コンフリクトマネジメントとは
更新日:2023.03.09スタッフブログ人それぞれ考え方や捉え方が違います。組織や企業、団体などで意見の衝突や対立が起こるのは仕方がないことかもしれません。対立や衝突が起こることはネガティブに捉えがちですが前向きに捉えることができたならばどうでしょうか?今回はコンフリクトマネジメントについて紹介したいと思います。
目次
コンフリクトマネジメントについて
コンフリクトを訳すと、対立、衝突、葛藤、論争、矛盾です。コンフリクトマネジメントとは、衝突や対立があっても良いから、それをマネジメントしようという前向きな考え方です。コントロールすると言った方が分かりやすいかもしれません。
対立や衝突を会社が成長できると前向きに捉えていきます。対立や衝突があるのに、何もいないで見て見ぬ振りをしていると、後で取返しのつかない事態になってしまうこともあります。そうなってからでは遅いこともありますので、そうならないようにするためのマネジメントです。コンフリクトマネジメントでは、対立している両者のどちらにも何かを得られるようにします。WIN-WINの関係になるようにコントロールします。そうすることによって上手くいくようにするのがコンフリクトマネジメントです。
コンフリクトマネジメントのメリット
意見を交換する機会が増える
コンフリクトマネジメントを導入することによって社内での意見交換が活発になります。今までは言いにくかったことも言いやすい環境作りができて社内の活性化に繋がります。
意見交換で気がつくこともある
積極的に意見交換するようになると、自分が今まで気が付かなかった新しいアイデアや考え方ができるようになりやすいです。また、逆に指摘をされて気が付くこともあります。このことによりお互いが成長して会社にもプラスになりやすいです。
社内組織の変革に繋がる
コンフリクトマネジメントをするということは、組織にとって変革をしている証です。意見の対立や衝突がない会社では変革はできません。色々な意見が出るから変革に繋がります。また、意見を出すということは自分の考えを整理することに繋がります。相手の意見も聞いて整理すると、論点が分かりやすくなって意思決定の質も上がります。
コンフリクト発生時の状況
強制
相手の意見を受け入れず、立場や力を利用して相手を強制的に押さえつける方法です。WIN-LOSEになってしまいます。
服従
相手の意見に従うことでうす。自分の意見は通らない方法です。LOSE-WINになってしまいます。
妥協
相手の意見と自分の意見、両者が譲り合う方法です。譲り合っているので両者とも水準が下がり満足いく結果にはなりません。
回避
相手も自分のお互いに譲らず解決を先延ばしにする方法です。話し合いも回避してしまうことからLOSE-LOSEになってしまいます。
協調
相手も自分のプラスになるようにする前向きな方法です。WIN-WINになってお互いに利益がでるでしょう。
コンフリクトマネジメントで一番重要なのは協調です。協調することによって相乗効果も発生しやすくなります。根本的に解決するためには、強制でもなく服従でもなく妥協でも回避でもありません。協調こそが根本的にそして前向きに解決してくれるのです。それが会社の成長に繋がります。
コンフリクトマネジメントを導入するための準備
コンフリクトマネジメントを導入する場合は事前の準備が大切です。コンフリクトが発生しているというのは、揉めている状態が発生していることです。和を乱すコンフリクトを回避したりしても何の解決にもなりません。それどころか会社にとってはマイナスになってしまう可能性の方が高いです。コンフリクトマネジメントを導入することによって変革ができてお互いにWIN-WINの関係で成長できるということを社内全体で共有することが大切です。
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コンフリクトマネジメントのメリットを共有
社内でしっかりとコンフリクトマネジメントのメリットも共有しましょう。コンフリクトマネジメントが有用だという認識をもたせることが必要です。特に立場が上の人にはしっかりとコンフリクトマネジメントのメリットと必要性を理解してもらいましょう。
コンフリクトマネジメントのルールを決める
対立する両者が話し合う時のルールを決めておくことも大切です。まずは、両者ともに絶対に相手を馬騰、否定しないことです。次に話し合っていることについて、どちらが正しいのではなく、何が正しいのかを考えるようにさせることです。そして、お互いに感情をコントロールして自分を客観的に見るようにすることです。このルールが守られると上手く協調することができ、コンフリクトマネジメントは上手くいくでしょう。
今回はコンフリクトマネジメントについて紹介しました。社内での対立や衝突は避けたいと思われがちですが、上手くマネジメントすることができれば会社の成長に繋がります。導入する際は事前の準備が必要ですが、この機会に導入を考えてみてはいかがでしょうか。
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