賃貸住宅入退去時のマナーとは?
更新日:2023.03.23スタッフブログ賃貸住宅に入居する際は、物件のルールを守りましょう。ルールを知らなかったり、違反したりすると、トラブルを招くおそれがあります。また、退去時に余分なお金を請求されない 様に、入居したらすぐに部屋の状態を確認して記録を残すことも大切です。こちらでは、賃貸住宅に入居する際や、退去する際のマナーをお伝えします。
目次
入居時のマナー
近隣住民や大家さんとのトラブルを起こさないためにも、入居時のマナーを守りましょう。特に注意するべき点をご紹介します。
近隣住民にあいさつをする
引っ越してきたら、まず近隣の方にあいさつをしましょう。はじめにあいさつをしないと印象が悪くなってしまうおそれがあります。
あいさつの際は手土産を用意します。あまり高価なものを渡すと気を使わせてしまうため、500~1,000円のものを選びましょう。よく手土産に選ばれているのは、お菓子や洗剤、タオルです。誰がもらっても困らない品物がおすすめです。手土産は大型スーパーや百貨店で買えます。ネット通販でも購入可能です。購入しやすいところを選びましょう。
あいさつに行くタイミングは、引っ越し前がおすすめです。荷物を運び入れる際は騒がしくなってしまいますが、事前にあいさつしてあれば悪い印象を持たれません。特に小さなお子さんがいる場合は、引っ越し当日に騒いでしまいがちなため、先にあいさつしておくと安心です。
ただし、女性の単身者の場合は、防犯上の理由からあいさつをしないほうが良いケースもありまaす。また、長く住む予定ではない場合は、あえてあいさつをしない方も少なくありません。家族で引っ越す場合や、長く住む場合はあいさつをしたほうが住みやすくなりますが、状況に応じて判断することをおすすめします。
ペットに関するルールを守る
入居の際は、ペットに関するルールを守りましょう。動物が苦手な方やアレルギーの方もいるため、ペット禁止の住居ではペットを飼わない様にして下さい。また、ペット可の部屋でも、頭数やサイズによっては認められないケースがあります。たくさんのペットを飼っていたり、大型のペットを飼っていたりする場合は、事前に部屋で飼っても良いか確認しましょう。
ペットの走る音が近隣に迷惑をかける可能性があるため、床にはカーペットを敷くと安心です。カーペットを敷いてあれば、ペットが床を引っ掻いて傷つけるのも防げます。タイルカーペットはペットが汚してしまった時の掃除が簡単なため、特におすすめです。
また、トイレの位置にもお気をつけ下さい。臭いの元となるため風通しの良い窓際に置く方も多くいらっしゃいますが、窓際はトイレの置き場所に適していません。温度変化が激しいため、高温になりやすく、臭いが充満するおそれがあるからです。近隣住民からクレームを入れられないためにも、トイレは窓から離れた部屋の隅に置きましょう。
駐車場のルールを守る
車をお持ちの方は、駐車場のルールにも気をつけて下さい。たとえば、マンションの駐車場でよくあるのが、はみ出し駐車です。隣の区画に大きくはみ出して停めてしまったため、隣の方が駐車できなくなるケースがあります。駐車する際は、必ず区画を守りましょう。反対に、自分がはみ出し駐車によって駐車できなくなってしまった場合は、個人で解決しようとせずに管理者に連絡することをおすすめします。
また、お客さんが車に乗ってくることもあるかもしれません。その様な場合、敷地内に無断で駐車するのはマナー違反となるので避けましょう、短い時間でも、必ず近隣の駐車場を利用して下さい。
入居時の注意点
入居した後、すぐに行う必要があるのが部屋の状態確認です。確認しておかないと、傷や故障がいつ生じたのか分からなくなってしまいます。また、賃貸借契約書は必ず大事に保管しておいて下さい。
賃貸借契約書は大切に保管する
賃貸借契約書は、なくさずに保管しましょう。賃貸借契約書には、借主と貸主が交わした住居に関してのルールが記載されています。なくしてしまうと内容を確認できません。トラブルが発生した時も、契約書がないと解決が難しくなります
また、賃貸借契約書は再発行が難しい書類です。再発行をしても発行日は紛失したものと異なるため、当時の契約内容を正確に把握することは難しいからです。契約内容を正しく残しておくためにも、退去時まで大事に保管しておきましょう。
傷や設備の故障ははやめに連絡
入居したら、はやめに部屋の状態を確認して下さい。部屋に傷があった場合、記録を残しておかないと修繕費を請求されるおそれがあります。ドアに不具合はないか、チャイムはなるか、水は流れるか。壁や床に傷や穴はないかといったことは、必ずチェックしておきましょう。
傷や設備の故障を見つけた場合は、はやめに管理者に連絡して下さい。最初から傷があっとことを証明するために、写真を撮っておくのもおすすめです。
退去時のマナー
部屋を出る際もマナーを守りましょう。契約書にかかれている注意事項を守り、立ち会いをきちんと行えば、問題は発生しにくくなります。
よく部屋の掃除をする
賃貸住宅を退去する際は、掃除をきちんと行いましょう。退去時にはクリーニングが入りますが、できるだけ自分で部屋をきれいにしてから退去するのが理想です。汚したまま出ていくと、クリーニング代を余分に請求される可能性もあるため、気をつけて下さい。
契約書の注意事項を守る
契約書の内容もよく確認しましょう。解約に関する項目を読めば、ルールを確認できます。退去する際はいつまでにどうやって通知すれば良いかも書かれているため、契約書通りに管理者に伝えて下さい。
立ち会いをする
立ち会いとは、退去時に管理会社と一緒に部屋の状態を確認して修繕費用がどれくらいになるか確認するものです。傷や破損を確認し、借主の入居前からあったものなのか、入居後にできたものなのか確認します。立ち会いをすることで、どちらが修繕費を払うのか納得したうえで解約できます。後から費用を請求されないためにも、立ち会いを行っておきましょう。
立ち会いは空き室になってから行われます。引っ越し当日に行われるケースが多く、時間は30分ほどです。借主側は本人立ち会いが一般的ですが、貸主側は代理人を立てるケースが多くなります。ただし、借主側も病気や仕事といったどうしても行かれない用事がある場合は、代理人を立てる方もいらっしゃいます。
敷金や礼金について
多くの物件では、入居時に敷金と礼金が必要です。礼金は戻ってきませんが、敷金は場合によっては戻ってくることがあります。ルールを確認しておきましょう。
敷金
敷金とは、退去する際に部屋を元通りにするための費用です。入居する前に払っておき、原状回復をして残った分は返金されます。金額は家賃1カ月分が一般的です。ただし、高級なマンションになるほど敷金は高額になり、3~6カ月分かかるところもあります。原状回復費用が敷金では足りない場合は、追加で請求されます。
礼金
礼金とは、部屋を借りるお礼として大家さんに渡すお金のことです。敷金と違い戻ってきません。最近は礼金なしの物件が増えています。
ゼロゼロ物件
「ゼロゼロ物件」とは、敷金と礼金が無料の物件です。敷金や礼金が必要だと、入居希望者が集まりにくくなりますが、空室期間が長いと大家さんにとって不利益になります。そのため、敷金と礼金を無料にして入居しやすくしているのです。初期費用を抑えたい方は、ゼロゼロ物件を探してみてはいかがでしょうか。ただし、敷金はかからなくても、部屋の修理代やクリーニング代はかかるため、注意して下さい。部屋を元通りにするための費用は借主が支払うことになるため、最初に敷金を払わなくても退去時にはお金が必要です。退去の際はクリーニング代や修理代を用意しておきましょう。
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