ビジネスシーンにも有効?クラウドファンディング

2018.06.14 更新日:2021.09.03スタッフブログ

クラウドファンディングの概要とメリット・デメリットについて

最近、よく聞かれるクラウドファンディング。何となくイメージできるけれど、詳細は説明できないという方も少なくないかもしれません。しかし決して複雑なシステムではなく、ビジネスとして成功を収めている事例もあります。そこで今回は、クラウドファンディングの概要とメリット・デメリット、またビジネスシーンとの関わりなどをご説明します

クラウドファンディングによる資金調達

クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングとは、インターネットを通じて多くの人から資金を募る方法のひとつ。資金調達の大まかな流れは、以下のとおりです。

  1. まず、誰かが何かをしたいと発想する
  2. 発案者は、自分のアイデアを専用のインターネットサイトに発表
  3. その内容に共感あるいは賛同した人は、出資者として資金を提供
  4. 資金が目標金額に到達したら、アイデアを具体的なプロジェクトとして実行
  5. 必要があれば、出資者へリターンを提供

現在は、支援者へのリターンを基準にして「寄付型」「投資型」「融資型」「購入型」の4種類が知られています。寄付型は、リターンがありません。投資型は、日本で最も大きな市場を占めているもので、事業を通じてえられた利益の一部を配当として受け取ります。融資型のリターンは、出資金額に対する利子というかたちで受け取ります。購入型は、用意される特典は各種のサービスや権利など金銭以外のリターンを受け取ることができます。

クラウドファンディングの種類とリターン
種類 リターンの概要
寄付型 なし
投資型 利益の一部を配当として受け取る
融資型 出資金額に対する利子を受け取る
購入型 金銭以外のサービス・権利などを受け取る

アイデアの内容は、商品やゲームアプリの開発、映画や本の自主製作、あるいは研究費用の調達や自立支援など多種多様です。しかし、どのようなアイデアでも受け付けてもらえるわけではありません。発案者は、クラウドファンディングの利用目的や目標金額を決めて、運営会社に申請する必要があります。運営者により申請内容の健全性などがチェックされ、問題がなければ審査通過です。サイト上にPRのためのページを作成し、何をリターンとして提示するかといった点も検討されます。

アイデアの公開までには、これら一連の作業が欠かせません。自分が発想したことを実行に移すためにも、計画的に準備を進めることが大切でしょう。

メリットとデメリット

現在、クラウドファンディングは世界的に広まり、今後も市場規模が拡大すると見込まれています。このスタイルが大きな支持をえている要因のひとつが、誰でも容易に参加できるという特徴です。

発案者は自分のアイデアを受け入れてもらえればよいだけであり、とくに学歴や肩書きは問われません。資金調達が目的ですので、年収などの経済力も不問です。また「購入型」であれば「金融商品取引法」の規制を受けずに済むため、個人でも参入しやすいというメリットがあります。出資者にとっても、魅力は小さくありません。これまで投資した経験がなくても、インターネット経由で一口から資金援助できるためです。プロの投資家と違って、難しい専門書などを読んで勉強する必要もありません。

また、発案者を含めた参加者同士が交流を深め、仲間意識が芽生えるという現象もみられます。いろいろな人とつながりが持てることも、クラウドファンディングのアピールポイントとして見逃せません。

しかし、この方式のデメリットについても把握しておく必要があります。とくに忘れてはいけない注意点が、「目標金額は達成されてもプロジェクトが予定通りに実現するとは限らない」というリスクです。金額設定の見通しが甘いと、資金不足になる恐れがあります。資金が十分でも、技術的な問題などにより商品の仕上がりが当初のアイデアに見合わないかもしれません。思っていたほど成果を出せず、予告していたリターンを用意できなかったというケースも発生しています。

まだクラウドファンディングは歴史が浅く、出資者を保護する制度がきちんと整えられていません。さまざまな事態が起きると考えられるので、不安なく支援するためにも発案者との連絡は怠らないことをおすすめします。

リターンを受け取れなかった出資者

具体的な事例

クラウドファンディングが有効活用された事例は、個人の夢や社会貢献、さらにビジネスシーンに至るまでジャンルが多彩です。
その内訳も、一様ではありません。個人の夢では、海外留学したものの資金不足のため学校に通えなくなっていた女性が、多くの支援によりピアニストへの道を歩み始めています。世界初ともいわれるスノーボードの絵本を制作するための活動も、予定を上回る費用の調達に成功しました。

社会貢献としては、ネパールで営まれていた石けん工房の再建に挑んだプロジェクトや、寝台列車の車両を守るための募金活動などが報告されています。
そしてビジネス分野においても、地元食材を使った食品開発地域活性化のためのゲストハウス設営などが挙げられます。後者は、営業をはじめる前から数多くの顧客を獲得できた成功例のひとつです。そのほかにも、かつて特産品であった商品を復活できた人などから喜びの声が聞かれます。

クラウドファンディングは少なからずリスクをともないますが、多くのビジネスチャンスを秘めた資金調達方法といえるでしょう。面白いアイデアが浮かんだ人は、ぜひチャレンジしてみて下さい。

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