昼寝を取り入れて、午後の仕事の効率を高めよう

更新日:2023.03.31スタッフブログ

昼寝

どれだけ集中して仕事に取り組んでいても、昼食後の午後の仕事は眠気が襲ってくるもの。昼休憩後の眠気は、仕事の効率も悪くしてしまうため、何とか対策を打ちたいところです。そこで今回は、午後からの仕事をはかどらせるひとつの方法として、昼休み中の「昼寝」についてご紹介します

9割以上の方が仕事中に眠気を感じたことがある

土日やプライベートで遊んでいる時は眠気を感じないにもかかわらず、仕事になると急に眠くなるという方も多いのではないでしょうか。実際、メールの転送サービスを展開している株式会社アイシェアの調査によると、仕事中眠気を感じたことのある方が96.1%という結果になりました。ほとんどの方が眠気を感じたことがあるようです。

仕事中に眠気を感じた場合、多くの方が何とか意識を保とうとするはずです。しかし、眠気は簡単に収まることはなく、仕事の効率をも下げてしまいます。午後からの仕事を効率的に進めるためには、そもそも眠気を感じさせない工夫が必要です。

昼休みに昼寝をすることの効用

昼休みに昼寝をすることで、午後からの仕事をスムーズに進められるはずです。以下では、昼休みの昼寝がもたらすプラスの効果をご紹介します。

午後に眠気を持ち越さない

自宅でゆっくり休んでいる時に訪れる眠気は、気持ちの良いものです。そのまままどろむこともできる安心感があります。しかし、仕事中の眠気は業務の妨げになるばかりか、場合によっては自分の評価につながる可能性もあります。
昼休み中に軽く睡眠をとっておくことで、上記のような弊害を防ぐことができ、午後からも午前と同様に仕事に取り組めるでしょう。

午後からの仕事の効率を上げる

一般的な会社の場合、12時や13時から昼休憩をとり、残業を含めると午後のほうが業務時間が長いケースがほとんどです。しかし、睡魔に襲われるのも往々にして午後であり、わずらわしく思っている方も多いでしょう。

昼休みの昼寝によって眠気を解消しておくと、午後からの仕事に意欲的に取り組むことができ、生産性を上げられるでしょう。業務時間内の集中力アップにつながれば、残業時間の削減やプライベートの時間確保につながるかもしれません。

ストレス解消やリフレッシュにつながる

人間の脳は、集中した状態を続けていると、オーバーヒートを防ぐために眠気を発することが分かっています。その状態で仕事を続けていても、ポテンシャルを最大限発揮できないことはいうまでもありません。昼休みに短時間でも睡眠をとることで、脳が休憩できたと感じ、リフレッシュにつながります。また、仕事中に感じるさまざまなストレスも解消できるでしょう。

実際に昼寝を導入している企業や学校

昼寝の効果は、実際の企業や学校の取り組みでも証明されています。以下では、実際に昼寝を導入している企業や学校をご紹介します。

Nike

スポーツ関連商品を扱う世界的企業のNikeは、社員が自由に睡眠をとる部屋を設けています。部屋自体は昼寝だけでなく、さまざまな時間に利用されているそうです。Nike本社では、就業時間を社員ごとに柔軟に決めているため、朝型・夜型にかかわらず利用できるようになっているのが特徴です。

Uber

カーシェアリングサービスを展開しているUberは、「ナップルーム」と呼ばれる昼寝部屋を設けています。効率を重視した結果として作られた部屋で、眠気に襲われやすい午後でも快適に仕事ができる工夫がなされています。オフィスにいる時は仕事に集中し、会社を一歩離れたらプライベートを思い切り楽しむ生活が可能です。

Google

検索エンジンやソフトウェア・ハードウェアの販売など、インターネット関連のサービスや製品に特化した事業を展開しているGoogle本社では、社員への福利厚生の一環として昼寝のために設計されたイスである「Energypod」が設置されています。昼寝だけでなく、バリスタによるコーヒーや軽食の提供も可能なため、午後からも集中して仕事に臨めるはずです。

