従業員の採用や管理を担う人事の仕事内容とは

2020.01.20ビジネス豆知識
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新たな人材の採用や、会社内の従業員の管理などを主な業務とする人事部。直接利益を生み出すことはありませんが、採用業務・衛生管理・社員研修などを通して会社を支える「縁の下の力持ち」的存在です。今回は、人事の仕事内容ややりがい、向いている方の特徴などをご紹介します。

採用 人事

 

人事の仕事は「ヒト」資源の管理

人事の仕事をひと言で説明すると、会社の「ヒト」資源の管理といえるでしょう。会社の持つ資源には、「ヒト」「モノ」「カネ」があるとされ、これらを適切に管理・活用することで企業として成長します。人事の仕事は、「どんな人を雇うのか」「人員配置はどうするか」「社員教育の行い方」など、大切な経営資源であるヒトを有効活用し、会社を発展させることにあるのです。

モノやカネといった資源も、すべてヒトが生み出すため、人事による適切なヒトの管理がなければ、会社は成り立たないともいえるでしょう。

 

人事の業務一覧

人事の具体的な業務といえば、新入社員や転職者の採用業務をイメージする方も多いかもしれません。しかし、人事はその他にも会社の経済活動にとって欠かせない業務を担っています。人事の具体的な5つの仕事内容についてご紹介します。

 

採用業務

前述の通り、人事の仕事でもっともイメージの強いものといえば採用業務でしょう。多くの会社では、採用計画に基づいて社員を募集し、面接や試験などを通して採用・不採用の判断を下します。そのすべてにかかわるのが人事です。

優秀な人材を多く獲得するためにも、日ごろから会社の魅力を発信し続ける、イベントを開催し会社の雰囲気を味わってもらうなども採用業務のひとつです。

 

人事企画業務

人事は、新しい人材の確保だけでなく、今いる人材をどう扱うかの決定も任されています。そのひとつが人事企画業務です。

企業の経営目標を達成するために、適材適所と呼べる人員配置や部門構成などを行い、社員の能力が最大限発揮される様サポートします。

 

教育・研修業務

入社後の社員について、教育や研修の行うのも人事の業務です。近年は、ビジネスマナーや個別のスキルについて専門家に依頼することも多いですが、誰に依頼するのか、どんなスケジュールで研修を行うのかなどの決定は人事が行います。

 

評価関連業務

社員の成果をしっかりと評価し、内容に応じた報酬制度を作るのも人事の業務のひとつです。優秀な社員に長く働いてもらうには欠かせない仕組みであり、制度の公平性や透明性が求められます。

 

労務管理業務

社員が安心して働くために必要な、社会保険手続き・勤怠管理・福利厚生手続きなどを行うのも人事の業務です。近年は、長時間労働やハラスメントが問題となっており、データ面から社員が働きやすい環境を作ることが求められます。

 

人事の仕事のやりがい

最近は、給与や福利厚生以外にも、「やりがい」を求めて仕事を探す方も増えています。以下では、人事の仕事をするうえでやりがいを感じられるポイントをご紹介します。

 

社員や会社を支える立場になれる

前述の通り、人事は経営資源のなかでも「ヒト」を扱っています。会社が発展し、社会に貢献していくためには、働いている従業員が活躍しなければなりません。そのためには、会社が適切に人員を管理し、働きやすい職場を作り上げる必要があります。

人事が会社や社員を支えていると言い換えてもいいかもしれません。時には社員と寄り添い、時には厳しく冷静な目で判断することで、より良い職場となるでしょう。

 

会社の顔となる存在になれる

人事は、採用活動の場で外部の方とコミュニケーションを取る機会も珍しくありません。特に求職者からすると、「人事=会社」のイメージが強くなるため、人事は会社の顔ともいえます。

入社後の社員に話を聞いてみると、「面接時の人事の方が好印象だったため」という話はよく聞きます。最近はインターンで事前に会社の雰囲気を理解したうえで就職活動をするケースも多いですが、人事が応募者に与える影響は小さくありません。

 

会社からの高い信頼を得られる

人事は経営資源のひとつである「ヒト」について扱いますが、採用した社員が「モノ」や「カネ」を生み出すため、3つの経営資源のなかでもヒトがもっとも重要といえます。

その管理を行う人事部に配属されたということは、会社のからの信頼も厚く、優秀な人材として評価されているといえるでしょう。自分の仕事に自信をもって取り組めるはずです。

