携帯電話の値下げ。どれくらい安くなる?

2019.10.03スタッフブログ
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スマートフォンの使用料は高額で、月々7,000~10,000円かかります。2018年、菅官房長官は、「携帯電話料金は現在よりも4割ほど値下げできる」として、携帯電話会社に値下げを促しました。docomoは2019年6月から新料金プランを提供することを発表しており、今後携帯電話の使用料は変化していくと考えられています。こちらでは、携帯電話料金の値下げの時期や、どれくらい安くなるのかについてお伝えします。

スマートフォンの値下げ

総務省発表の「4割値下げ」とは?

スマホ利用者は、月に7,000~10,000円の料金を払っています。日本の平均携帯料金は、世界的に見ても非常に高額です。

2018年8月、菅官房長官は札幌市内の講演で、「携帯電話料金は海外と比べても高い。4割ほど値下げできる」と発言しました。さらに、2019年5月10日には国会で端末料金の完全分離を柱とする「改正電気通信事業法」を成立させます。今後は、国をあげて携帯電話の端末代金と通信料金の分離に向けて動いていくと考えられます。

NTTドコモは法改正に先駆けて、2019年6月1日から、最大4割ほどの値下げを盛り込んだ料金プランを提供すると発表しました。ドコモが値下げをすれば、auやソフトバンクの料金設定にも影響が及ぶため、携帯電話料金が全体的に値下がりすると考えられています。

携帯電話の割引プランが禁止に?

また、携帯電話の割引プランも禁止になる可能性があります。これまでの大手キャリアでは、スマホ端末と通信契約をセットで販売するのが一般的でした。しかし、この様な仕組みだと、新しい機種を購入する方は通信料の割引を受けられますが、同じ端末を使い続ける方は割引を受けられません。機種を新しくするかしないかで料金が変わるのは不公平ではないかと指摘がありました。

また、ほかにも問題視されているのが「2年縛り」です。一定期間料金が割り引かれる代わりに途中で解約すると高い違約金が発生する2年縛りの仕組みには、囲い込みにつながるという声が上がっていました。

そこで国は法改正により、携帯各社に端末代金と通信契約のセット販売割引を禁じ、完全分離を義務化します。さらに、総務相に販売代理店を届け出る制度を導入し、不適切な販売手法を是正しやすい様に対策を取りました。法改正により、より公平で自由なスマートフォンの選択が可能になると期待されています。

ドコモの値下げについて

NTTドコモは、2019年4月15日に新料金プラン「ギガホ」と「ギガライト」を発表しました。新料金プランは6月1日から提供されます。

「ギガホ」と「ギガライト」の特徴は、端末代金と通信料金が分かれた「分離プラン」であることです。通信料が割安になる代わり、契約を条件に行われるスマホ端末代の割引がなくなります。

「ギガホ」は、月額6,980円で30GBまで使用できるフラット型料金プランです。従来のプランでは、30GBを超えると最大128kbpsの速度制限が行われていましたが、ギガホでは最大1Mbpsまでに変更されました。より使用しやすくなったプランです。「ギガホ割」や「みんなのドコモ割」「ドコモ光セット割」といった割引を組み合わせることで料金を安くできます。

「ギガライト」は、利用量によって料金が変わる段階制のプランです。1GBまでは2,980円、1~3GBは3,980円、3~5GBは4,980円といった様に料金が変動します。月に7GB以上データを使うと、送受信が最大128kbpsまで制限されます。

ギガホもギガライトも、かけ放題にしたい場合はオプションをつけなければなりません。国内の家族間通話のみは無料ですが、それ以外は30秒につき20円通話料がかかります。オプションは、5分以内の通話が無料になる「5分通話無料オプション(月額700円)」と、通話が完全無料になる「かけ放題オプション(月額1,700円)」のふたつから選択可能です。

「みんなのドコモ割」をつけると、家族の回線数に応じて料金が割り引かれます。2回線なら500円引き、3回線なら1,000円引きといった形です。みんなのドコモ割を家族3人以上で適用すれば、ギガホを月額5,980円で利用できます。

また、固定通信サービスの「ドコモ光」に契約すると、ギガホ、ギガライトの月額料金が割り引かれます。ギガホの場合は月々1,000円引き、ギガライトの場合は利用量に応じて0~1,000円が割り引かれる仕組みです。

スマホの使い方に応じて割引やオプションをつけることで、リーズナブルにスマホを使える様になります。ドコモを利用している方は、ぜひ新プランや割引を利用してみましょう。

ただし、ギガホやギガライトにも2年縛りはあります。契約から2年未満で解約すると9,500円の違約金が発生します。2年縛りをなくすには、月々1,500円料金を上乗せして支払わなければなりません。契約の際はご注意下さい。

ソフトバンク、auの値下げはどうなる?

docomoは法改正に先駆けて新料金プランを発表しましたが、auやソフトバンクにも、値下げを行う予定はあるのでしょうか?

auには、すでに「ピタットプラン」と「フラットプラン」という、docomoの新プランと類似したプランがあります。ピタットプランもフラットプランも、端末代金と基本料金が分かれた分離プランです。しかし、ドコモが値下げするのに合わせ、auでも新たな料金プランを作ることになりました。

auは、2019年6月1日から「au・新ピタットプラン」ほか2種類の新料金プランを提供することを発表します。こちらは、使用したデータ量に合わせて、3段階の料金が適用されるプランです。さらに、加入した家族の人数に合わせて月額料金が最大1,000円割り引かれる「家族割プラス」も10月1日から開始されます。「新auピタットプラン」と「家族割プラス」の両方を適用すれば、ふたり家族なら月額2,480円、3人以上の家族なら月額1,980円から利用できます。従来よりも、より安価にスマホを使用できる様になりました。

一方、ソフトバンクは2019年2月4日の決算説明会で、ドコモの最大4割値下げに追従しない考えを示しました。ソフトバンクの宮内社長は、大容量のソフトバンク、低価格のワイモバイルで棲み分けできることを強調しています。また、社長はソフトバンクがすでに提供している「ウルトラギガモンスター+」は、ギガバイト単価でドコモとauの3分の1以下であることも伝えました。しかし、市場環境に応じて柔軟に対応していくとも話しており、今後ドコモやauの動き次第では値下げを実施する可能性もあります。

格安スマホの需要はなくなる?

格安スマホは、大手キャリアよりも安い値段で使用できることで人気を集めています。大手キャリアが値下げをした場合、格安スマホはどうなるのでしょうか?

格安スマホは、人によっては大手プランの4分の1の値段で利用できます。たとえば、データ通信と10分かけ放題のセットで1,480円といったプランもあります。専用のメールアドレスや、お客様サポートは特に必要ないという方に適したスマートフォンです。

しかし、大手キャリアが値下げを実施すれば、格安スマホの需要が少なくなる可能性があります。auの「新ピタットプラン」に「家族割プラス」を適用すれば、最安で1.980円で利用可能です。docomoも割引を組み合わせることで、格安スマホの料金との差が縮みます。

ただし、auやdocomoの割引は利用できないケースもあります。家族が少ない方や、通信サービスを変えられない方は、割引が受けられません。大手キャリアが値引きされても、格安スマホのほうが安く使えるケースも少なくないため、今後も需要がなくなることはないと考えられます。

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