職場へのサーマルカメラの導入|メリットや助成金

2021.01.22ビジネス豆知識
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サーマルカメラは、人体が発する赤外線の温度を目に見える形で撮影できます。もともと体温測定するための機材ではありませんが、赤外線の温度差が色の違いで示されるので、体温が高いかどうかの確認にも使えます。新型コロナウイルスの感染が収束しないなか、少しでも接触せずに体温測定するなら、職場への導入を検討してみてもよいでしょう。そこで今回は、サーマルカメラの仕組みを解説した後、体温測定に利用するメリットや各種の助成金をご紹介します。

職場へのサーマルカメラの導入|メリットや助成金

サーマルカメラとは

サーマルカメラとは、熱を検知することで温度を測定できる機器です。

サーマルカメラで体温チェック

サーマルカメラは熱を検知する機能が搭載されたカメラであり、使い方によっては体温がどれくらい高いか測定できます。

サーマルカメラで体温を測定する際、実際に検知されているのは赤外線の温度です。人体からは目に見えない赤外線が発せられていますが、ある程度の温度を持っているのでサーマルカメラなら検知できます。

赤外線の温度は、常に一定ではありません。赤外線は温度が高いと強くなり、低ければ弱まります。赤外線の温度による強弱は、サーマルカメラで映すと色の違いとなって表現される仕組みです。

この仕組みを利用すると、サーマルカメラを通して体温が高いかどうかチェックできます。

使用する際の注意点

サーマルカメラで体温チェックする時には、設置場所に注意する必要があります。

体温を測定する場合、サーマルカメラが検知する熱は人体が発する赤外線の温度です。体温計と異なり、体温そのものを測定しているわけではありません。

赤外線の温度は、体温に比べると外気や日光からの影響を受けやすくなります。サーマルカメラを窓際に設置すれば、外からの影響は大きくなると考えられます。

同時に、赤外線はサーマルカメラとの距離が近いほど温度が高くなる傾向にあるためカメラの設置場所には注意が必要です。

サーマルカメラを購入するなら

サーマルカメラにかかる費用は、十数万円から数百万円まで幅広く設定されています。

一般的に想定されている用途は、各種設備や配管の点検、機器の発熱や発火のチェック、人や動物の有無の確認です。高性能のカメラは、暑さや寒さの厳しい環境で広い範囲の温度を測れます。

ただ基本的に、体温測定のためには設計されていません。値段が高ければよいわけでなく、購入時にはどれだけニーズを満たせるか確認する必要があります。

サーマルカメラのメリット

サーマルカメラを活用する主なメリットは、非接触での体温測定、複数人の同時測定、設置や移動の容易さです。

非接触で体温測定できる

サーマルカメラの場合、カメラに映れば体温を測定できます。体温計を使うケースと異なり、お互いが接触するおそれはありません。

体温計で体温測定する時は、ひとつの器具をみんなで使うのが一般的です。たいてい誰かが測定を終えると次の方に手渡しされるので、接触を避けるのは難しくなります。

サーマルカメラによる体温測定は、基本的にカメラの前を通過するだけです。お互いに一定の距離を保ちながらカメラへ向かえば、測定時の接触を避けられます。

できるだけ接触するリスクを減らすなら、体温計よりサーマルカメラを使うほうが効果的です。

複数人の体温を同時測定できる

サーマルカメラを使うと、複数人の体温を同時に測定できます。

サーマルカメラは、カメラに映っていれば最大で20人くらいまで同時に体温を測定できるといわれています。体温計と違い、個々に測定する必要はありません。

一度に多くの人数を測定できれば、それだけ次の測定までの待ち時間を減らせます。同じ人数の体温をチェックするなら、体温計よりスムーズに測定作業を進められます。

さらにサーマルカメラは温度を計測するスピードが速いので、接触の回避だけでなく測定時間の節約にも有効です。

カメラの設置・移動が容易

サーマルカメラは設置や移動が比較的に容易であり、設置作業では多くの時間や労力を費やさずに済みます。

サーマルカメラは、三脚にセットすれば使用できるタイプが多く見られます。このタイプなら、カメラを設置する時に大がかりな工事は不要です。必要に応じて移動するにも、手間はかかりません。

体温計ほどコンパクトではありませんが、非接触でスムーズに測定できる点も考慮するとサーマルカメラのメリットは大きいといえます。

職場に導入する必要性

現在、まだ新型コロナウイルスの感染は収束していません。この状況をふまえると、職場での体温測定は欠かせないでしょう。測定時の感染リスクや業務効率まで考慮した場合、サーマルカメラを導入する必要性は高いと考えられます。

体温測定で接触は避けたい

新型コロナウイルスの感染リスクを下げるなら、職場の体温測定でも接触は避けたいところです。

サーマルカメラは職場内で同じ体温計を使うのと違い、非接触で測定を進められます。カメラには体温の高さが色で示されるので、測定結果の確認でも接触せずに済みます。

職場の体温測定で非接触を徹底するなら、サーマルカメラは適したアイテムです。

測定に時間はかけたくない

仕事の作業効率を考えると、職場での体温測定にあまり時間をかけたくありません。

サーマルカメラは、同時に複数人を測定できるとともに測定スピードも速い機材です。個別に体温測定する必要はなく、短時間のうちに大勢の体温チェックを終えられます。

出社時にできるだけ手早く体温測定を済ませたい場合にも、サーマルカメラは適しています。

機材は手間なく設置したい

サーマルカメラは非接触で時間をかけずに体温測定できますが、機材の設置に手間がかかるとすれば問題でしょう。

三脚にセットするだけで使える機種なら、設置作業は簡単です。窓際など外気や日光の影響を受けやすい場所に設置したとしても、機材の移動は大して面倒になりません。

設置する手間を軽減するうえでも、職場に導入するならサーマルカメラはおすすめと考えられます。

サーマルカメラ導入に活用できる助成金

サーマルカメラは職場で体温測定するのに適していますが、購入にかかる費用は決してリーズナブルではありません。少しでも出費を抑えるなら、助成金を活用する方法があります。

助成金の種類

現在、国と各自治体で用意している助成金を活用することができます。

国による支援のうち、経済産業省の助成金は「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(ものづくり補助金)」や「小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)」、「IT導入補助金」です。

厚生労働省は、「働き方改革推進支援助成金」や「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業(介護分)」を提供しています。

自治体では、東京都の「新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン実行支援事業」が挙げられます。

助成金の適用対象

経済産業省による助成金の適用対象は、「ものづくり補助金」であれば新しいサービスや生産性向上に取り組む事業者、「持続化補助金」なら小規模事業者や個人事業主です。

厚生労働省の支援助成金は労働者災害補償保険を適用中の中小企業が対象であり、東京都の支援事業の場合には都内にある本店や支店で業務している中小企業者や個人事業主に適用されます。

いずれの助成金も、適用条件や支援金額の詳細については管轄窓口などで確認できます。できるだけ予算をかけず安心な職場環境を整えるなら、各種助成金をサーマルカメラの導入にお役立てください。

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