アドリブで話せない人必見!すぐに使える“アドリブ力”の鍛え方4選
更新日:2025.09.10スタッフブログ突然の質問に戸惑い、言葉が出てこなくて焦った経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。とくにビジネスシーンでは、相手を待たせずに受け答えする“アドリブ力”が求められます。実際に、弊社の電話代行サービスにも「電話に出るのが不安」「とっさに対応できない」といったお悩みが多く寄せられています。しかしアドリブ力は生まれつきの才能ではなく、正しい方法で誰でも鍛えられるスキルです。本記事では、アドリブに苦手意識を持つ方へ、すぐに実践できて効果を実感しやすい4つのトレーニング方法をご紹介します。
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目次
アドリブ力を鍛えるポイント4選
アドリブ力は持って生まれた才能と思われがちですが、努力次第で高めることもできます。まずは、アドリブ力の鍛え方を4つご紹介します。
➀時事ニュースなど、ネタになりやすいものに興味を持つ
アドリブで会話をするには、頭のなかに“引き出し”があることが前提です。ネタがなければ、いくら会話力が高くても即興で話すことはできません。まずは毎日5分でよいので、ニュースサイトやSNSで時事ネタをチェックし、収集しましょう。
業界の動きや経済、スポーツ、地域ネタなど、ちょっとした情報のストックがあるだけで、会話の幅がぐっと広がります。出張の際は、その都道府県や観光名所などに関する話題も好まれる傾向にあるため、その土地に関する情報もチェックしておきましょう。
➁普段から自分の考えを言葉にする
とっさの会話に強くなるには、日頃から「考えを声に出す」トレーニングが効果的です。日常生活において周囲の状況や街の様子などに関心を向け、それらに対して自分の考えを抱くようにしましょう。また、考えたことを心のなかにとどめておくだけではなく、実際に言葉として発することも大切です。
おすすめは、移動中の実況練習。たとえば「風が強い」「街路樹が紅葉している」「休日で人通りが多い」といった目に入ったことを言葉にしてみましょう。状況を瞬時に言語化する習慣を身につけることで、頭のなかの思考をスムーズに言葉に変換できるようになります。
➂細部ではなく全体を意識する
アドリブで大切なのは、正確な数字や細かいデータを一字一句間違えずに伝えることではなく、「何を誰に伝えるか」という全体の方向性です。話す前に3秒間、「誰に」「何を」「なぜ」を整理してみましょう。細部にこだわりすぎると、重要なポイントが抜けてしまったり途中で言葉に詰まってパニックになったりするおそれがあります。全体像を押さえていれば、多少話がそれても焦らず軌道修正できます。
④複数の意見や見方を考える
一方的に自分の意見だけを持っていても、会話は続きません。日頃から「もし相手が反対意見を持っていたら?」と逆の立場を考えるクセをつけましょう。自分の意見と、その反対意見の両方を整理できれば、引き出しが自然と増え、会話に厚みが生まれます。ディスカッションや商談の場でも「多角的に考えられる人」として信頼されやすくなるでしょう。
アドリブとは?
アドリブはラテン語のアドリビトゥム(ad libitum)が由来の外来語で「好きなように、気ままに」という意味があります。日本ではアドリブと省略され、主に演劇界や音楽界の用語として浸透しています。アドリブは、演劇界や音楽界では「台本や楽譜に書かれていない演技や演奏などを即興で行うこと」を指す言葉です。
一方、日常生活やビジネスシーンなどでは、「予期できない出来事への臨機応変に対応すること」や「即興で話をすること」を指しています。アドリブは基本的に事前の準備なく行うものですが、アドリブ力は実は事前の準備や日頃からの意識で身につけられるのです。
アドリブが苦手な人の特徴は?
