もしもし検定過去問:一服千考「よく使う動詞、電話対応に役立つ謙譲語・尊敬語」

更新日:2022.05.06スタッフブログ

大勢で会議する様子

毎週2回の更新を続けております、「もしもし検定の過去問を電話代行サービス(株)のオペレーターが解説」のコラムです。以前にも行いましたが、今回も過去問題から離れて一服千考にて『電話応対技能検定(もしもし検定)3・4級公式問題集』の中で設けられている「ワンポイントアドバイス」を紹介させて頂きたいと思います。

以前の時にも紹介しましたが一服千考(イップクセンコウ)というのは、「ひとつのことを突き詰めて考えるよりも、一服して頭を切り替えた方が良い案が浮かぶもの」という意味合いがある四字熟語になります。

もしもし検定の過去問題を二十問以上続けて来ましたが、基本的に重要度の高い問題から紹介をさせて頂いておりましたので、これからはペースを落としながら、幅広い電話応対技術の知識が付くことを考えて紹介していきたいと考えています。

それでは初めて行きたいと思います。

よく使う動詞、電話対応に役立つ謙譲語・尊敬語

よく使う動詞について、謙譲語に直した場合と尊敬語に直した場合を押さえておきましょう。

動詞 謙譲語 尊敬語
行く 参る、伺う いらっしゃる、おいでになる、行かれる
来る 参る、伺う お見えになる、お越しになる、いらっしゃる
いる おる いらっしゃる
言う 申す、申し上げる おっしゃる、言われる
聞く 伺う、承る お聞きになる
知る 存じ上げる ご存じ
見る 拝見する ご覧になる
する 致す なさる、される
会う お目にかかる、お会いする お会いになる
与える 差し上げる お与えになる、お上げになる
貰う いただく、頂戴する お受けになる
食べる いただく 召し上がる
着る 召される、お召しになる

公益財団法人電信電話ユーザー協会(編)(2013年)
『電話応対技能検定(もしもし検定)3・4級公式問題集』(日本経済新聞出版社)

電話代行のオペレーターによる徹底解説

電話対応において、たびたびに必要となることが多い動詞に関しての謙譲語尊敬語を列記しました。ほとんどの方が知っていて、間違えることなく使っていることとは思いますが、時々、おかしな謙譲語を使ったり、尊敬語があやふやになったりという方を見かけますので、こちらを紹介させて頂きました。

誤った使い方をされる方は、若い頃にアルバイト経験があり、そこで誤った敬語もしもし検定過去問:一服千考「誤った日本語・バイト敬語」として学んでしまった場合があります。自分もそうだと感じられる場合には、しっかりと意識して正しい敬語を使うようにすれば良いので、頑張ってください。

礼節を重んじてきた日本だからこそ、これだけの言葉があり、それが外国人には難しく、誤った使い方をしてしまうこともありますが、熱心に勉強されている方も少なくありません。それとは対照的に、こういった言葉をしっかり理解していない日本人も沢山います。

悲しいことではありますが、周りがしっかりとした日本語を使っていれば、自然とその言葉に慣れて使えるようになってくると思いますので、皆さんも再認識して頂ければと考えます。

Pocket

The following two tabs change content below.
電話代行サービス株式会社では、電話応対のアウトソーシングを検討している方向けに、電話代行やビジネスに関する情報を発信していきます。 電話代行について相談する
お問い合わせ