エステサロンを開業する方法

更新日:2022.03.29スタッフブログ

エステの施術風景

近年ではエステサロンがあちこちで開業しており、中には独立してエステサロンを開きたいと思っている人も多いのではないでしょうか。その際、開業時の立地選びや販促活動をしっかり行うことが成功の秘訣です。ここでは、エステサロンを開業するときの流れや注意点、ポイントなどについて紹介します。

エステサロンの開業までの流れ

エステサロンを開業するまで、以下のようにさまざまなステップを踏む必要があります。

サロンコンセプトやイメージ作成

ひと口にエステサロンと言っても、フェイシャルやボディ、ネイルなどさまざまな施術や種類があります。まずは、エステサロンのコンセプトやイメージを作成しましょう。

ここで言うコンセプトとは、いわゆる「こだわりのポイント」です。こんな美容機器を使っている、マッサージならどこにも負けないなど、他店との差別化をはかるために、しっかりとしたコンセプトを決める必要があります。

サロンの出店地探し、出店場所の確保

次に、サロンの出店地探しを行います。人通りの多い場所やショッピング街、ビジネス街などがおすすめです。人が集まる場所はそれなりに家賃が高いですが、集客力が期待できます。

マンションやアパートの一室をお店にしてしまう方法もありますが、店舗利用禁止の物件であったり、看板が設置できないなどの問題もあるので注意して下さい。

エステサロンを開業する際はもちろん改装なども必要になるため、間取りや実際の物件を確認しながら、エステサロンが運営できるかどうかも見極めましょう。

備品の買い出しや設備の導入

お店の場所が決まったら、施術器具や化粧品、備品などの購入を行いましょう。資金と相談しながら購入していくことがポイントですが、上記で決めたコンセプトに基づいた備品を選ぶのも大切です。

また、エステサロンのように美を追求するお店は、店内の雰囲気など見た目も重要になるので、設備は慎重に購入するようにして下さい。

広告掲載やスタッフの募集

設備の導入と当時に、開店のための広告準備やスタッフの募集を行いましょう。チラシを近所に配る方法もありますが、ほかにもホームページの開設、SNSの利用などさまざまな方法があります。スタッフを雇う場合は選定、教育なども並行して行いましょう。

オープン

エステサロン成功の秘訣は、リピーターをしっかり増やすことと言えます。そのために新規のお客様に対して、コンセプトをしっかりアピールし、精一杯のおもてなしと施術を行い、満足してもらうことを心掛けましょう。

エステサロンの開業にかかる費用の目安

エステサロンを開業する費用としては、出店と設備が大きい割合を占めています。店舗を借りて開業する場合、まずお店の家賃、礼金、仲介手数料、内装工事の費用など、立地場所によって大きく違いますが、半年分の家賃を入れて50~100万円程度必要となります。

次に代表的な備品として、施術用のベッド、チェア、キャビネット、フェイシャル機器などがあります。消毒するための機器や、おしぼりを温めるためのスチーマーなども必要です。施術部屋をいくつ作るか(お客様を何人対応できるか)によっても違いますが、1名分あたり50~70万円程度見ておくと良いでしょう。もちろん高額な美容機器を導入すれば、それだけ設備費が高くなります。

それからシーツやカバー、タオル、化粧品など消耗品費として1名分あたり5~10万円程度必要です。さらに開店のためのチラシやショップカード、WEBサイト作成などの広告宣伝費も10~20万円程度見ておきましょう。

エステサロンの開業に必要な資格、届け出

エステサロンは美容師や鍼灸師のような国家資格が必須ではなく、きちんとした技術があれば開業することは可能です。しかしながら、当然まったくの素人がエステサロンをはじめるのは難しいと言えますので、エステティシャンとして一定の経験を積む必要があります。民間のエステティシャン資格が取得できる機関が多数あるので、資格を取得するのも良いでしょう。

個人でエステサロンをはじめる場合は「個人事業主」として、開業の届け出を税務署にするだけでスタートすることができます。もちろん確定申告などが必要になるので、収入や経費などは帳簿へ記入するようにして下さい。

個人経営のエステサロンは、面倒な手続きもなく手軽にはじめられますが、お客様を集めるために準備をしっかりと行うことが大切です。上記を参考に、スムーズにエステサロンを開業して下さい。

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