全社員でオフィス清掃!快適な作業環境を保とう

更新日:2023.03.22スタッフブログ

掃除

オフィス内の掃除は、清掃業者に委託しているという会社もあれば、社員が担当しているという会社もあるでしょう。掃除は本来の業務に関係ないと思われがちですが、社内の整理整頓や、掃除が行き届いていないと、仕事効率や生産性が落ちてしまう可能性があるのです。一方、清潔で快適な職場環境は仕事効率や従業員のメンタルに好影響を与えたり、外部の人にもいい印象を持ってもらえたりするため、メリットが大きいといえます。今回は、社員が分担して清掃する時の手順やポイント、清掃方法についてご紹介します

継続するためにルールを決めておく

デスク周りはもちろん、共有部分である書類棚や給湯室内まで清掃が行き届いていると、そこで働く従業員もすっきりすると同時に、業務もはかどります。社内清掃を継続させるために、まずは社内でルールを決めておきましょう。そのうえで作業を進め、課題がみつかれば改善を検討してください。

掃除する場所を決める

掃除する場所やその担当者が決まっていなかった場合、汚れに気づいたとしても「誰かがやってくれるだろう」と他人任せにしてしまう人が現れるかもしれません。進んで掃除をしてくれる特定社員の負担ばかりが増えてしまい、不公平さから社内の雰囲気が悪くなってしまう可能性もあるでしょう。

掃除箇所を分担することで、場所によって掃除ムラができたり人によって負担が増えたりすることを防ぐことができます。もちろん公平にするためにも、掃除の担当者はローテーションで回しましょう。

掃除する時間を決めておく

汚れが気になった時に掃除をするというルールの場合は、周りが忙しく働いている時に仕事を中断して掃除することに気兼ねしてしまう人もいるかもしれません。一日に数分間、または週に数十分間など、全員が一斉に掃除をする時間を決めておくことで、気兼ねなく仕事を中断して掃除に取り掛かれる様になるでしょう。

掃除のテーマソングを決めておく

掃除の時間を決めたとしても、掃除時間に気づかない人や仕事の手を止めてくれない人もいるかもしれません。そんな人に対して一人ひとり声をかけるのは一苦労です。掃除の時間になったら、決まった音楽を流すなど工夫すれば、無理なく全員に周知できるとともに、各々がスムーズに掃除に取り掛かることができます。

各場所の掃除のポイント

働いている側からは見慣れている光景でも、来客側からはつい気になってしまう箇所があるものです。掃除する際は、来客目線で掃除を行いましょう。

床清掃

多くの人が行き来する床は、ほこりや砂、髪の毛などさまざまな汚れがつきます。社内でもっとも広範囲を占めている箇所であるため、もっとも汚れやすく、汚れが目につきやすい場所といえるでしょう。壁際や部屋の隅など、角にあたる部分は特に念入りに掃除するのがポイントです。

カーペット敷きの場合はしっかりと掃除機をかけ、それ以外の床は、掃除機をかけた後水拭きするのが好ましいです。ひどい汚れには汚れ落とし専用のスプレーをかけて、スポンジのハード面でこすり落としましょう。

エントランス

掃除というと仕事をしている空間だけに意識が向きがちですが、エントランスは外部の人が訪れる際に必ず通る場所です。来客者にとっては第一印象となる箇所ですから、しっかり掃除する場所にカウントして常にきれいにしておきましょう。自社ビルなどの場合は建物前の道路、ビルにテナントとして入っている場合はエレベーターホールや廊下も会社の一部だと意識することが大切です。掃除時間に限らず、落ちているゴミなどは拾う様にしましょう。

トイレ

トイレは従業員の他、来客者も使用する可能性がある場所です。トイレの清掃が行き届いていると、「仕事でも隅々まで気配りのできる、クオリティの高い会社だろう」と好印象を持ってもらえるかもしれません。トイレはいつ見られても恥ずかしくない状態にしておくために、一人ひとりが気づいた時点で掃除することが好ましいといえます。汚してしまったらその場で掃除を済ましておくなど、普段から後から使用する人のことを考えて積極的に掃除しましょう。

コーヒーメーカーなどの備品

従業員全員が使用する備品は、全員が気持ちよく使用できる様にしっかり掃除する必要があります。お茶出しや掃除は女性の仕事という会社もあるかもしれませんが、なるべく男女平等で作業を分担したいものです。全員で使うものは全員が清掃意識を持ち、他人任せにしないことを心がけましょう。

きれいなオフィスを保つためのポイント

普段から掃除をするようになれば、従業員一人ひとりの清掃に対する意識が高くなるため散らかりにくくなるものです。しかし、忙しい時期などはどうしても気が回らず、散らかってしまうこともあるかもしれません。そんな時でも、できるだけはやい段階できれいな状態に戻すためにできる工夫があります。

掃除しやすい環境を作る

きれいなオフィスを保つためには、気になった時にすぐに掃除がしやすい環境作りが大切です。掃除用具の置き場所が定まっておらず所々に点在していたり、掃除用具入れが適切な場所になかったりした場合は掃除がしやすい環境とはいえません。適切な場所に掃除用具入れを設け、そのことを従業員全員に周知するようにしましょう。

掃除道具を完璧に準備する

オフィス清掃に必要な道具はすべてそろえておきましょう。汚れ落としにはそれぞれ適切な洗剤や道具が必要です。せっかく掃除しようとしても、洗剤を切らしていたり必要な道具がなかったりした場合、汚れがそのまま残ってしまいます。汚れは放置した分だけ蓄積してしまいますから、気づいた時点で掃除を行える状態にしておくことが肝心です。それぞれの職場に合わせて、適切な洗剤や掃除用具を完璧に準備しておきましょう。

忘れがちな場所

掃除というと床やデスクの上などに意識が向きがちですが、普段気にしていない場所が意外と汚れているかもしれません。定期的に掃除をしておけば、年末の大掃除の負担を減らすこともできます。

冷蔵庫の中

冷蔵庫の外側はもちろん、冷蔵庫内も定期的に掃除しましょう。庫内は入れたまま放置された賞味期限切れのものが入っていたり、液体がこぼれていたりするので意外と汚れているものです。中に入っているものをすべてチェックするのはもちろん、期限切れのものは破棄し、庫内は除菌スプレーなどで拭きあげましょう。

ゴミ箱の内側

ゴミ箱の内側は、ゴミを入れるため知らず知らずのうちに汚れてしまいます。そのまま使い続けるとにおいの原因にもなってしまうため、洗える大きさであれば洗いましょう。洗えない場合は汚れ落とし用の洗剤できれいに拭くようにしてください。

オフィス内を社員で掃除する場合は、しっかりルールを定め、それを社員全員で共有することが大切です。全社員で清掃を行うようにしたところ、社員同士の絆が深まったり、生産性が上がったりするため、業績アップにつながったという話も耳にします。

確かに、乱雑に置かれた書類の山から必要な資料を探したり、作業しにくい場所でストレスをためながら仕事したりするのは効率が悪く、時間の無駄といえるでしょう。きれいなオフィスを保つためには、普段から社員一人ひとりが社内清掃に意識を持つ心がけが欠かせません。共有スペースや備品などを使用する際は常に次に使う人のことを考え、全員が気持ちよく仕事ができる空間を目指しましょう。

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