。気持ちよく仕事するためにも、返礼は早めに済ませましょう。

返礼文を作成する時のポイント

返礼文を作成する時の基本構成は、季節の挨拶、年賀状へのお礼、返事が遅れたお詫び、締めの挨拶という流れになります。

年賀状へのお礼は大切

自分が年賀状を出さず一方的にもらった場合、お礼を述べることは大切です。寒中見舞いや余寒見舞いで返礼する際、季節の挨拶の後にすぐ年賀状のお礼を述べましょう。

いざ文面作成になると、何と書くか迷うかもしれません。難しく考える必要はなく、「ありがとうございます」と分かりやすく感謝の気持ちを表現すれば十分です。返礼の時期が遅れると多少は気まずくなるものですが、こちらの思いが届けば不快感を抱かれる心配はないでしょう。

ただ仕事始めが早いと、松の内を過ぎずに返事できることがあります。そんな時には、年賀状をもらってから出したと悟られないためにお礼の言葉を省略するほうが無難と考える意見もあります。

遅れたお詫びは控え目に

返礼が遅れたことへのお詫びは、控え目に済ませるのが適切です。数行にわたり、長々と謝罪の言葉を並べる必要はありません。

年賀状をもらってから遅れて返事を出す場合、できるだけ誠意をもってお詫びしたくなるのは自然でしょう。それでも謝罪の気持ちを大げさに表現すると、かえって相手に恐縮される可能性があります。

いろいろ理由を説明すると言い訳がましく感じられる恐れもあり、書き方によっては印象を悪くするかもしれません。

新年の挨拶が遅れたらお詫びしないのはマナーに反しますが、文面にはさり気ない言葉を添えれば十分です。理由を説明する際には、あくまで自分の都合で遅れたと表現しておけば失礼になりません。

近況報告も一筆添えると好印象

返礼の内容が基本的な挨拶、お礼、お詫びのみで終わると、物足りなく感じることもあります。そんな時には、近況方向も一筆添えると好印象です。

こちらも、お礼やお詫びと同じく詳細に報告する必要はありません。年明けの仕事が始まり忙しいなか、細かいことまで思い出すのは大変です。年末年始、どんな風に過ごしたか簡潔に伝えましょう。相手の年賀状にお正月の様子が記されていた場合、そこにも触れてあげて下さい。

最近は寒中見舞いの定番フレーズを印刷した官製はがきが数多く見られますが、一筆添える時には手書きがおすすめです。近況報告だけでも印字でなく自筆で書いてあると文面に温かさが増し、さらに印象がよくなります。

さまざまなケースの文例をご紹介

年賀状への返事が遅れる理由は、決して1つではありません。以下には、いくつかのケースに合わせた文例をご紹介します。

仕事が忙しかった場合

寒中お見舞い申し上げます

心のこもった年賀状を頂戴し、大変に嬉しく思っております

ありがとうございました

昨年は年末まで仕事が忙しく、新年のご挨拶が遅くなり大変に失礼いたしました

心よりお詫び申し上げます

幸い、お正月は実家で家族と一緒にゆっくり過ごせました。今後も仕事に励む所存です

本年もこれまでと変わらぬお付き合いを、よろしくお願い申し上げます

家庭の事情による場合

寒中お見舞い申し上げます

先日は丁寧な年頭のご挨拶をいただき、ありがとうございました

お正月はご家族の皆様で初日の出を楽しまれたとのこと、何よりと存じます

楽しい話は、今度、改めてお聞かせください

こちらはあいにく両親が体調を崩し、慌ただしい年越しになりました

看病のため、新年のご挨拶が遅れましたことお詫び申し上げます

まだまだ厳しい寒さが続きますが、くれぐれもお体を大切になさって下さい

本年もよろしくお願い申し上げます

メールで返礼する場合

寒中お見舞い申し上げます

早々にご丁寧な年賀状をいただき、誠にありがとうございました

皆様にはお健やかに新年を迎えられたとのこと、何よりとお喜び申し上げます

こちらは、年越しの直前まで業務に追われておりました

年末の慌ただしさにまぎれご挨拶が遅れましたこと、お詫び申し上げます

今後、また皆様とご一緒に仕事させていただけるとのこと楽しみにしております

本年もよろしくお願い申し上げます

喪中に年賀状が届いた場合

喪中の場合、連絡が間に合わず年賀状が届くケースも見られます。その際は、喪中の通知が遅れた旨を寒中見舞いでお詫びするのがマナーです。文例を示すと、以下の通りです。

寒中お見舞い申し上げます

丁寧な年頭のご挨拶をいただき、ありがとうございます

寒さの厳しい毎日ですが皆様ご健勝のご様子、何よりと存じます

私方、昨年〇月に父○○が他界いたしましたため、年頭の挨拶を遠慮させていただきました

ご通知が遅れましたこと、お詫び申し上げます

本年もよろしくお願い申し上げます

寒中見舞いの内容は、年賀状を出せなかった理由によって変わります。ビジネスシーンでの返礼であれば、仕事上の信頼関係を損ねないためにも状況に応じた書き方を把握しておくとよいでしょう。

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