第二新卒が注意すべきビジネスマナーとは?
更新日:2023.04.19スタッフブログ売り手市場の昨今、半数以上の企業から注目されている第二新卒。その主な理由のひとつが、まだ成長する余地をたくさん残しているという可能性の大きさです。それでも一度は業務経験のある第二新卒の場合、就職面接や入社研修では一定のビジネスマナーを求められます。また、自分が第二新卒かどうか迷う人もいるかもしれません。そこで今回はそもそも第二新卒とは何かをご説明し、その立場ならではの転職活動時における注意点や強みもご紹介します。
第二新卒の魅力と注意すべき点
第二新卒ってどんな人たち?
第二新卒の意味は使う人によって違いがみられ、今のところ明確に定義されていません。それでも大まかには、4年制の大学を卒業してから数年の人を指します。
一般的には入社後3年ほどの社会人
就職関係で第二新卒と表現されている場合、新卒で入社したものの数年で退職している求職者を意味することが一般的です。厚生労働省の調査によれば新卒者の約3割が3年以内に離職しており、第二新卒を「新卒採用されてから3年以内」と考えている企業も少なくありません。
この様に多くの場合は短期間でも社会人経験を持っている点で共通し、同時に転職の意思があることも大きな特徴です。
新卒者の離職率が増えている背景
新卒で就職できても短期間で辞職する割合は、年々、増えているといわれています。この事態を招いた主な要因のひとつが、不況による就職事情の変化です。なかなか景気が好転しないなか企業は採用人数を減らし、就職活動できる期間も短くなっていきました。
そんな状況では、新卒者がゆっくり就職先を検討する余裕はありません。とにかく就職することを最優先に考えれば、会社との相性は後回しです。その結果、新卒社員と職場とのミスマッチが起こり、多くの早期退職者を生み出していると指摘されています。
なお会社によっては、社会人経験がなくても第二新卒として扱われているケースがあります。大学卒業後に留学していた人なども採用対象に含まれていることがあるので、通常より遅れて就職活動をはじめる際には事前に確認しておくとよいでしょう。
身だしなみやあいさつ、服装
第二新卒の多くは社会人としての経験があると見なされているため、その基準に見合った態度を示す必要があります。
第二新卒が気を付けたいビジネスマナー
転職活動する第二新卒にとって、すでに基本的なビジネスマナーは当たり前のレベルです。身だしなみやあいさつ、また服装であっても、新卒の時と異なり「知らなかった」では通用しません。
身だしなみは常に清潔感を保ち、周りに不快感を与えない配慮が不可欠です。いくら身体に馴染んでいても、シワのあるシャツやスーツで面接に臨んではいけません。髪形も、改めて社会人に相応しいスタイルを選びましょう。
節度ある言動も大切
新卒でなく社会人経験者であるなら、節度ある言動も忘れてはいけません。とくに、あいさつは相手や場面を問わず大切です。面接官に限らず誰に対しても誠意を持ってあいさつすれば、第一印象はよくなると期待できます。
それ以外の言葉使いも、相手に敬意を示す姿勢が重要です。当然のマナーとして、尊敬語と謙譲語の混同は望ましくありません。もし自信がなければ、新人研修で使用した資料などを見直しておいたほうが安心でしょう。
第二新卒の面接では、すでに基本的な礼儀が備わっているか確認されるケースが少なくありません。就職してから
教われる新卒とは違うので、ビジネスマナーに関しては一通り準備を整えたうえで転職活動をはじめたほうが賢明といえます。
第二新卒ならではの強み!前職で覚えたことをアピールできる
第二新卒にとって、すでに職歴があることは大きな強みです。転職活動では、前職で覚えたスキルをアピールできます。
特別なスキルや経験は自己アピールに有効
もし以前の職場で特別なスキルを覚えていれば、自己アピールに活かせます。情報漏洩への懸念が高まる現状では、セキュリティ対策の手腕があれば転職にも有利に働くでしょう。どの分野でも、業種に関連する高度な専門知識は重宝されるものです。
また、何か特別な業務経験があると面接時の印象は強まる可能性があります。まだ入社してから長くないので、成功例でなくても大丈夫です。「こんな失敗がとても勉強になった」と話せば、同じミスは繰り返さないだろうと期待してもらえるかもしれません。
企業側が求める要素
一方、企業側は第二新卒の職歴が非常に短いと十分に承知しています。入社して数年の社員では簡単に大きな仕事を任されないと理解しているので、とくに目立ったスキルや業績がなくても気にしません。
それより重視されるポイントは、志望動機あるいは仕事に対する意欲の高さです。第二新卒は社会人経験が少ないため、キャリアを積んだベテランより柔軟性に富んでいると見込まれています。未熟な部分が多ければ、それだけ新しい会社で育成できる余地も大きいと期待されているわけです。
現在、新人教育のコストを省ける第二新卒を歓迎される傾向にあり、最近の調査では6割近くの企業が「採用に積極的」と回答しています。どうしても今の職場が自分に合わず転職を検討している人も、この機会にミスマッチを解消できるかもしれません。
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