ビジネスパーソンのなかにもアドリブがうまくできず困っている人は多いものです。アドリブが苦手な人に共通する、主な3つの特徴をご紹介します。
予定どおりに進まないと焦る
話すときに予定したとおりに話せず、細部にまで意識が向きがちな人は、柔軟な対応が求められるアドリブが苦手な傾向にあります。たとえば、話すときに細かな数字や具体的な情報ばかりを重視してしまうと、これらを思い出せなくなったときうまく話せなくなってしまうことがあります。
また、想定していた状況とは違うことが起きたとき、質問などでいったん話を遮られたときなど変化に応じて対応を変えられず思うように話せなくなるケースも見られます。
人前に立って話すことが苦手
人前に立って話すことに苦手意識を持っている人は、アドリブも苦手なことが多いです。とくに、日頃から人と話すことを意識的に避けていたり他者と話す機会が少なかったりすると、そもそも話すこと自体が不慣れになります。そのため、アドリブで話すことを突然求められても躊躇してしまうでしょう。
日頃人と話す機会が極端に少ないと、いざ話す場面になったら脳はすぐには切り替えができず、なかなか思うように言葉が出てきません。自分の考えなどを普段から言葉で発している人であれば、話すための脳がいつでも稼働できる状態なので、ビジネスの場でのアドリブにも対応できるケースが多いのです。
情報のアレンジが苦手
当然のことながら情報を正確に覚えているだけではアドリブに対応することはできません。文脈や聞き手のリアクションに応じて、情報をアレンジして話すことが求められます。たとえばビジネスシーンにおいて営業の方が顧客と商談する機会はよくありますが、決まった営業トークがすべての顧客に通用するわけではありません。
顧客の心を動かすためには基本的な流れは押さえつつも、顧客の悩みや要望をその場の雰囲気から汲み取り、臨機応変に話を展開していくことも必要です。アドリブが苦手な人は終始マニュアルどおりの営業トークや受け答えをしてしまう傾向があり、相手によって対応を変えるのが苦手です。
アドリブ力に関するよくある質問
突然の対応や予期しない質問に戸惑うことは、多くの人が抱える悩みです。ここでは、アドリブ力に関してよく寄せられる質問にお答えします。
Q. アドリブ力がある人の主な特徴は?
A. アドリブ力がある人は、まず思考の柔軟性が高く、その場の状況に合わせて考えを切り替えられます。また、知識や経験が豊富であることも大きな特徴です。多くの情報を持っているからこそ、その場に合った話題を選ぶことができます。
さらに、ポジティブな対応力も重要です。予想外のことが起きても前向きに受け止め、落ち着いて行動できる人は、自然とアドリブもうまく発揮できます。
Q. アドリブで話すコツは?
A. 最大のコツは「引き出しを増やす」ことです。日頃からニュースや身近な出来事に関心を持ち、話題のストックを増やしておくと安心して臨めます。そして、もう一つは「自信を持つこと」です。自分の意見を伝える姿勢を大切にすれば、多少言葉に詰まっても誠実さは伝わります。準備と意識の積み重ねで、自然と自信は育ちます。
Q. 面接でアドリブ力を発揮するための具体的な対策は?
A. まずは徹底した準備が基本です。志望動機や自己PRなど定番の質問にしっかり答えられるようにしておきましょう。そのうえで、想定外の質問にも備えることが大切です。たとえば「最近気になったニュースは?」など、よくある質問をいくつか想定して練習しておくと安心です。
さらに、メンタルを安定させることも忘れてはいけません。深呼吸やポジティブな自己暗示を取り入れれば、緊張しても落ち着いて対応できます。ビジネスパーソンとして働くなかで、アドリブが必要な場面は多いもの。アドリブが必要な場面でうまく対応できる人は周囲から高く評価されやすいでしょう。反対にアドリブが必要なときに機転が利かず話せなければマイナスの印象を与えかねません。
ご紹介したように、アドリブ力は事前準備や日頃のトレーニングで高められます。時事ネタや業界に関する情報を収集したり、ご自分の考えを発信したり意識的に取り組んでみましょう。
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