もしもし検定過去問:第五十二問「正しいガイドライン」
更新日:2022.04.27スタッフブログ「もしもし検定の過去問を電話代行サービス(株)のオペレーターが解説」のコラム、第五十二回目となります。今回取り上げる問題は、法的知識という区分の問題になります。すでに何度も紹介させて頂いているので、改めて説明する必要はないと思いますが、基本的には個人情報の取扱いについての考え方や法が定める内容などへの理解が重要な基準となってきています。
昔と比べると「個人情報は大切」という考え方もずいぶん広く認められ、多くの人がそれを守っていこうという思いが広まっています。弊社もしっかりとその部分を注視するため、条文を定め公開させて頂いています。当然、弊社もお客様の個人情報(会社情報、社員情報、連絡先情報などなど)様々な情報を取扱います。なので、しっかりとした定めの元、サービスを提供させて頂いています。
▼もしもし検定の過去問題52
設問
個人情報保護法と各省庁が定めるガイドラインとの関係に関する記載です。下線部が間違っているものを、次の選択肢の中から1つ選びなさい。
個人情報保護法は、(ア)民間の事業者における個人情報の取扱いに関するルールを定めていますが、これは(イ)各事業分野に共通する必要最低限のルールとなっています。このことを踏まえ、各事業分野においては、それぞれの(ウ)事業を所管する省庁によって、事業分野の実情に応じたガイドラインが定められています。これは、事業分野ごとに取り扱われる個人情報の内容や性質、利用方法が異なっていることによるものです。(エ)各事業者が事業活動に伴って個人情報を取り扱う場合には、個人情報保護法か、その事業分野のガイドラインのどちらかを遵守することが求められます。
【選択肢】
- ア
- イ
- ウ
- エ
公益財団法人電信電話ユーザー協会(編)(2013年)
『電話応対技能検定(もしもし検定)3・4級公式問題集』(日本経済新聞出版社)
問題へのアプローチを解説
今回は個人情報保護のガイドラインに関しての問題です。そもそもガイドラインについて説明出来る、という人はいらっしゃるでしょうか。いろいろなところで言葉としては聞くことがあるでしょうが、漠然とその内容を把握するだけで、それがどんなものであるか理解していないのではないでしょうか。
ガイドラインというのは「指標」や「指針」という言葉であり、その使われ方としては、団体や組織が全体として守るのが好ましい規範。と考えられています。つまり、見習うべきものということです。ガイドラインという言葉を考えた時、「安全で安心な線」この対応を守っていれば問題がおきない。という考えで問題ないと思います。
もしもし検定の解答
正解:4の(エ)
「各事業者が事業活動に伴って個人情報を取り扱う場合には、個人情報保護法か、その事業分野のガイドラインのどちらかを遵守することが求められます。」
電話代行のオペレーターによる徹底解説
今回は個別を見るのではなく、誤っている箇所をピンポイントで紹介したいと思います。今回の選択肢で誤っている部分はというと、選択肢4の(エ)の部分です。どこが誤りであるのかというと、中程にあります「個人情報保護法か、その事業分野のガイドラインどちらかを遵守」という一文です。さて、何がどう誤っているのか。
正しいのは、両方をしっかりと守る対応をしなければならないというもの。つまり「個人情報保護法とその事業分野のガイドライン両方を遵守」という訳です。個人情報保護法という基準を満たしながらも、安全で安心なガイドラインを無視して良いということにはなりません。ということになっているわけです。
個人情報保護法を守っているから、ガイドラインは無視して守る必要もない。というわけではないのです。取り扱うお客様の情報というのをしっかりお守りする義務があり、お客様を大切に思うのならば、しっかりとした対応にてガイドラインまで遵守するように。という訳です。
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