仕事のできる人は、あいさつもきちんとしている

更新日:2022.10.31スタッフブログ

出勤時にあいさつをする男性

あいさつは、仕事面だけでなく人間関係も含めてビジネスにおける基本です。「仕事のできる人は、あいさつも素晴らしい」といわれることも、決して少なくありません。単にビジネスマナーというだけでなく多くのメリットが見込まれる行為として、あいさつは正しく身に付けておきたいものです。そこで今回は、ビジネスシーンに応じたあいさつの言葉、基本的な心がまえやお辞儀の仕方に加えて、あいさつの本来的な意味についてご説明します

あいさつはとても大事です!

シーンごとに異なるあいさつ

適切なあいさつは、ビジネスシーンによって異なります。状況に合わせて使い分けると、より大きな効果をもたらすでしょう。
朝、出勤したら「おはようございます」が基本です。ただ発音するだけでは、十分とはいえません。明るい顔で元気にあいさつすれば相手の人からも同様の返事をもらえる可能性は高く、気持ちよく仕事を始められるでしょう。外出の際には「行ってまいります」、帰社した時は「ただいま戻りました」の一言があると悪い印象を与えません。退社時には、まだ残っている社員・スタッフへの気配りとして少し静かな声で「お先に失礼します」と伝えれば、問題ないでしょう。

勤務中に社内を歩いていれば多くの人と顔を合わせますが、無言で通り過ぎるのはマナー違反です。上司や同僚とすれ違ったなら敬意を込めて「お疲れさまです」、取引相手などの訪問客には感謝の気持ちで「お世話になっております」など、自分から声をかけることが基本です。
各場面にふさわしいあいさつを心がければ、好感度のアップにつながります。ビジネスマナーの基本が身に付いていると見なされ、人事評価にも良い影響を及ぼすかもしれません。

あいさつは「自分から」が基本

職場にはいろいろな人が姿を見せると思いますが、あいさつを交わす時は、相手の立場に関係なく自分から声をかけるのが基本です。
社内の人間が相手であれば、アルバイトかパートか、あるいは先輩か後輩かなど、肩書を気にする必要はありませんこちらから積極的にあいさつをすれば、周りは親しみやすい人と受け入れてくれるでしょう。お互いの間に溝が生まれず、良好な人間関係の構築に役立ちます。職場の風通しが良くなり、誰とでも仕事を組みやすくなるかもしれません。

外部の関係者に対しても、同様の態度が不可欠です。オフィスには荷物の配達や清掃のため各種業者が出入りしますが、すべて会社の利益と無縁ではありません。身内でなくても、自分の会社のために頑張ってくれていると思えば、自然とあいさつの言葉が出てくるでしょう。
面識があるかどうかなどは気にせず、誰に対しても感謝の言葉を忘れなければ、会社の内外を問わず親近感を持てる人と見なされることでしょう。自分だけでなく、職場や会社全体のイメージ向上にもつながると期待できます。

お辞儀の基本は3パターン

あいさつは、言葉の選び方などに加えて身ぶりも重要です。お辞儀の仕方を意識するだけでも、相手に与える印象は大きく変わるといわれています。
お辞儀は、まず「きちんと相手に視線を合わせる」、次に「頭と一緒に視線も下げる」、最後に「頭をあげて視線も戻す」という流れが基本です。上体を曲げる角度と視線を向ける位置から、大まかに「会釈」「敬礼」「最敬礼」の3種類に分けられています。

  1. 会釈…上体を曲げる角度は約15度。それに合わせて、視線も自然に下げます。
  2. 敬礼…上体を曲げる角度は約30度。視線は、会釈より床面に近づきます。
  3. 最敬礼…上体を曲げる角度は約45度。視線は、自分のつま先付近を見るイメージです。

お辞儀の基本3パターン

ビジネスにおいては、あいさつする相手や状況にしたがって使い分けられています。「会釈」は、社内で上司や同僚とすれ違う時などに使われます。やや軽い感じはありますが、首の動きだけになりやすいので、腰から曲げるように注意が必要です。「敬礼」は、他部署や取引先への訪問時、あるいは来客の送迎および接客時などで多用されます。しっかりマスターしておくと、いろいろなシーンで高評価を受けるかもしれません。「最敬礼」はもっとも丁寧な方法であり、謝罪など重要な場面で求められます。失礼があると会社の不利益につながるので、きちんと習得しておくことが不可欠です。

なお、言葉を添えるタイミングはお辞儀と同時でも間違いではありませんが、一般的には先にあいさつを述べるほうがよりフォーマルな印象を与えます。

あいさつは伝わらなければ意味がない

あいさつは、自分の気持ちを伝える行為の一種です。気持ちが伝わらなければ、あいさつは形式的な振る舞いになってしまいます。
言葉に思いを込めるためには、あいさつの目的を理解している必要があります。日頃お世話になっている人への感謝や、頑張っている後輩の労をねぎらうためなどの意識があれば、同じ言葉でもおのずと声の調子は変わってくるでしょう。気持ちを届けたいという思いが強ければ、話すスピードや表情にも影響が及ぶと考えられます。

言葉やしぐさに込められた思いが相手に理解されると、あいさつは周りからの評価を高めるなど大きなメリットをもたらすでしょう。その効果を発揮するためにも、あいさつする時には、その理由をきちんと認識する姿勢が不可欠といえます。

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