就活のスタート。合同説明会を徹底的に活用しよう
更新日:2023.04.19スタッフブログ就活のスタートとして多くの方が参加する合同説明会。ただ、「友達が参加するから自分も」「先輩が行ったほうが良いっていっていたから」と、参加にあまり積極的でない声も耳にします。合同説明会は、参加する方の気持ちひとつでその効果が大きく変わるはずです。今回は、合同説明会に参加するメリットや有効活用するための秘訣をご紹介します。
目次
合同説明会とは?
合同説明会とは、多くの企業がブースをつくって会社や事業の概要について求職者に説明する場で、「合説」と呼ばれることもあります。さまざまな業界や業種の会社が参加するものもあれば、特定業種の企業のみが参加するものもあります。
入場の制限や予約は不要な場合が多く、途中参加もできるので、気になる企業のブースだけ訪れることも可能です。インターンに関する説明が行われるケースもあるので、参加しようと思っている企業のブースは覗いておくと良いでしょう。
合同説明会は参加すべきか
先輩から「合説は行く必要ない」といわれた経験のある方も多いのではないでしょうか。実際、合同説明会に参加するか悩んでいる方も少なくありません。
合同説明会は、「明確な目的意識がある場合のみ」参加するべきです。「なんとなく参加してみよう」「友達も行くから」など、漫然と参加しても得られるものは多くありません。合同説明会で紹介される事業内容や目標・理念は、ホームページやSNSを通じてすでに発信されているものも多く、「それ以上のものを積極的に聞き出す」姿勢がなければ自宅で企業研究をしているのと変わらないためです。
合同説明会は、「何を聞きたいのか」「どんな情報を得たいのか」を明確にしたうえで参加しましょう。
合同説明会に参加するメリット
合同説明会に行くか悩んでいる方の中には、説明会の参加がもたらすメリットについてよく知らない方も多いのではないでしょうか。ここでは、合同説明会に参加することで得られるメリットをご紹介します。
一度に複数の企業と出会える
合同説明会最大のメリットは、一度に数多くの企業と出会える点です。自分で企業研究をしていても、一度に調べられる数には限りがあります。
しかし、合同説明会に参加すれば1日で多くの企業と出会え、数十社の話を聞くことも可能です。とても効率が良いといえるでしょう。
知らなかった企業に出会える
合同説明会では、今まで知らなかった、もしくは興味のなかった企業と出会える可能性があります。一般的に認知されている企業はBtoCであることが多く、BtoBの会社を知る機会はそれほど多くありません。合同説明会には、BtoBの会社も多く参加しているため、今まで知らなかった魅力的な企業が見つかるかもしれません。
企業の仕事内容を理解できる
企業の仕事内容を深く知るには、ホームページやパンフレットに記載されている情報だけでは不十分です。合同説明会では、より詳細な話ができるため、企業の仕事内容に対する理解が深まるでしょう。
企業で働いている方に直接質問できる
合同説明会には、会社で実際に働いている社員が参加します。質疑応答の時間も設けられるため、職場の雰囲気や業務内容など、気になる点を質問するには最適の場といるでしょう。また、社員の方の話を聞いたうえで、インターンに参加するか判断する方も多い様です。
合同説明会を最大限に有効活用する方法
せっかく合同説明会に参加するなら、最大限有効活用したいと考える方が多いのではないでしょうか。ここでは、合同説明会をより有意義なものにする秘訣をご紹介します。
目的意識を持って参加する
上述のとおり、合同説明会は明確な目的意識を持って参加しなければ、多くの成果は得られません。どんな情報を得たいのか、何を知りたいのかをはっきりさせておくと、より有意義な合同説明会になるはずです。
目的意識を持つにあたって、「会社選びの軸」を考えておくと良いでしょう。「社会貢献している企業に就職したい」「キャリアパスが充実している会社を選びたい」など、自分が理想とする就職先をイメージしておくと、おのずと合同説明会に参加する目的も生まれるはずです。
積極的に質問する
合同説明会をより充実したものにするには、訪れたブースで積極的に質問することも大切です。どれだけすばらしい目的意識を持っていても、自ら行動しなければ欲しい情報は得られません。受け身ではなく積極的な姿勢で臨みましょう。
ただし、「企業にアピールするために」無意味な質問をすることや、ホームページやパンフレットに載っている内容について質問をするのは控えましょう。かえって悪印象になってしまう可能性もあります。合同説明会は、あくまで新しい情報を得るために参加していることを忘れてはいけません。
数多くの会社のブースに参加する
合同説明会では、とにかく数多くの企業のブースを訪れましょう。少しでも興味のある分野の会社は、短時間でも覗いてみるのがおすすめです。
参加者の中には、「本命企業のブースのみ参加して、相手に印象付けたい」と考えている方もいるでしょう。しかし、それは合同説明会ではなく会社説明会で取るべき行動です。
会社説明会とは、特定の業種やグループ企業のみが参加する説明会で、合同説明会より深い話が聞ける場でもあります。合同説明会を経て、気になった企業の会社説明会に参加するのが一般的です。
会社説明会では、単なる事業内容や沿革の説明だけでなく、グループディスカッションやワークショップなどが行われる場合もあります。そのため、会社説明会のほうが合同説明会より学生の印象が残りやすいといわれています。
合同説明会では多くの企業のブースに顔を出し、その後開かれる会社説明会でイメージアップを狙いましょう。
社員とのコネをつくり名刺をもらう
合同説明会には、自分が志望している企業の社員が目の前にいます。この機会にコネをつくり、名刺まで受け取れればかなり有意義な合同説明会となるでしょう。名刺をもらえばメールで連絡を取ることもでき、後日のOBやOG訪問につなげられます。
説明会のスキマ時間に社員に声をかけ、簡単に自己紹介した後で名刺を受け取るのが理想です。
合同説明会で聞くべき質問
目的意識を持っていても、「合同説明会でどんな質問をすれば良いのか分からない」という方もいるでしょう。そこで、合同説明会で聞いておきたい質問についてご説明します。
入社時の想いや目的
合同説明会に参加している社員の入社時の想いや目的・目標を尋ねる質問です。「志望動機が思いつかない」という方におすすめの質問です。
この質問を通して、志望動機のバリエーションだけでなく、「どんな志望動機が会社に好まれるのか」についても学べます。
事業の内訳と利益の有無や目標
事業内容や利益率・内訳・今後の利益目標などを尋ねる質問です。企業研究の一環として質問するのがおすすめです。
事業内容や利益の有無については、企業研究の中で調べる方も多いものの、事業別の利益率や今後の利益目標についてはホームページに載っていないことも少なくありません。具体的な数字を尋ねることで、「事業がうまくいっているのか」だけでなく、「今後その会社がどう成長しようと考えているのか」まで学べます。
現状の課題
現状の課題を尋ねることで、企業の将来性を見極める質問です。どんな企業にも必ず課題が存在しますが、それを社員が認識しているかは別問題です。利益や目標を聞いたうえで現状の課題について伺うことで、目標が実現可能かどうか、企業に将来性があるのかどうか判断できるでしょう。
「御社の課題は?」と尋ねるのではなく、「目標達成のために課題となる点は?」の様に、数字を基礎に質問できるとより効果的です。
合同説明会は就活の基本ですが、ただ漫然と参加するだけではもったいないといえます。目的意識を持って、「合同説明会を徹底的に活用する」くらいの意気込みで臨むのが大切です。合同説明会で得た情報をもとに、自分が理想とする企業への就職を目指しましょう。
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