「オフィス大掃除」半年に1度の義務付け

2020.02.12スタッフブログ
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年末恒例の「オフィス大掃除」ですが、日本の法律に則して行われていることをご存じでしょうか。すべての事業者と従業員は、労働安全衛生規則に基づき“半年に1回”の大掃除が義務付けられています。つまり年末のみ大掃除をする事業者は、規則違反とみなされる可能性があるのです。今回は、オフィス大掃除が法律で決められている理由と、大掃除を効率化させるテクニックをご紹介します。

大掃除

法律で義務付けられているオフィス大掃除

日本には、労働者の安全衛生に関する基準を定めた労働安全衛生法という法律があります。厚生労働省令のひとつであり、すべての事業者および労働者は、良好な職場環境を構築するための取り組みを行うよう義務付けられています。

注目したいのは、その規則内容です。同法律の労働安全衛生規則第619条には、以下のような記載があります。一部抜粋してご紹介します。

“(清掃等の実施)”

“一 日常行う清掃のほか、大掃除を、六月以内ごとに一回、定期的に、統一的に行うこと。”

引用:労働安全衛生規則 第三編 第七章 清潔(第六百十九条-第六百二十八条)

https://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-2/hor1-2-1-3h7-0.htm

上記を見てわかる通り、すべての事業者は「半年ごとに1回の大掃除をすること」が規則で定められています。大掃除は年末年始に行うのが一般的ですが、年に1回のみでは規則違反となります。

もし実施頻度が足りない場合、労働安全衛生規則第619条に基づく罰則が下されます。規則違反とみなした事業者には、6ヶ月以下の懲役あるいは50万円以上の罰金が科されます。今一度、自社における大掃除の実施頻度を確認すべきでしょう。

オフィス大掃除の意外なメリット

オフィス大掃除には、以下のようなメリットがあります。

□備品や機材の故障・異常に早く気がつける
□備品や機材に愛着が湧くようになる
□従業員のコミュニケーション促進
□従業員間の連携やチームワーク強化につながる
□職場環境の改善により個々のパフォーマンスが上がる

まず挙げられるメリットが、清掃段階で備品や機材の故障・異常に気がつけることです。

PCモニターのドット抜け、天井クロスのヒビ割れ、OA機器のパーツ破損など、普段は見落としがちな箇所に早く気づけます。これにより、早い段階で修理・修繕が可能となります。また大掃除を通じて、従業員が備品や機材に愛着を持つかもしれません。扱いが丁寧になるため、備品類の寿命が長くなるメリットがあります。

大掃除にはチームワークが求められます。各場所に異なる部署やプロジェクトの従業員を配置し、コミュニケーションを取らせるのも有効です。このほか、従業員間のチームワーク強化やパフォーマンス向上といった効果が期待できます。

オフィス大掃除は計画が命

オフィス大掃除は広範囲におよびほか、1日で終わらせなければ後の業務に支障が出ます。細かい清掃計画を策定し、効率良く作業を終わらせましょう。ここでは、清掃計画を立てる際に意識したいポイントをご紹介します。

1.日程調整

前回の大掃除が年末であった場合、次回は翌年6月までに実施しなければなりません。企業によりますが、3月~4月は決算期で忙しく、大掃除の日程調整が困難です。現実的に考えて、5月~6月の間に実施することになるでしょう。

いずれにしても年末に比べ、日程調整が難しくなる傾向にあります。早い段階から日程を詰めて下さい。おすすめは、ゴールデンウィーク突入前です。期間中唯一の長期連休となり、多少は日程が調整しやすくなります。

2.チェックリストの用意

「どの箇所を誰が清掃するのか?」「何の清掃道具が必要なのか?」を事前に洗い出しましょう。それにはチェックリストを活用するのがおすすめです。「水回り」「エントランス」「OA機器」「照明」といった具合にリスト化し、併せて必要な担当者と清掃道具を書き出します。当日に「○○が足りなくて困った!」とならないよう、忘れずに準備しておきましょう。

3.清掃業者の手配を済ませておく

チェックリストを確認した上で、「社内で清掃する箇所」と「業者に任せる箇所」に分類します。とりわけ壁・天井・高い位置の出窓・フロアカーペットなどは、慣れない方には対応できないものです。必要に応じ、清掃業者の手配を済ませましょう。

また大掃除にあたって、大量の不要品が出てくるものです。一般ゴミに捨てられない家電・テレビ・電子機器・粗大ゴミなどは、不要品回収業者に処分してもらいましょう。その際、不要品は大掃除当日までに、オフィス内の一画にまとめておきます。当日に慌てることがないよう、自分達でできることは済ませておきましょう。

【清掃箇所別】効率的に汚れを落とすテクニック

ここでは、清掃箇所別で効率良く汚れを落とすテクニックをご紹介します。併せて必要な清掃道具にも触れますので、大掃除を控えている方はぜひ参考にして下さい。

玄関(エントランス)

エントランスマットとドア付近を清掃します。エントランスマットはブラシと中性洗剤を使い、40度前後のお湯で洗浄しましょう。来客数の多いオフィスのほど汚れるため、可能ならば1週に1度は洗いたいところです。

オフィス入り口のドアは、手動と自動で清掃方法が異なります。まずは濡らしたタオルや雑巾に洗剤を吹き付け、丁寧に拭きます。ガラス面に洗剤を直接付けると液だれの原因となるため避けましょう。

自動ドアの場合、レール溝の間に砂や小石が詰まっていることがあります。ガタつきや異音の原因となるため、一度電源を落としてから掃除機で吸い取って下さい。併せて自動ドアが搭載するセンサーの掃除も行います。

水回り(給湯室など)

水回りの代表的な汚れは「水垢」です。水垢はスポンジに酸性の洗剤を付け、丁寧に磨くことで簡単に落ちます。水垢用洗剤も市販されているため、必要ならば用意して下さい。

また、スポンジでは磨き切れない隙間などには、歯ブラシを使います。かなり汚れているケースも多いため、本数は多めに用意しておきましょう。

照明

照明の汚れやすい箇所は、カバーの内側です。蓄積したホコリは室内を暗くする原因となります。カバーの洗浄は水洗いが基本ですが、難しければエタノールを使って拭くと綺麗になります。

ブラインド

ブラインドはハンディモップや“科学モップ”でホコリを落とし、一枚一枚の羽を丁寧に水拭きします。静電気の影響でホコリが溜まりやすいため、水拭き前にできるだけ落としましょう。ホコリの吸着成分を塗布した“科学モップ”を使用すると、効率的に清掃できます。

パソコン

静電気はパソコンの天敵です。溜まったホコリにより静電気が発生すると、誤作動を起こしたり、関連機器を認識しなくなったりします。ホコリ・汚れ掃除を中心に行い、パソコンを静電気から守りましょう。

パソコンは電源を落とした上で、コンセントも必ず抜いて下さい。ホコリ掃除には、スプレー缶タイプのエアダスターを使うのが一般的です。また頑固な汚れが付着している場合、静電気除去機能のある専用ブラシで落とします。くれぐれも通常の刷毛を使うのは避けて下さい。

液晶モニターは、クリーニングクロスで画面を丁寧に拭きます。基本は乾拭きとなり、水や洗剤は使いません。洗剤に含まれるアルコールが液晶画面を傷める可能性があります。同様の理由でウェットティッシュもおすすめしません。ペーパーの繊維が荒く、画面に細かい傷が付きやすいためです。専用のクリーニングクロスや、マイクロファイバーで乾拭きする様にしましょう。

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