承認欲求とは?自分の仕事を自分で評価するために

2020.02.06スタッフブログ
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承認欲求は誰にでもあるものですが、過剰になると、バイトテロの様な過激な行為に走ってしまう場合があります。承認欲求を暴走させないためには、自分の仕事を自分で評価するのが有効です。また、会社としては真面目に働く社員をきちんと評価することで、スタッフのモチベーションをアップさせられます。こちらでは、過剰な承認欲求が引き起こす問題や、正しい満たし方についてお伝えします。

承認欲求

 

マズローの欲求5段階説とは?

承認欲求とは一体どの様なものなのでしょうか?承認欲求について理解するには、マズローの「欲求5段階説」を知る必要があります。

「欲求5段階説」とは、1943年にアブラハム・マズローが「人間の動機づけに関する理論」という論文のなかで発表した説です。以下、人間が持っている欲求を5つの階層に分けて解説していきます。

 

生理的欲求(第1階層)

5段階のもっとも下の階層です。食べたい・飲みたい・寝たいといった、生きていくために必要な本能的な欲求を指します。生理的欲求が満たされてはじめて、第2階層である「安全の欲求」が生まれます。

 

安全の欲求(第2階層)

「安全の欲求」は、危機を回避して、安全な暮らしを送りたいという欲求です。身分の安定や他人への依存、保護を求める心の動きをいいます。

 

所属と愛の欲求(第3階層)

「生理的欲求」や「安全の欲求」が満たされると、「所属と愛の欲求」が生まれます。こちらは、集団に属したり、仲間を欲したりといった欲求です。所属と愛の欲求が満たされないと、人間は孤独感や社会的不安を感じる、としています。

 

承認の欲求(第4階層)

所属と愛の欲求が満たされると、「承認の欲求」が芽生えます。第3階層までの欲求は外的に満たされたいというもので、低次の欲求でした。第4階層以降は、心を満たしたいという高次の欲求に変化します。承認の欲求とは、他者から認められ、尊敬されたいという欲求です。承認欲求が満たされると、自分は世のなかの役に立つ存在だと感じられますが、満たされないと焦燥感や劣等感が生まれます。

 

自己実現の欲求(第5階層)

最後に芽生える欲求が、「自己実現の欲求」です。下の階層が満たされると、自分の能力を引き出し、創造的な活動がしたいといった欲求が生まれます。他者に評価を求めるのではなく、自分の成長や活動を求める段階です。

「承認欲求」は、マズローの欲求5段階の4つ目の段階です。下の3つの階層が満たされてはじめて現れる高次の欲求ですが、自己実現の欲求の様に純粋に自分の成長を求めるものではありません。他者からの評価が基準になることに注意が必要です。

 

ビジネスマンの成功の視点で語られる「自己実現欲求」

第5階層の「自己実現欲求」は、よくビジネスマンに向けて語られます。自己実現欲求を追求することで、仕事の成功につながると考えられています。

自己実現欲求は2種類に分かれ、「超越的でない自己実現欲求」と「超越的な自己実現欲求」です。「超越的でない自己実現欲求」とは、自分の素質や能力を引き出してより創造的な活動がしたいという欲求。承認欲求の様に他者から称賛されたいという気持ちではなく、純粋に自己実現を求めます。

「超越的な自己実現欲求」とは、マズローが晩年に提唱した、欲求5段階のさらに上の階層です。自己のためだけでなく他者も豊かにしたいという欲求で、全人類のなかでもこの階層に達しているのは約2%とされています。

「超越的な自己実現欲求」を持っている方は少なく、基本的にビジネスの世界でも日常生活でも意識されるのは「超越的でない自己実現欲求」です。

自己実現欲求があることで、仕事で成果を上げるためのモチベーションが生まれます。他者からの評価にこだわらないため、よりクオリティを追求した仕事ができるのです。

ビジネスマンとしては、ぜひ自己実現欲求を満たすために活動したいものですが、その前に下の階層が満たされないと本領を発揮できないかもしれません。特に現代は、承認欲求が満たされずにフラストレーションを抱えている方が多く、その上の自己実現欲求の追求まで進めないという方もいます。

 

SNS隆盛の昨今、注目される承認欲求

現在は、SNSの隆盛によって承認欲求を追求する人が増えています。いいねやコメントをもらうことで承認欲求を満たしている方も少なくありません。

しかし、承認欲求が強くなり過ぎると、犯罪に近い投稿や極端な発言をして注目を集めようとするケースが出てくるため、注意が必要です。以前問題になったバイトテロも承認欲求によるものだとされています。

過激な内容の動画は批判を受けやすくなりますが、同時に反応もされやすくなります。そのため、リスクがあっても騒ぎになる様な動画を投稿したいという人物が出てきてしまうのです。承認欲求の暴走には注意したいものです。

ただし、承認欲求そのものが悪いわけではありません。この欲求は老若男女問わず誰にでもあるもので、承認されたい欲求があることで成長できるともいえます。しかし、自分の欲求を自覚せず、コントロールできていないと、承認欲求が間違った形で表れてしまうのです。

承認欲求が満たされていないと感じる方は、ぜひコントロールできるスキルを学んでみましょう。

 

社員としては、他人の評価に振り回されず、自己評価できるスキルを

承認欲求を満たすためにも、自分自身を評価できるスキルを身に付けることが大切です。自己評価スキルを身に付けることで、他人からの評価に振り回されずに仕事ができる様になります。

多くの方は、子どもの頃は結果のみでなくプロセスも評価してもらっていました。しかし、大人になるに連れて結果のみで評価される様になり、プロセスを認められることが少なくなります。多くのことができて当たり前とされるため、承認欲求は満たされにくくなるのです。

しかし、自己評価ができる様になると、できて当たり前とされていることでも自分自身で承認できる様になり、心が安定していきます。するとフラストレーションを抱えにくくなり、暴走する心配もなくなります。また、仕事に取り組むモチベーションがアップするのもメリットのひとつです。

承認欲求が満たされない場合は、ぜひ自分を評価するための取り組みを行ってみましょう。評価するのは、どんなに些細なことでも構いません。小さく思えることでも自己評価して、承認欲求を満たしましょう。

 

会社として大切なのは、「小さな成果でも社員を評価する」

会社としては、小さなことでも成果を出した社員に対して、きちんと評価する環境作りが大切です。それにより社員のモチベーションを高められます。方法には以下の様なものがあります。

 

表彰をする

社員のモチベーションを高めるために、表彰制度を設けてみてはいかがでしょうか。大きな成果を出した方だけでなく、目立ちにくい成果も表彰することで、社員の承認欲求を満たせます。誰にでも表彰されるチャンスがある賞を作ってみましょう。

 

褒め合う機会を作る

朝礼やミーティングで、社員同士がお互いの良い部分を伝え合う機会を作っている会社があります。こちらの方法のメリットは、成果を出した方のみでなく、その場にいる全員で褒め合うことで、すべてのメンバーの承認欲求が満たされることです。また、褒め合う場があると、必然的にメンバーの良い部分を探すことになるため、職場の雰囲気が良くなります。

 

日々の過程を認める環境を作る

成果だけでなく、日々の過程を認める環境を作りましょう。日々の努力が認められると、満足や安心感、モチベーションアップにつながります。特に、総務や経理といった成果が見えにくい職種では、日々の過程を認めることが高い効果を発揮します。

 

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