福岡市

国内の取り組みでは、福岡市が2019年5月29日に、市内の企業に向けて昼寝を推奨した呼びかけが話題となりました。「#PowerNap(15分~20分程度の短い昼寝)プロジェクト」と呼ばれ、希望する企業に昼寝用のブランケットを配布する、睡眠に関するセミナーの開催など、参加企業を増やすためにさまざまな施策を行っています。
福岡市で働く市民の健康を目的としてスタートしたプロジェクトで、今後の取り組みに注目が集まっています。

福岡県立明善高校

福岡県久留米市にある県立明善高校は、「午睡タイム」と呼ばれる昼寝の時間を設け、東京大学合格者を2倍に増やしたことで、2018年初頭に大きく取り上げられました。校長の長俊一氏肝いりの取り組みで、クラシック音楽を流し高い睡眠を確保できる様な工夫もなされています。東京大学合格率2倍という、確実な成果を出している点も注目のひとつです。

社内昼寝スペースのDIYアイデア

社内に昼寝スペースを設ける場合も、いきなり高額な設備を整えるのは難しいでしょう。本当に効果があるのか疑っている方もいらっしゃるはずです。そこで、まずはイスや机・ブランケットなど最低限のものをそろえ、その他は必要に応じてDIYしてみるのはいかがでしょうか以下では、社内スペースにあると便利なDIYのアイデアをご紹介します。

本棚

昼休みになっても、特に眠くならない方もいるでしょう。昼寝スペースを設置する場合、そういった方にも配慮するのがおすすめです。眠くない時でもくつろげるよう、本棚を置き、好きな漫画や雑誌などを持ち込んでもらうのはいかがでしょうか。眠気のない時でも、多くの方が利用する憩いの場となるでしょう。

ウォールシェルフ

眠る時はスマートフォンや身につけている小物など、すべて外したいと思うもの。なくさないために、一箇所にまとめられるウォールシェルフがあると便利です。木材を購入し壁に設置するだけで完成するため、作るのも難しくありません。

良質な昼寝をするためのアイデア

昼寝はあくまで昼寝であり、何時間も眠るわけではありません。短時間で良質な睡眠をとるためのアイデアをご紹介します。

20分程度を目安に睡眠をとる

長すぎる睡眠は、かえって業務に悪影響をおよぼす可能性があります。一般的には、30分以上寝てしまうとレム睡眠へ移り、起きづらくなるといわれています。15分から20分程度の昼寝を心がけ、スッキリとした気持ちで起きましょう。また、16時以降に睡眠をとると、夜の睡眠に影響する可能性が高まります。遅くとも15時までには仮眠をとる様にしましょう。

ネクタイや腕時計など、体を締めつけるものは外す

仕事中は、ネクタイや腕時計・ベルトなど、さまざまなものを身につけています。昼寝をする際は、特に体を締めつけるものを外すのがおすすめです。そのままにしておくと体が圧迫され、快適な睡眠が阻害される可能性があるためです。体から小物を外すことで、仕事モードから頭を切り替える効果もあります。

寝る直前にコーヒーや紅茶、緑茶を飲む

寝る直前にコーヒーや紅茶、緑茶といったカフェインを含む飲料を飲むのもおすすめです。カフェインは、交感神経を刺激し、眠気を低下させる効果がありますが、効き始めるまでに30分ほど時間があります。昼寝の直前に摂取することで、起きるタイミングでカフェインが効き始め、いつもよりスッキリと起きられます。

仕事中に眠くなった時は、コーヒーを飲んだりミント系のタブレットを食べたりと、四苦八苦している方も多いのではないでしょうか。思い切って昼休みに昼寝をするだけでも、午後の睡魔から解放されるかもしれません。今日からでもすぐにできるため、ぜひチャレンジしてみてください。

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