もしもし検定過去問:第五十問「正しいお礼」
更新日:2022.04.27スタッフブログ「もしもし検定の過去問を電話代行サービス(株)のオペレーターが解説」のコラム、第五十回目となります。今回の問題で50問目。まさかこれほど長い間、問題を紹介することができるとは思っていませんでした。そして、何よりもこのコラムを読んでくれている皆様にも、感謝の言葉を述べさせて頂きたいと思います。本当にありがとうございます。記事の後半では、今まで読まれた記事のベスト5を紹介したいと思います。
▼もしもし検定の過去問題50
設問
人にお世話になったときや何か贈りものをもらったときなどに、メールや手紙、電話でもお礼を言うことがあります。とにかく遅くなりがちなお礼ですが、一番よいとされているお礼を言うタイミングを、次の中から1つ選びなさい。
- お礼は、10日から15日以内。
- お礼は、日から10日以内。
- お礼は、3日すぎから7日以内。
- お礼は、当日から3日以内。
公益財団法人電信電話ユーザー協会(編)(2013年)
『電話応対技能検定(もしもし検定)3・4級公式問題集』(日本経済新聞出版社)
問題へのアプローチを解説
今回は問題区分としてはマナーの問題。最近ではメールや電話などの通信手段が発達したことで、気軽に相手へと繋がることができるので、上記のような問題の根本部分に疑問を感じるかもしれません。第5の選択肢として「すぐさま」がないというものです。今回の問題は手紙などでしっかりとしたお礼状という形のものであると判断して頂ければと思います。近年はお礼状を受けたり受け取ったりする機会が減ってきていますので、しっかりと考えて頂ければと思います。
もしもし検定の解答
正解:4
電話代行のオペレーターによる徹底解説
アプローチでも書いていますが、お礼というのは基本的には「すぐさま」が一番良いと判断されます。贈った方から考えれば、荷物が届いたのかも心配ですし、贈った物を気に入って頂けたのかも心配になります。贈り物のリアクションが欲しくなるのは人の常というものです。
そう考えれば、選択肢4の「当日から3日以内」というのが正解です。注意して頂きたいのは「3日以内」というのは手紙を主流の伝達手段としていた時の話で、3日以内の返信がメールだったりした場合には、少々贈り主をがっかりさせてしまいます。また、逆に早いから良いものではありません。しっかりと贈り主への感謝の気持ちがあるかどうかが重要です。単に「ありがとうございました」という内容だけでは、相手も嬉しくないでしょう。贈られて来たものの評価などを織り交ぜて、感謝の言葉を述べれば、贈った方としても、喜んでもらえたことが伝わり嬉しくなるはずです。
もしもし検定過去問題 ページビュー数 ベスト5
今回で50問目という大台に来たので、このシリーズが始まった今年(2014年)の「4月3日」の第一回から今回の投稿まで全62記事の中、どれが一番読まれているのかベスト5を紹介したいと思います。読み逃していたり、今まで読んだのが入っているか楽しんで頂ければと思います。
- 第1位:もしもし検定過去問:第五問「紹介の仕方、され方とは」
- 第2位:もしもし検定過去問:第二問「バイト敬語について」
- 第3位:もしもし検定過去問:第十二問「取次後の対応」
- 第4位:もしもし検定過去問:第四問「電話と対面による違い」
- 第5位:もしもし検定過去問:第三問「ビジネス用語のお詫び」
以上となっています。
それぞれの傾向を見てみると、やはり古い記事がランクインしていますね。第1位に「紹介の仕方、され方」がランクインしました。ビジネスマナーとして、どのように他人を紹介するべきなのか、興味がある人が多いのかもしれません。
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