IP電話とインターネット電話の違いは?

更新日:2022.03.25スタッフブログ

電話対応中のコールセンターのオペレーター

ビジネスの現場で利用されているIP電話とインターネット電話。両者はインターネット回線を通じて、通話する点では同じですが、詳しい内容を理解して使用している人は少ないのではないでしょうか。両社は、仕組みや通話品質、用途に若干の違いが見られます。今回は、IP電話とインターネット電話の違いについてご説明します。

IP電話とインターネット電話のそもそもな違いとは?

IP電話とは?

インターネット環境を利用した電話サービスです。提携グループ同士の通話は時間に関係なく無料、国際電話も格安料金で長時間可能とするサービスが多く存在します。これまでの電話は時間に応じて料金が決まるシステムでしたが、IP電話の登場で、通話時間や距離を気にすることなく、家族やお友達と通話が楽しめる様になったのです。

ブロードバンド化とともに、利便性はさらに向上し、現在ではほとんどのブロバイダーがIP電話サービスを導入。基本料金も以前と比べてかなり安価で提供している業者もあります。当初は「050」から始まるIP電話専用番号を利用する必要がありましたが、今では加入電話と同じ市外局番から始まる番号も利用できます。使いやすく、コストパフォーマンスも優れているということで、家庭・オフィス問わずIP電話は普及が進んでいます。

インターネット電話とは?

IP電話と同じく、インターネット通信の技術を利用した電話サービスです。パソコンやスマートフォン、タブレットでの利用が可能です。電話番号を割り当てず、アカウントを登録することによって相手を識別します。アプリをダウンロードするだけで、グループ同士無料で通話できるサービスもあります。

よく知られるSkypeやビデオチャットなども、インターネット電話の一種です。インターネットへの接続料金を除き、通話料は基本無料ですが、電話網と接続する場合、別途料金契約が必要となり、通話料も発生します。また、電話番号が存在しないために、相手のナンバーディスプレイなどには「通知不能」といった表示が出ます。

ビジネスの現場ではIP電話がおすすめ

インターネット電話は、電話番号を割り当てず、アプリ機能を使ってつながる仕組みなので、セキュリティ面で不安が残るとの指摘があります。ビジネスでは電話番号を利用しての通話も現役であり、既存システムとの親和性の高さも重視されます。そのため、インターネット電話よりIP電話が選ばれる傾向にあります。

その様な観点で考えれば、インターネット電話は個人向けのサービスIP電話はビジネス向けの電話サービスといえるかもしれません。どちらも便利でお得な面がありますので、上手に使い分けることがポイントです。

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