家の鍵が抜けなくなった時の対処法とメンテナンス
更新日:2023.04.18スタッフブログ昨日まで普通に使えていたのに、今日いきなり家の鍵が抜けなくなった。急いでいるときに限って鍵が抜けなくなるなんて。どうしてこんな時に鍵が抜けなくなるのと言いたくなります。
こういった鍵のトラブルは曜日、時間に関係なく、24時間発生する可能性があります。予告もなく急に起きるので、焦ってしまいますし、どうしたらいいのかと困ってしまいます。曜日や時間によっては、管理会社にも大家さんにも連絡がつかないなんてことも当然あるでしょう。
実は、鍵が抜けなくなるトラブルが発生するのは突然ではなく、前兆があるのです。鍵が抜けなくなるというトラブルを経験したことがない方は、まさか鍵が抜けなくなるということが起きるなんて想像もできないでしょう。でも、自宅の鍵の異変に気付いていれば、鍵が抜けなくなる前に対処できたかもしれません。今回は鍵が抜けなくなった時の対処法と、鍵のトラブル防止メンテナンスについて紹介したいと思います。
鍵が抜けなくなった時の対処法とメンテナンス
鍵が抜けなくなった時の対処法
まず、鍵が抜けなくなった時の対処法を具体的に紹介します。
1、力を入れずに鍵を少しずつ回したり動かしたりする
焦ってしまう気持ちはよく分かりますが、まずは焦らずに落ち着きましょう。鍵の回す方向を勘違いしている場合があります。90度逆に回転させて抜けないか試してみましょう。
それでも抜けない場合は、鍵を少しずつ回したり、ゆっくり上下左右に小刻みに動かしたりしてみましょう。その際に軽くひっぱったりしながらやってみてください。但し、抜けないからといって力任せに動かすことや、強引にひっぱってはいけません。
鍵は内部のスプリングやピンの噛み合わせで開く仕組みになっているので、強い力を加えてしまうと、鍵穴内部の部品の故障に繋がってしまう場合があります。鍵穴自体が故障してしまうと、鍵を丸ごと交換しなければいけなくなってしまい、余計な費用が掛かってしまいますので気を付けましょう。
2、鍵穴の中に詰まっているゴミや異物を取り除く
毎日のように使う鍵です。鍵穴内には鍵についた服などの繊維ゴミはもちろん、細かい塵やほこりが溜まっていくものです。
もし、鍵が抜けなくなった原因が鍵穴内のゴミやほこりなら、異物を取り除くことで解決できる場合があります。まず、掃除機で吸ってみてください。鍵穴に掃除機のノズルを押し当てて吸引します。
掃除機で吸うことによって、鍵が一緒に抜けると嬉しいのですが、鍵まで一緒に抜けることはない場合が多いです。掃除機で吸引したあとに、力を入れずに鍵を少しずつ上下左右に動かしたり、回したりして抜けないか試してみてください。掃除機がない場合は、PCキーボード用のエアダスターや自転車の空気入れでも代用できます。いずれも用意できないからといって、針金、爪楊枝などの細長いものを鍵穴に入れてゴミをかきだそうとするのは絶対にダメです。鍵穴を傷つけてしまいますし、中で折れてしまうと大変面倒なことになってしまいます。
3、鍵業者を呼んで鍵を抜いてもらう
それでも鍵が抜けない場合は、鍵業者を呼んで抜いてもらうしかありません。有料にはなりますが、鍵の専門家ですので、手っ取り早く面倒なことにはならないでしょう。
やってはいけない対処法
抜けなくなった鍵をどうにかして抜けないかと、いろいろと考えるかと思いますが、絶対にやってはいけない対処法をお伝えします。
1、鍵穴にサラダ油やサビ防止潤滑剤を使う
鍵穴は非常に精密にできています。鍵穴には鍵メーカーが出している専用の潤滑剤(油の含まれていないパウダースプレー)以外は絶対に使用してはいけません。もしかしたら、サラダ油やサビ防止潤滑剤でも鍵が抜ける場合があります。その場では抜けて良かったと胸をなでおろすことはできますが、鍵専用の潤滑剤でない場合は、鍵穴の中で油がゴミを吸着して固まったり、鍵穴内がサビついてしまったりして、結果的に鍵全体を交換しなければいけなくなります。
2、鍵を抜けないまま放置する
