キッチン水回りの臭いの原因と対策をご紹介
更新日:2022.05.06スタッフブログ毎日の料理などで使うキッチン。「何か変な臭いがする」とお悩みの方は多いかもしれません。キッチンの水回りが臭う原因とは何でしょうか?また排水溝からはどうして異臭が立ち上ってくるのでしょうか? キッチン回りの臭いは、掃除や換気など、お手入れをきちんと行えば簡単に解消できますので、実行に移してみて下さい。今回は、気になるキッチンの臭いの原因とその対策をご紹介します。
ほんの少しの工夫でキッチンの悪臭を軽減できる
排水溝が臭うのはなぜ?
キッチンシンクをピカピカに磨くと言う人は多くても、排水溝まできれいに掃除する人は少ないかもしれません。排水口のフタを開けると、鼻をつく様な嫌な臭いがすることがあります。「水が腐っているのかな?」と思うかもしれませんが、水道水は絶えず排水と給水を繰り返していますので、古い水がたまって臭いを発するということはないのです。
では、この臭いのもとは何かと言えば、「下水」です。生活で排出された水は、排水官から下水道へ出て水道局の浄化槽へ運ばれます。下水道にはさまざまな有害物質を含む生活排水や工場排水が通るため、常に悪臭ガスが蔓延しています。有害物質を含む水だから下水処理されるわけで、そこから異臭を放つのは当然と言えば当然です。
キッチンの排水溝には、この下水の臭いが上がってくるのを防ぐために「排水トラップ」が設けられています。シンクの棚を開けてみると、排水管が「S字」または「P字」の形をしていると思いますが、これは臭いを逆流させないための装置です。
その排水トラップの中には、下水からの臭いを逆流させないための水溜まりがあり、これが機能して臭いが立ち上るのを防いでいます。しかし、水がなくなってしまうと臭いの逆流を防げません。マンションなどの共同住宅では排水管の設計上、水がなくなってしまうことがまれにあります。その場合、排水トラップに水をためるなどの措置を取れば、逆流してくる下水の臭いをシャットアウトできます。
嫌な油の臭いはなぜ起こる?
天ぷらや魚焼き、炒め物など、料理に欠かせない油。毎日の様に食用油を使えば、部屋の中は油の臭いで充満してしまうことがあります。なぜ油料理をすればこんなに嫌な臭いに悩まされるのでしょうか?
高温で炒め物や揚げ物の料理をすると、気化した油が空気中に飛び散り、周辺の壁や天井、食器棚、カーテン、冷蔵庫、換気扇など、キッチンのあらゆる箇所にこびりつきます。とくに繊維類は油の気体が付着しやすく、これがまた空気中の酸素と結合すれば酸化が進んで悪臭を放つのです。台所にクッションやぬいぐるみを置けば油の臭いが拡散しやすくなるため、なるべくキッチンの近くにそれらを置かないこと様にして下さい。
油臭いの対策
室内に充満した油の臭いを解消するには、以下の対策が有効です。
こまめに換気する
部屋の中の空気の流れを良くすれば、油の臭いも改善できます。そのためには、空気の出口となる換気扇と、入り口の役割を持つ窓を上手く利用します。
料理をした後、換気扇を回すと思いますが、それと同時に窓も開けましょう。換気扇で悪い空気を外に出し、窓を開けて空気の入れ換えをする。これで空気の流れが変わり、異臭が1箇所に滞留することはありません。
キッチンの清掃
キッチンは毎日掃除しましょう。酸化した油は、アルカリ性の洗剤を使うと中和できます。アルカリ性の洗剤を用いて、ガスコンロやシンク、壁、換気扇などを掃除すれば、油汚れも落ちやすくなり、臭いも弱くなります。
カビの臭いにも注意
シンクにカビが発生して異臭を発することもあります。料理の後台所を掃除せず、汚れを放置すると雑菌も繁殖しやすくなり、それが嫌な臭いのもとになります。とくに夏場は菌の繁殖が活発となるため、アルカリ性洗剤を使ったこまめな洗浄が欠かせません。
また、排水管にカビが発生するケースもあります。給湯器を設置しているご家庭も多いかと思いますが、お湯をシンクに流せば冷たい排水管に触れて結露が起こり、これがカビの原因となります。排水官のカビは、結露が発生しやすい冬場に起こりやすいと言われます。
排水官の結露を防ぐ有効な方法は、断熱材を敷くことです。発泡スチロールやウレタンシートなどの断熱性のある素材を排水官に取り付けるだけで結露の予防になります。
便利なアイテム
キッチンの水回りで起こる臭いの原因はさまざまです。原因に合わせた対策を講じつつ、以下にご紹介する便利なアイテムを有効活用して下さい。
さわやかブロック
臭いだけでなく、ヒーリング効果もあるとされる固形タイプの「さわやかブロック」。これは、キッチンに置くだけで植物由来の成分が酸化油の臭いを吸収し、心地よい匂いに変換してくれます。リビングや寝室などにも使える消臭剤です。
パイプクリーナー
排水口に注ぐだけで臭いを解消してくれるパイプクリーナー。これは強力な殺菌効果もあるジェルタイプがおすすめです。臭いだけでなく、排水官の汚れも除去できます。ジェルタイプだと、適量を注いで20分程度放置し、水を流し込むだけなので、手間もかからず家事の余計な負担にもならないでしょう。
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