「なるほど」等、ビジネスNGワードについて

2019.11.25ビジネス豆知識
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日本語には、同じ意味でもさまざまな表現方法があり、シーンや相手に応じて使い分ける必要があります。何気なく発した一言が、ビジネスシーンでは「NGワード」にあたるケースも少なくありません。いつも使っている言葉によって、周囲の評判を落としている可能性もあります。そこで今回は、うっかり使いがちな「ビジネスNGワード」をご紹介します。

ビジネスNGキーワード

 

うっかり使ってしまいがちなビジネスNGワード

一見何の問題もないように思える言葉の中にも、NGワードは数多く潜んでいます。まずはうっかり使ってしまうことの多い言葉に加え、なぜNGに指定されるのか解説します。

 

なるほど

相手に同意の意思を伝える「なるほど」という言葉ですが、ビジネスシーンでは多用を避けるのが無難です。特別失礼な言葉というわけではありませんが、相手によっては「上から目線の口調」と捉えられる恐れがあります。とりわけ多いのは、新入社員が上司に対して「なるほど・・・」と相づちをうつケースです。できるだけ控えることをおすすめします。

 

了解です/了解しました

何かを指示された際や、メールや・チャットの返信で使われる「了解です」「了解しました」という言葉も、実はビジネスNGワードのひとつです。この言葉には、相手のことを「認める」というニュアンスがあります。言葉の響きからはあまり感じられませんが、「上から目線の印象」を与えるケースが少なくありません。そのため、目上の方に対して使うのは避けましょう。「承知しました」あるいは「分かりました」の方が無難です。なお、上司から部下に対して「了解」と伝えるのは、問題はありません。

 

ご苦労様です

労いの言葉のひとつに「ご苦労様です」があります。しかしこれは、立場が上の方が部下などに使用する言葉です。そのため、目上の方やお客様に使うのは避けましょう。言い換えるなら「お疲れ様です」「お疲れ様でした」の方がベストです。

 

感心しました

相手に対する褒め言葉として、「感心しました」というワードを使う方も多いでしょう。しかし、これもまた上から目線に受け取られる可能性の高い言葉です。同系統の褒め言葉に「お上手ですね」というワードもありますが、これは大人が子どもを褒める際などに使います。よって、目上の方に対しては不適切な表現といえるでしょう。言い換えるのであれば「勉強になりました」という言葉が適切です。

 

どちらでも良いです

相手に判断を委ねる際に、「どちらでも良いです」と答えてしまう方も多いのではないでしょうか。日常会話であれば何の問題もありませんが、ビジネスシーンにおいてはNGワードとなります。なぜなら、相手によっては「判断力がない人」「真剣に考えていない人」と思われる恐れがあるためです。自分なりに考えて答えを出すのが理想ですが、どうしても相手に判断を委ねたい場合、「お任せします」と伝えましょう。

 

分かりましたか?

目上の方に資料説明などを行った際、「分かりましたか?」と話すのは失礼です。上から目線に感じられることが多いため、注意しましょう。同様に「知っていましたか?」といったワードもNGとなります。同じ意味でも「ご存じでしたか?」「ご理解いただけましたか?」といった形で、丁寧ないい回しを心がけましょう。相手に与える印象は大きく変わります。

 

お座り下さい

会議や食事の席など、着席を勧める時に使いがちな「お座り下さい」もNGワードです。ペットへの“しつけ”に使う「お座り」と同じ様に感じられるため、目上の方や上司に対しては失礼にあたる可能性があります。もし着席を勧めるのであれば「お掛け下さい」が適切です。

 

「すみません」「申し訳ありません」から入る断り

上司やお客様からの依頼・誘いがあった場合、断らざるを得ない状況もあるでしょう。その際、「すみませんが、次の予定が入っていまして」または「申し訳ありませんが、またの機会に」といった言い回しになりがちです。

せっかくの依頼やお誘いを断るため、真っ先に謝罪の言葉が先に出るのは必然に思えます。一方、相手によっては「否定の気持ちが先に出ている」と捉えるケースがあります。そのため、まずは「ありがとうございます」という感謝の気持ちを伝えたうえで、「せっかくのお誘いですが、次の予定が入っていまして」とつなげた方が丁寧です。また誘いたくなる断り方を意識してみましょう。

 

間違った敬語によるビジネスNGワード

ビジネスシーンでは、敬語を使うのがマナーです。しかし、敬語の扱いは非常に難しく、間違った使い方をすれば、失礼にあたるケースもあります。ここでは、間違った敬語によるビジネスNGワードをご紹介します。

 

伺っていますか?

「伺う」は謙譲語のため相手への確認に使うのは不適切です。相手に確認する場合は、尊敬語を使って「お聞きになりましたか?」と伝えましょう。敬語には尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類があるものの、その使い方を間違えるだけで、失礼ないい回しとなる可能性があります。

 

ご利用できません

こちらは一見すると丁寧な言葉遣いに思われるかもしれません。しかし、「できません」は敬語ではないため、目上の方やお客様に対しての言葉としては不適切です。「ご利用になれません」または「ご利用いただけません」が適切ないい回しとなります。上記の様に、多くの方が敬語だと思い込んでいながら、実際には敬語ではない言葉は少なくありません。

 

○○になります

バイト敬語と呼ばれるNGワードの定番です。例えば、会計のレジなどで「○○円になります」といった言葉遣いを耳にする機会があるとします。しかし、「なります」という言葉は本来「何かから何かになる」という意味の言葉です。敬語ではないので注意しましょう。

 

○○からお預かりいたします

こちらもバイト敬語と呼ばれるNGワードのひとつです。「から」という格助詞は起点を表す言葉であり、「~から~まで」といった形で使われます。正しくは「○○をお預かりいたします」となります。

 

させていただく

れっきとした敬語ですが、使い方が難しい言葉でもあります。「させていただく」は、相手や第三者の許可を得た上で、自分が恩恵を受ける場合に使いましょう。例えば、相手から誘いを受けた場合、「参加させていただきます」と答えるのは問題ありません。相手側の誘い(許可)を受け、こちらがその恩恵を受けるため、適切な言い回しとなります

ただし、相手の許可を得る必要がないシーンや、自分が恩恵を受けない場合は使用を控えましょう。例えば、「明日ご連絡させていただきます」と伝える場合、相手の許可を得る必要はないため誤用です。また自己紹介をする際に「この地域を担当させていただいています」といった言い回しも同様となります。そもそも許可が必要なく、こちらが恩恵を受けているわけでもないため、不適切な使い方です。

また、「させていただきます」というワードが、失礼にあたるケースもあるので注意しましょう。具体的には、相手の許可を得る必要があるにも関わらず、勝手に断言する言い回しです。「担当を変更させていただきます」あるいは「早退させていただきます」といった使い方は間違いであり、失礼にあたります。「担当を変更いただけないでしょうか?」「早退してもよろしいですか?」という具合に、許可を得るような形が無難です。

 

 

普段使っている言葉が実は誤用だったり、相手に対して失礼な言い回しだったりするケースは少なくありません。ビジネスシーンにおいては、適切な言葉を使いこなせるのが理想ですが、すべてを網羅するのは難しいでしょう。誤って使われやすいNGワードを把握しておくだけでも、仕事で失敗するリスクが軽減されるはずです。

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