どうやっても鍵が抜けないからといって、仕方なく鍵を抜けないままにしておく。これは、とても危険です。不特定多数の人に、ここは鍵が壊れていますよとお知らせしているようなものです。鍵を開けたままにしておくよりも危険ですので、抜けない鍵をそのままにしておくのは絶対にやめましょう。
3、力任せに引き抜こうとする
こうなったら力任せに引き抜いてしまえと、抜けない鍵を力で抜こうとするのも絶対にやめましょう。とても危険な行為で、最悪の場合は鍵が中で折れてしまいます。
鍵が抜けなくなる原因とメンテナンス
鍵が抜けなくなる前には必ず前兆があります。鍵が引っかかるとか、いつもより少し固いと感じたときが、鍵穴内の異常サインです。まあいいかと放っておくと、突然、鍵が抜けなくなったりしますので、そのサインを見逃さないようにメンテナンスをするのが大切です。
メンテナンス1:鍵穴内のほこりやゴミ、異物を除去する
普通に使用していても鍵穴内には、ほこりやゴミ、異物が自然と溜まってしまいます。なんだ、そんなことと思うかもしれませんが、鍵穴内はとても精密にできているので、少しのほこりやゴミ、異物でも鍵の不具合に繋がります。鍵穴にほこりやゴミ、異物が溜まっているかどうかは見ただけでは分かりません。もちろん、鍵穴を覗いてみても見えません。
一番簡単ですぐにできるメンテナンスが、鍵に鉛筆を塗ることです。鉛筆を塗る?と思われるかもしれませんが、大手鍵メーカーのホームページにも掲載されているくらい簡単で有効なメンテナンスです。鉛筆の芯に含まれている黒鉛には潤滑性があり、鍵穴内に同じような成分が入っています。鍵穴との相性も抜群で清掃にはうってつけです。鉛筆の濃さはB以上が良いです。
具体的な方法は、鍵の溝や穴に鉛筆を塗りこみます。鉛筆を塗った鍵を鍵穴に差し込んで何度か抜き差しします。とても簡単ですが、これだけで引っかかりや、固かった鍵がスムーズに回せるようになります。
次に簡単なメンテナンスは、鍵を綺麗にする方法です。普段持ち歩く鍵は、服などの繊維や空気中のほこりが溝に溜まりやすいです。その溝を不要になった歯ブラシで綺麗にするのです。もうひとつのメンテナンスは、掃除機を鍵穴にあてて、入り込んでしまったゴミなどをあらかじめ吸い出しておく方法です。
メンテナンス2:鍵穴専用の潤滑剤を使用する
潤滑剤の不足もトラブルの元です。鍵穴内にはもともと、鍵の抜き差しをスムーズにする潤滑剤が入っていますが、鍵を使用し続けると少しずつ減ってきてしまいます。潤滑剤が少なくなってくると、鍵と鍵穴との摩擦が強くなって、鍵にかかる負担も大きくなってしまいます。鍵が抜けなくなるなどのトラブル防止の為にも、異常サインが出たら、鍵穴専用の潤滑剤を使用してメンテナンスしたほうが良いでしょう。
但し、鍵メーカーが出している、油の含まれていないパウダースプレー以外は使用しないで下さい。鍵穴が固まったりして鍵交換をしないといけなくなります。
メンテナンス3:鍵の変形や経年劣化を防ぐ
鍵が変形している場合もトラブルの原因となります。鍵も長年使っていると経年劣化で欠けてしまう、変形してしまうことがあります。大丈夫だろうとそのまま使うと、鍵が抜けなくなるトラブルや、折れてしまうトラブル、鍵穴内の部品を傷つけてしまうなどのトラブルが発生します。
また、変形した鍵を元に戻して使うことや欠けた部分を接着剤などでくっつけて使うことはおすすめしません。変形した鍵や欠けてしまった鍵を使うよりも、新たに合鍵を作る方が安全で費用も安くおさまります。また、合鍵を作る際には、マスターキーから作成するようにしましょう。合鍵から合鍵を作ることもできますが、精度が悪くなりやすいので、安心して使うためにはマスターキーから合鍵を作製することをおすすめします。
今回は、突然起きる鍵が抜けなくなった時のトラブル対処法や普段からのメンテナンスについてご紹介しました。鍵は住宅にとっても、私たちにとっても、毎日のように使用する欠かせない大切なものです。鍵が抜けなくなった等のトラブルで困らない為にも、定期的にメンテナンスすることが大切です。記事を読んでいただいた方の参考になれば幸いです。
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