コア人材とは
更新日:2023.03.07ビジネス豆知識企業間の競争は激化しているのに人材を確保することが難しい時代になりました。人材がいなければ企業として存続することが困難になります。結果的に会社の将来を担う、経験と高い能力を持ったコア人材を確保することも育成することもできなくなってしまいます。企業としてはコア人材を確保することが重要です。今回はコア人材について紹介します。
目次
コア人材は重要
コア人材は企業の中核となって会社を支える人材のことです。コア人材は自社での経験を活かして若手社員をまとめることが期待されています。また、現状の課題や問題点を把握して上層部に報告、連絡、相談することも求められています。会社内のリーダーとして新しい企画を考えたりすることも必要です。自社のノウハウを知っていることが必須ですので、即戦力としてコア人材を採用することが難しいのが難点です。
コア人材とはどのような人材なのか
コア人材は自社での経験を活かして、今後更に会社を発展させていける人材です。一概にこうですと表すことが難しいですが、会社にとってなくてはならない存在です。コア人材がいる企業とそうでない企業では業績が変わってきます。
コア人材には、知識やスキルはもちろんですが、企業にあった性格を持ったやる気のある人物が望ましいとされています。分かりやすく例えるならコア人材は自身が持つ知識やスキルを指導に活かして経験の浅い若手社員のやる気を引き出し、結果を出させることができる人材です。強いリーダーシップを発揮できる人材です。
また、給与以上の働きはもちろん、会社の将来のために新しい事業の提案や現状打破のための打開策の提案なども企業からは求められます。そのような仕事をこなせるコア人材ですが、やはり給料が納得できない、自分が希望している仕事ができない、上層部と意見が合わないなどの理由で離職してしまうケースも多く見られます。企業としては自社の経験も豊富でリーダーシップを発揮できるコア人材が離職せずに頑張ってもらえることが理想です。そのための対策なども企業側で用意しておくべきです。
コア人材がいる企業のメリット
生産性が向上する
コア人材は問題が発生しても慌てることなく的確に処理をすることができます。どんな場面でもリーダーシップを発揮して問題を解決に導くことができます。コア人材のお陰で企業は損失を最小限にとどめることが可能になり、しいては生産性の向上にも繋がります。
将来の幹部候補を確保することができる
コア人材がいる会社は発展します。その時々の会社の状況も把握し会社の成長度合いに合わせた戦略を冷静に判断して実行することができます。常に会社の中核となって力を発揮してくれます。会社が成長して発展していけば自然と幹部になる人材がコア人材です。
会社組織の改善、差別化をすることができる
コア人材は会社の環境作りにもリーダーシップを発揮して取り組むことができます。職場の雰囲気も組織の状況もきっちりと把握でき、ベストな職場環境を作ることができます。コア人材がいることで若手社員も安心して落ち着いて業務をこなすことができます。また、自社が置かれている状況も分析して、新しい企画や商品、サービスの開発にも積極的に取り組みます。結果的に新しいサービスや企画、商品を発想することができ企業にとって他社との差別化を図ることが可能です。
コア人材の流出防止策
企業にとってコア人材の離職は非常に残念なことです。そうならないようにすることが重要です。
コア人材がいきいきと仕事ができる環境を整える
コア人材は会社に利益をもたらしてくれる人材です。忙しくてもコア人材とはこまめにコミュニケーションを取り、コア人材が考えていること、企業として求めていることを擦り合わせしておくことが大切です。そのうえでコア人材が成長できるようなプロジェクトを任せる、そのためのスキルアップ研修を用意するなど。コア人材が実力をフルに発揮できる環境作りはもちろん、実力以上の結果を出せるようにバックアップするべきです。
また、コア人材のモチベーションとなる報酬についても、コア人材と擦り合わせておく必要があります。人事評価制度の整備が大切です。きっちりと結果を出した時の報酬が次のプロジェクトに繋がります。
ビジネスは自社だけで成り立っているものではなく、たくさんの協力会社のお陰で成立します。コア人材にはたくさんの人とコミュニケーションを取ることができる環境も整えましょう。自社以外の人とコミュニケーションを取ることによって、たくさんの刺激を受けます。コア人材はその環境で受けた刺激を、自分の業務に活かすことができます。仕事に対するモチベーションアップも期待できます。
今回はコア人材について紹介しました。企業にとってはコア人材がいる方が良いのは間違いありません。人材が不足しがちな現代だからこそコア人材は重要です。コア人材は将来の幹部候補なのですから、コア人材が育成できたなら流出させてしまうことがないようにするべきです。
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