海外で働く時に注意!こんなにあるNG動作や行動

更新日:2022.05.06スタッフブログ

握手

ビジネスシーンでは、世界規模のグローバル化が進み、市場を求めて海外へと進出する企業も少なくありません。業種によっては、外国の企業と契約をかわす機会も増えるでしょう。その際、交渉相手の多くは海外の人になるので、日本とはビジネスマナーも含めて習慣が異なると考えられます。商談を成功に導くためには、いろいろな面で注意が必要です。そこで今回は、日本では問題なくても海外のビジネスシーンにおいて気をつけたい言動をご紹介します。

海外では通用しない?考え方の違いに気をつけたいビジネスマナー

商談での腕組み

日本のビジネスシーンでは、商談中に腕組みしている人を目にすることが少なくないでしょう。何か意思表示するつもりではなく、習慣的な行為と考えられます。
しかし、ボディランゲージの意味は世界共通とは限りません。腕組みが、ビジネスマナーとして歓迎されない国もあります。アメリカなどの場合、この行為は「敵対の意思表示」と見なされるので、大切な商談を成功させるためにも意識して控える必要があるでしょう。
ピースやOKサインも、人によっては「侮辱」あるいは「敵対の意思」を意味するといわれています。交渉中、契約条件に問題がないからとOKサインを使うと危険です。契約が成立しても、嬉しさのあまりピースをすると相手を怒らせて商談を破棄されてしまうかもしれません。
ボディランゲージの意味の違いを、取引相手となる国ごとに把握しておくのは難しいものです。そこに労力を費やすよりも、意味に違いがあると心がけ、交渉の場に臨むことが得策といえるでしょう。

最初に名刺交換する行為

日本の企業は名刺交換を重要視しているため、多くの社会人はビジネスマナーの基本として名刺の渡し方を教わります。初対面の人とのあいさつも、名刺交換が最優先になるほどです。
しかし海外では、日本ほど名刺が重んじられていません。あいさつする時は、まず握手から始まります。握手は、敵意がないことを示す効果があるためです。一説では、ルーツは中世にあるといわれています。当時の騎士は、握手によって利き手に武器がないことを証明したという話です。この考え方が現代のビジネスシーンにも受け継がれ、海外、特に欧米では握手が好意を伝えるあいさつとして大切にされています。

海外でも右利きの人が多いらしく、左利きでも右手を差し出すのが一般的です。左手の握手は印象を悪くする恐れもあり、利き手に関係なく避けたほうが良いでしょう。笑顔で相手に視線を合わせると、好印象を与えられます。無言のまま近づかず、「Good morning」などのひと言も忘れてはいけません。握手のポイントは、仕事への熱意が伝わる程度に「ギュッ」と1回握るのが望ましいです。遠慮して弱々しく握手すると、「仕事に関心がない」と誤解されるかもしれません。
名詞を渡すとしたら握手の後ですが、海外ではメモ用紙代わりにする人も多い様です。相手に悪気はなく、もし目の前で粗雑に扱われても驚かずに受け流しましょう。

下手に笑顔で返す

日本に住んでいると、質問されて返答に困った時など笑顔になる人をよく見かけます。日本人にはありがちな行為であり自然な風景のひとつといえますが、海外では不快に思われる場合も多いので注意が必要です。
商談の場では、すぐに回答できない時もあるでしょう。自分に決定権のない用件であれば、上司の承認が欠かせないためです。アメリカの企業などにくらべると部下に与えられる自由は多くないので、意思決定に時間を要します。相手に時間がなく、早い決断を迫られると、適切な対処方法が思い浮かばないこともあるでしょう。そんな時、事情を説明しながら不用意に笑顔を見せると誤解される可能性が高いです。日本人なら理解できる笑顔のニュアンスが海外では通じないので、「商談が成立してないのに、なぜ笑っているのか」「バカにしているのか」と思われてしまいます。

日本人相手なら、「困っているけど笑顔を見せて安心してもらおう」という気持ちが伝わるでしょう。しかし海外のビジネスシーンでは、「本当に困っているなら笑っている場合ではないだろう」と受け取られがちです。安易に笑ってトラブルを招かないためにも、困った時には真面目な表情で自分の立場を説明すると良いでしょう

安易に女性を食事に誘う

海外、特にアメリカでは、男性が個人的に女性を食事に誘うと、相手の女性は「デートに誘われた」と解釈する傾向が強いです。あくまで「仕事仲間」のつもりでも、「異性として意識されている」と判断されるでしょう。
もし大きなプロジェクトを無事に終了し、パートナーとして頑張ってくれた女性社員を労う場合でも、1対1で誘うと誤解を招きます。職場仲間と食事をしたい時は、他の人もたくさん誘えば問題ありません。

会社の労い会は焼肉パーティ

日本でも、安易に女性を食事などに誘えば、変に受け取られます。ちょっと一緒に飲みに誘うだけでも国によって女性陣の受け止め方は異なる様です。気軽に女性社員と食事している男性は、海外では意識を切り替えて仕事に集中することをおすすめします。

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