海外の携帯電話事情。日本とどう違う?
更新日:2022.03.17スタッフブログ旅行や出張で海外を訪れる前に、現地の携帯電話事情を知っておいて損はありません。日本の常識で携帯電話を使うと、高額な請求書を帰国後に送りつけられる可能性もあります。海外には海外の携帯電話ルールがあることを踏まえ、異国で安心の日々をお過ごし下さい。
目次
海外の携帯電話事情
日常生活を過ごすうえで、携帯電話は欠かせないアイテムです。しかし、日本と海外では携帯電話事情がまったく異なります。世界の人々は、どんなルールのなかで携帯電話を使っているのでしょうか?国別に見ていきましょう。
中国
中国では、キャリアの規則に縛られることなく、好きな携帯電話を選ぶことが可能です。契約先の携帯電話会社の商品しか選べない日本とは大きく異なります。中国なら自由に組み合わせが可能なため、好きな携帯電話にSIMカードを差し込むだけで使えます。
アメリカ
日本の携帯キャリアの通信サービスプランは3~4種類から選ぶのが一般的ですが、アメリカは通信サービスプランがたくさんあり、中には100通りのプランを提供している会社も。膨大な数のなかから自分に合ったプランを見つけて選ばなければなりません。
オーストラリア
オーストラリアの携帯電話端末は、種類が豊富です。しかし、日本の携帯電話より性能面で劣る部分が目立ちます。今なおモノクロ画面の携帯電話もあるくらいで、カメラ機能に関しては日本と比べるまでもありません。Eメールの送受信機能も、つい最近搭載される様になったばかりです。
イギリス
イギリスでは、国内利用に限り、通話やSNSの着信料金がかかりません。イギリスでEメールを送る人は少数派で、大半がSNS利用者です。
日本の携帯は、外国で使えるの?
結論からいえば、海外にいても日本の携帯電話を使うことができます。下記の項目では、日本の携帯を海外で使う方法をまとめてみました。
1.SIM ロック解除をして海外でSIMカードを購入
まず、利用中の携帯電話のSIMロックを解除しましょう。SIMロック解除の依頼は、各キャリアに申し込んで下さい。ただし、iPhoneはどこの大手キャリアでもSIMロック解除には対応していませんので注意して下さい。また、日本の電話番号を保管する手続き、周波数の違いで高速通信ができない場合もあります。デメリットがある一方、普段使わない機種を使えて海外の電話番号が手に入るというメリットもあります。
2.海外携帯電話レンタル会社の代理店を活用
海外にある、日本の携帯電話レンタル会社の代理店と契約を結び、現地で携帯通話を可能とする方法です。基本料金は1万円を超えることが多く、使用料金が高いのが難点。日本の機種で通信契約ができるのはもちろんのこと、問題が起きても日本語で対応してもらえるので安心です。
海外に長期滞在する場合、ここに注意
仕事や留学、旅行などで海外に長期滞在する場合、大手キャリアの携帯電話を持ち込むのはおすすめできません。契約したまま何年も海外に滞在していると、携帯電話料金を損していることになります。海外に長期滞在する時には、思い切って携帯電話の契約を解除しましょう。
SIMフリー端末に海外用プリぺイドSIMを入れよう
海外で長期滞在する際、便利なのがプリペイドSIMです。これは、テレフォンカードの様なもので、使いたい容量のカードを購入、その容量だけ使うことができます。日本の携帯電話を国際ローミングで利用すると、月にかかる料金は約1カ月で6万円程度。しかし有効期限内で容量も残っているプリペイドSIMなら、1万円で1GBを購入した場合、追加料金なしで利用できます。ただし、海外用プリペイドSIMはSIMフリー端末でないと利用できません。
海外旅行で携帯やスマホを使う場合も、高額請求にならない様に注意する
日本と同じ様な感覚で携帯電話を使っていると、携帯電話の利用料金が高額になってしまいます。海外旅行で携帯電話を使う前に、以下の設定にしておきましょう。
データローミングはオンにしない
データローミングをオフにしていないと、高額料金が発生しやすくなります。データローミングとは、キャリア以外の回線を使い、データ通信を行う機能です。データローミングをオフにしなければ、利用エリア外に入った場合、自動的に他の回線につながる仕組みです。
データローミングをオフにしていると、インターネットや通信回線を使っているアプリは利用できません。ただし、Wi-Fiがある環境なら利用可能です。フリーWi-Fiスポットで使うか、自由に使いたいのなら海外で利用できるモバイルWi-Fiルーターを借りましょう。携帯電話会社の海外定額パケットも料金を気にせず利用可能ですが、前者のほうが安く済みます。
クラウドストレージサービスは使わない
クラウドストレージサービスは、スマートフォンが壊れた際、バックアップ目的でよく使われる機能です。モバイルデータ通信やWi-Fiを利用してバックアップを行うので、データローミングをオフにすればバックアップは行われません。しかし、データローミングをオンにした時、同時にバックアップが開始されて高額な料金が発生する可能性もあります。余計なデータ通信を使わないためにも、クラウドストレージサービスはオフにしましょう。
日本では当たり前のことでも、海外では違う場合があります。長期滞在か短期滞在かによっても、注意点は異なりますので、渡航間に必要な情報収集を怠らない様にしましょう。
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