 

人事の仕事で活かせる資格

上記で紹介した様に、人事の仕事は多岐にわたります。ただ、人事の仕事に就くうえで必ず取得しなければならない資格はありません。特別な資格がなくとも十分業務をこなせるでしょう。ここでは、人事の仕事をする際に、持っていると評価されやすい資格や人事の業務に活かせる資格をご紹介します。

 

社会保険労務士

労務管理のスペシャリストである社会保険労務士は、人事の業務に直結する資格であり、新卒でも中途採用でも人事の仕事に応募する際は有利に働くでしょう。

人事の業務のなかでも、主に「労務管理業務」をメインとして扱うことになります。労務管理業務は、膨大な量のデータを処理することも多く、一般社員では手に負えないことから敬遠されがちです。

重宝される分試験の難易度も高く設定されており、平成30年の試験では合格率が6.3%でした。十分な勉強量と質を確保する必要があるでしょう。

 

キャリアコンサルタント

人事の業務のなかでも、従業員を密接にかかわる仕事がしたい方には、キャリアコンサルタントがおすすめです。キャリアコンサルタントは、職業選択やキャリアアップについて、相談やアドバイスを行うことで、従業員の働く環境を支える専門家です。人材育成やキャリアアップの観点から研修を行うこともあります。

キャリアコンサルタントの資格を取得するには、特定のカリキュラムを一定時間以上受けなければなりません。合格率はそれほど低くないものの、まとまった勉強時間を確保する必要がある点は注意しましょう。

 

衛生管理者

近年の労働事故やハラスメントなどの報道から、労働者を健康面や職場環境の面から支えたいと考えている方も多いでしょう。そんな方におすすめの資格が衛生管理者です。

衛生管理者は、労働者の健康管理や作業環境の衛生管理などが主な仕事内容です。50人以上の常勤労働者がいる場合は、衛生管理者の選任が義務づけられているため、大企業になればなるほど需要があります。第一種と第二種に分かれていますが、難易度はさほど高くないため、積極的に挑戦してみて下さい。

 

人事に向いている方の特徴

人事は直接製品やサービスの開発をすることもなく、それを提供することもありません。常に「ヒト」に対して業務を行う必要がある特殊な仕事です。そこで、以下では人事に向いている方の特徴をご紹介します。

 

他人に興味が持てる方

人事は、常に自分以外の他人のことを考えて行動する必要があります。他人にはあまり興味を持てない、人より製品やサービスのことを考えたいという方には難しいかもしれません。「この人が得意な仕事は何だろう」「この人を活かせる部署はどこだろう」と、従業員が働きやすい環境を考え続けることが求められます。

 

嫌われることをおそれない方

人事は、会社や他の従業員のために、時に嫌われ役を買って出なければなりません。社員に嫌われても自分の業務を全うできる方人事に向いているといえます。

 

守秘義務を守れる方

人事の業務は会社の根幹にかかわることが多く、守秘義務が発生するものばかりです。給料や評価、解雇などの情報を他言しない、「口の堅い」方が求められます。

 

時に厳しい決断ができる方

人事は、解雇という、会社でもっとも厳しい決断を下さなければならない部署でもあります。会社内で親しい間柄の方に対して自らの口で伝えることもあるかもしれません。個人的な感情を排除し、時に厳しい決断ができる能力も人事に求められるでしょう。

 

人事の仕事は、直接会社の利益を生み出すことはありませんが、人事が整えた職場環境で間接的に「ヒト」が利益を生み出すことで会社へ貢献します。少し変わった仕事である分、重宝されやりがいも感じられるでしょう。

 

参考記事

https://mynavi-cr.jp/office-work/hr/

https://employment.en-japan.com/tenshoku-daijiten/10841/

https://www.creativevillage.ne.jp/38802

https://www.careelink.net/archives/11622

https://job-worker.com/2019/02/08/13666

https://mynavi-cr.jp/hr-office-work-qualification

https://hr-tenshoku.jp/knowledge/qualification.cfm

https://www.noc-net.co.jp/blog/2016/02/column_116/

https://www.brush-up.jp/guide/sc528/nannido

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