インターネットを活用した弁護士の見つけ方
更新日:2022.05.09スタッフブログ弁護士探しは、簡単な作業ではありません。しかし、インターネットにアクセスすると、数多くの弁護士について各種の情報を調べられます。今回は、参考になるサイトをご紹介するとともに、ネット活用の注意点についてもご説明します。自分に合った弁護士を見つけるためにも、ぜひ参考にして下さい。
どの弁護士に頼む?ネットでの探し方とポイントについて
弁護士ドットコムの活用
弁護士を探す際、有効な手段のひとつとして「弁護士ドットコム」が挙げられます。弁護士を検索する機能があり、弁護士も自らを宣伝するサイトとして需要が高いためです。
このサイトは、もともと法律をこれまでより身近な存在にするため開設されました。この考えが反映された結果、サイトにアクセスすると誰でも無料で法律相談を受けられる様になりました。ユーザーが質問すると、あらかじめ登録している弁護士が回答してくれます。ユーザーからの質問内容はサイト内に公開されるためアクセスすれば質問者でなくても閲覧可能であるとともに、回答内容から弁護士の力量や得意分野を推し量れます。
弁護士からの需要は、弁護士によるインターネット上での宣伝広告が解禁されたことにより増加しました。弁護士はユーザーを宣伝対象と見なし、顧客確保のためサイトを利用し始めたためです。今では、サイトも弁護士の宣伝活動を支援しており、弁護士だけでなく法律事務所も検索できます。好感の持てる弁護士を見つけた際など、自宅周辺に住んでいるかどうかも調べられるわけです。
口コミサイトの活用
口コミサイトは、弁護士に業務を依頼した人が抱いた生の声を聞けます。弁護士側からの宣伝という色合いが薄い点は、このサイトの魅力のひとつです。
依頼者の感想であるため、弁護士の性格や話しやすさから事務所全体の仕事ぶりや雰囲気まで実際に感じた本音が分かります。宣伝目的でないため、好意的な意見ばかりではありません。口コミサイトは基本的に投稿された記事を取捨選択しないので、賛否両論ともに分け隔てなく閲覧できるのです。
多くのサイトでは字数制限があるため、ざっと目を通すまでに大して時間はかかりません。依頼を検討している弁護士について、おおよその評価を短時間のうちに把握できます。また評価が良くても悪くても、その理由は端的に示されていることが少なくありません。記載内容を長々と読まなくても、話しやすい弁護士か、あるいは料金設定は問題ないかといった点を一通り確認できるでしょう。
事務所に連絡する前にいろいろな立場からの情報を入手し、ある程度まで心の準備ができるという意味で、口コミサイトは有効なツールといえます。
ランキングサイトを参考にする
どの弁護士に人気があるか知りたいと思った時は、ランキングサイトが参考になります。通常、仕事ができなければ人気を得られないので、弁護士の能力を確認する場合にも有効です。
利用する際には、人気がある理由についても目を向けると良いでしょう。一般的に、弁護士には得意分野があるといわれています。たくさんの人気を集めている分野は、仕事が高く評価されていると判断できます。遺産相続で困っている人は、相続関係の分野で多くの人から支持されている弁護士を探すと失敗するリスクを減らせるというわけです。
しかし、たとえ人気が低くても、それだけで判断するのは賢明とはいえません。弁護士によっては自己アピールに興味がなく、あまりにも仕事に熱心であるため宣伝活動などを怠っている可能性があるためです。数少ない評価であっても、その理由が自分にとってはもっとも支持できる内容であるかもしれません。自分が依頼を予定している分野については、人気の有無に関係なく、どの弁護士もチェックすることをおすすめします。
ネット活用のメリットと、注意点
ネットを活用すると、できるだけ情報を収集してから弁護士事務所に足を運べます。作業にあまり多くの予算や時間を必要としない点も、ネットならではのメリットです。
しかし、ネット情報は必ずしも精度を求められていないため、注意する必要があります。弁護士ドットコムは弁護士が宣伝を意図しており、ユーザーの質問から自分の得意分野を選んでいる場合が少なくないためです。どれほど回答内容が優れていても、その他の分野について相談したらうまく回答してもらえるとは限りません。
口コミサイトは、あくまで個人の感想です。客観的な基準にもとづいた評価でなく、正しいかどうかは関係ありません。人によって好みは異なるものであり、同じ弁護士に対しても評価が分かれる事態は十分に起こります。そのため、このサイトの掲載記事に判断を委ねてしまうと、さまざまな意見に振り回される恐れがあるのです。
ランキングサイトは基本的にどのサイトのアクセス数が多いか計算する仕組みであり、各サイトの絶対的な優劣を示しているわけではありません。ユーザーはいろいろな目的からネットに接続しており、たまたま弁護士事務所のサイトをクリックしてもカウントされます。もし人気の高さが弁護士の能力と比例していなくても、誰も責任を問えないのです。
いずれもユーザーや弁護士の主観などが反映されるため、客観的なデータとはいえません。そのため、ネットを活用する際には掲載内容を参考意見として受け止める姿勢が常に求められます。
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